2021年7月1日放送の『プレバト才能ランキング』は「俳句・消しゴムはんこ」の査定でした。
今回の消しゴムはんこでは、前回「現状維持」になってしまったくっきーさんがリベンジに挑みます。
水彩画やスプレーアートでは浜ちゃんイジリをしまくっていたくっきーさんが消しゴムはんこで初のダーハマイジリをしました。
俳句では名人10段のフジモンさんが久しぶりに参戦!
永世名人に近づけるかが見どころでした。
俳句の査定ランキング
◆俳句のお題:「寝坊」
◆査定される人
- 風間トオル
- 渡辺満里奈
- 中村ゆりか
- 工藤美桜
- 塚田僚一(A.B.C-Z)
永世名人 梅沢富美男
名人10段 藤本敏史(FUJIWARA)
◆俳句の先生 夏井いつき先生
最下位5位(才能なし)「中村ゆりか」30点
しまったと
じわり汗ばむ
三尺寝
(学生の時に勉強とかで疲れてすごく眠たくなる。ハッと起きた時にジワ~っと汗をかく、という句)
◆夏井先生の添削後
うたた寝の
過ぎて汗ばむ
テスト前
うたた寝の
過ぎて汗ばむ
出番待ち
◆夏井先生の添削
「三尺寝」は夏の季語。これを勉強したことは褒めましょう。
ところが「汗」も季語。ここまで思いが至っていない。
「汗ばむ」はじわりなので、なくてもいい。
「三尺寝」と「汗」のどちらを残すか。
今日は勉強のこともあるので「汗ばむ」を残す。
最後はいろんなことができる。
これは自分で考えなさい。
4位(才能なし)「風間トオル」35点
夏の朝
あせって歯ブラシ
鼻の中
(俳句通りなんですけど、寝坊して歯ブラシをしていたら気づくと鼻の方に行っていた。実体験の句)
◆夏井先生の添削後
夏の朝
歯ブラシ鼻に
入りそう
◆夏井先生の添削
本人が面白がってるほど面白くないです。
こういうのを書きたいと思った時に書いてはいけないとも思わない。
一番ダメなのは「あせって」の部分。焦っているからこういう状況になる。
(添削後の読みあげが棒読みで浜ちゃんに指摘され)これ以上自分の脳みそを使いたくない。
3位(凡人)「渡辺満里奈」50点
吾子の首
息ひそめ見る
夏の朝
(子どもが学校に行くので早起きしないといけない。起こしに行った時、夏なので首元の汗で愛おしくなってもうちょっと寝かせてあげたい、という句)
◆夏井先生の添削後
学校の
朝ぞ寝る子の
汗の首
◆夏井先生の添削
これを字面で読んだ時に、我が子の首を息を潜めてじっと見つめるということは、病気で息づかいを必死で見守っていると読ませてしまう。
諸悪の根源は中七「息ひそめ見る」。
それほどの問題ではない。普通の学校の朝でしょ?
季語「汗」を使えば、「夏」が邪魔になる。
「夏」を消して「学校に行く朝」と書いた方が得。
2位(凡人)「塚田僚一(A.B.C-Z)」65点
七月や
意気込み遅し
ジム疲れ
(7月は肌の露出も多くなる。急にジムに通ったので疲れで寝坊してしまった、という句)
◆夏井先生の添削後
七月の
ジム意気込みの
空回り
◆夏井先生の添削
三段切れの問題はある。
俳句では調べが滞るので嫌われる。
「遅し」「疲れ」が説明臭い。
この説明臭さを消せると才能アリに定着できる。
(添削後)これがわかるようになったら、特待生が見えてくる。
1位(才能アリ)「工藤美桜」70点
担任からの
モーニングコール
夕の虹
(高校時代の話。小学4年からこの仕事をしている。担任の先生が20回くらいモーニングコールを掛けてくれた。うるさすぎてベットの下に投げて夕立が降ってまた晴れるまで気づかず寝ていた、という句)
◆夏井先生の添削後
添削なし
◆夏井先生の添削
俳句として見た時に字余りがかなりあるので、そういう難点はある。
その難点を補うぐらいのオリジナリティー、リアリティーがある。
上五中七で朝の光景を思い浮かべる。
最後の「夕の虹」で、どういう事情でどういう子でなぜ夕方まで起きられないのか。
ここでいろんな物語を想像し始める。
「夕の虹」なのでさっきまで激しい夕立が降っていたのではないか。
先生のモーニングコールより夕立の音で目が覚めたのかも。
最後の虹のおかげでこの生徒の未来が示唆されていく。そんな印象もある。
この句は下手に直すと持ち味がなくなる。
◆順位まとめ◆
1位(才能アリ)「工藤美桜」70点
2位(凡人)「塚田僚一(A.B.C-Z)」65点
3位(凡人)「渡辺満里奈」50点
4位(才能なし)「風間トオル」35点
最下位5位(才能なし)「中村ゆりか」30点
永世名人への道
永世名人への道【星1】「藤本敏史(FUJIWARA)」1ランク後退【星0】
昼寝覚
ひらがなだけの
置き手紙
(娘と昼寝してて娘が先に起きて僕を起こさずにひらがなだけで「ぱぱそとにあそびにいってくるよ」と書いた置手紙があった、という句)
◆夏井先生の添削後
昼寝覚
子のひらがなの
置き手紙
昼寝覚
子のクレヨンの
置き手紙
◆昇格試験のポイント
中七「だけ」の是非←もっと確かな情報を
この書き方で俳句としてはひとまず出来ている。
出来ているが「名人10段」と考えると、もうちょっとだけきちんとした情報を入れて欲しい。
「ひらがなだけ」というのは子どもの場合と、小学校行っただけのお年寄りの年代の場合もある。
フジモンさんがどう読まれてもいいとおっしゃったが、作者自身の表現したい物が根底にある
ここでごまかさないでしっかり登場人物を入れるべき。
2音あればはっきり言える。
(添削後)「クレヨン」にすると昼寝する前に何をして遊んでいたかが出てくる。
永世名人 富美男のお手本
◆50句までの現在の状況:34句(残り16句)
永らえて
短夜のなほ
持て余す
(私を詠みました。若い時は1日寝ていたこともある。いなの年になったらすぐ目が覚める。短い夏の夜でもすぐに目を覚めてしまう、という句)
◆夏井先生の添削後
逢いみての
短夜のなほ
持て余す
◆掲載の判定⇒ボツ!
【ボツの理由】知らないじいさんが作った句だと思った
一見しみじみと美しい句に見える。
この句の1番最後に日本中のどんな名前が入っても違和感がない。
梅沢富美男というのがどこにも入っておらず。
ただ長く生きているという情報だけが入っている。
「永らえて」だから日本中のじいさんに当てはまる。
5音あればできる。
(添削後)老いらくの恋もできる。
いろいろできるわけですよ、やらなきゃ!
◆50句までの現在の状況:34句(残り16句)
- 1月の成績:2勝1敗(掲載:1/7・1/28、ボツ:1/21)
- 2月の成績:1勝1敗(掲載:2/4、ボツ:2/11)
- 3月の成績:1勝1敗(掲載:3/4、ボツ:3/18)
- 4月の成績:1勝3敗(掲載:4/29、ボツ:4/8、4/15、4/22)
- 5月の成績:1勝2敗(掲載:5/20、ボツ:5/6、5/13)
- 6月の成績:2勝1敗(掲載:6/17・6/24、ボツ:6/10)
- 7月の成績:勝敗(ボツ:7/1)
消しゴムはんこの才能査定ランキング
◆査定される人
- 風間トオル
- 渡辺満里奈
- 賀喜遥香(乃木坂46)
- 工藤美桜
特待生級 くっきー!(野性爆弾)
◆消しゴムはんこの先生:田口奈津子先生
◆採点ポイント 30点満点
- 彫り方:10点
- 押すセンス:10点
- デザイン:10点
最下位4位(才能なし)「風間トオル」13点
◆作品タイトル「thank」
医療従事者の方々へ。
◆採点ポイント
彫り方:5点
押すセンス:5点
デザイン:3点
合計:13点
◆田口先生のお手本ありました。
◆田口先生の評価
飛行機と青空はわかるが、それ以外が何かわからない。
「thank」という文字を入れるアイデアはいいが抽象的で伝わらない。
送る相手がいるならちゃんと伝えないと意味がない。
3位(才能なし)「工藤美桜」15点
◆作品タイトル「夏の煌めき」
47歳の父へ。
◆採点ポイント
彫り方:7点
押すセンス:4点
デザイン:4点
合計:15点
◆田口先生のお手本ありました。
◆田口先生の評価
すごいカラフルなカブトムシ。
カブトムシを見つけた時の喜び・衝撃が伝わってくる。
残念なのは、綺麗に押せていない。
力の入れ方が雑。
2位(才能アリ)「DJ松永(Creepy Nuts)」26点
◆作品タイトル「DJ KOO@サマソニビーチステージ」
DJ KOOさんへ
◆採点ポイント
彫り方:10点
押すセンス:9点
デザイン:7点
合計:26点
◆田口先生のお手本ありました。
◆田口先生の評価
綺麗です。
海と空のハンコを分けて、観客と機材のハンコを分けているので、全体的に綺麗な印象。
色の境目が鮮明で遠近感がある。
しっかり観客だとわかる。
人の頭を掘っていて、握っている手の親指のラインがある。
すべてが穏やかな境界線が続いているので、熱気が伝わりづらい。
1位(才能アリ)「渡辺満里奈」27点
◆作品タイトル「乾杯」
森山良子さんへ。
◆採点ポイント
彫り方:9点
押すセンス:9点
デザイン:9点
合計:27点
◆お手本なし
◆田口先生の評価
全体的に綺麗な仕上がり。
雲の線と空の水色の重なりとかも間に白い隙間がない。
「イェーイ」というような雰囲気がビールの泡の動きから伝わってくるので、全体的に元気な印象。
◆順位まとめ◆
1位(才能アリ)「渡辺満里奈」27点
2位(才能アリ)「DJ松永(Creepy Nuts)」26点
3位(才能なし)「工藤美桜」15点
最下位4位(才能なし)「風間トオル」13点
名人・特待生昇格試験
特待生3級「くっきー!(野性爆弾)」1ランク昇格!⇒【特待生2級】
◆作品タイトル「湿毛」←「今までのイジリで最低やぞ!」と浜ちゃんの感想
浜田雅功さんへ。
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◆田口先生のお手本ありました。
◆田口先生の評価
【査定理由】隠された細やかな技
(一目見て苦笑い)これ…毛?
作品の強烈さがすごくある。
目が白目なのも面白い。
インパクト、違和感。これがたぶん多くの方に支持される理由。
指先の線の細さと二の腕の太さがだいぶ違う。
これが均一だと面白くない絵になってしまう。
細かい工夫をされているのが全体の面白さにもつながる。
立派なハンカーだと思います!
◆◇◆ ◆◇◆
いつも浜ちゃんが登場するくっきーさんの作品ですが、消しゴムはんこでの浜ちゃんイジリはありませんでした。
今回消しゴムはんこでは初の浜ちゃんイジリ作品です!
▽前回の消しゴムの回です▽
『プレバト!!』5月20日「俳句・消しゴムはんこ」北乃きいが両方に挑戦!ジュニア絶好調&ユースケの俳句 - 今日も暇です。