2022年11月10日放送の『プレバト才能ランキング』は「俳句・ストーンアート」の査定でした。
久しぶりにストーンアートの回です。
今回は水彩画の名人・特待生が集結してのランキングバトルになります。
特に、光宗さん、辻元さん、HGさんはどんなストーンアートを描きあげるのかとても楽しみです。
俳句の注目はあと2句で句集完成となる梅沢さんに注目です。
俳句の査定ランキング
◆俳句のお題：「ドライブスルー」
◆査定される人
- 勝俣州和
- 松嶋尚美
- 矢花黎（7 MEN 侍）
- RG（レイザーラモン）
永世名人 梅沢富美男
名人10段 藤本敏史（FUJIWARA）
名人10段 横尾渉（Kis-My-Ft2）
◆俳句の先生 夏井いつき先生
最下位4位（才能なし）「松嶋尚美」30点
初雪日
湯気たつ郷まで
道中宴
（寒くなってきてちらちら雪も降る。家族で温泉に行こうと途中でドライブスルーに寄って、車内でワイワイ言いながら目的地まで行く、という句）
◆夏井先生の添削後
初雪の
道中楽し
温泉へ
◆夏井先生の添削
（合計20音で道中で2音と勘違いした松島）
音の数え方すら分かってなかった。
（添削後）寒い日に温泉行くのは楽しい。直したって普通の句。
3位（才能なし）「勝俣州和」35点
冬の朝
我慢しきれず
はしご芋
（仕事へ向かう前にファストフード寄って、温かい感じとポテトのいい香りで車内で食べてしまって、次のファストフードに寄ってポテトを買ってしまう。はしごポテトをしてしまう、という句）
◆夏井先生の添削後
ドライブスルー
冬のポテトを
はしごして
◆夏井先生の添削
いろんな無理がいっぱいある。
中七「我慢しきれず」は完全に説明。
「はしご芋」は今世紀最大のあなたの工夫。
はしごとあれば、我慢しきれずにという意味が含まれるのでいらない説明の言葉に無駄な音数を費やしている。
「芋」は里芋。
ポテトならポテト。
（添削後）伝わったところで日記みたいですね。
2位（才能アリ）「矢花黎（7 MEN 侍）」70点
助手席で
ポテト抱える
息白し
（小さい頃から車がすごく好き。冬にドライブスルーに行った時、窓を開けてしゃべったり、受け取ったりすると、助手席ってすごい寒い。それでもどうしても助手席に乗りたい、という句）
◆夏井先生の添削後
助手席へ
渡すポテトや
息白し
◆夏井先生の添削
兼題写真の中に自分が入って、リアルな想像が出来ている。
作品として中に入って想像できるというのは、将来性がしっかりある。
「助手席で ポテト抱える」だと車の中にいて、お膝の上にポテトがあると思ってしまい。閉じられた空間にいるとここまでで思う。
季語「息白し」の本当の意味で生きてこない。
1位（才能アリ）「RG（レイザーラモン）」71点
星の入東風
今夜の恋を
くれた人
（細川たかしの「北酒場」の歌詞で今夜の恋の部分がある。店員のお姉さんに惚れちゃった。いろいろ季語を探していたら「星の入東風」があった、という句）
◆夏井先生の添削後
星の入東風よ
今夜の恋ひとつ
◆夏井先生の添削
中七下五が演歌っぽい。
ここの演歌臭をもうちょっと減らしてもらわないと、胸張って「私の句」って言いにくい。
人の作品を私の作品ですというたびに、あなたはその衣装を着て、その歌を歌ってちょっといただきましたと言い訳しないといけない。
俳句って言い訳するのは足腰が弱い。
（添削後）これぐらいしてくれたら怒らないが、久しぶりに1位をこんなに怒りたくなかったですよね。
◆順位まとめ◆
1位（才能アリ）「RG（レイザーラモン）」71点
2位（才能アリ）「矢花黎（7 MEN 侍）」70点
3位（才能なし）「勝俣州和」35点
最下位4位（才能なし）「松嶋尚美」30点
永世名人への道
永世名人への道【星3】「横尾渉（Kis-My-Ft2）」1ランク降格【星2】
冬の星
信号待ちの
ポテト2本
（車では運転手は食べれない。信号待ちの時しか食べられない。ポテト2本ぐらいしか食べれない、という句）
◆夏井先生の添削後
ポテト2本
信号待ちの
冬の星
◆昇格試験のポイント
季語「冬の星」を主役に立てる工夫の是非←語順のミス
「ポテト2本」と具体的に出してきているところが良い。
一番良いアイデア。
ポテト2本を食べる間の信号待ち。
その待ち時間ではフロントガラスの向こう側に冷たい冬の星を綺麗だなと眺める、というそういう時間でもある。
このアイデアはとても良い。
そうなると語順が逆。
永世名人への道【星4】「藤本敏史（FUJIWARA）」1ランク降格【星3】
時雨るるや
ジュニアシートで
待つポテト
（子どもが雨降ってて外に遊びに行けなくてガッカリしているところを、ドライブスルーでも行こうかというと、子どもはドライブスルーにすごいテンションがあがる、という句）
◆夏井先生の添削後
時雨また
ジュニアシートに
待つポテト
◆昇格試験のポイント
上五「時雨るるや」の効果の是非←ちょっと大げさ
「ジュニアシート」である程度年齢が分かる。
気になる点が2つ。
1つは「ジュニアシートで」の「で」。
「で」の後は動的な動詞。
「に」であれば、静的な動詞。
もう1つは「時雨るるや」の詠嘆の「や」が大げさ。
永世名人 梅沢富美男のお手本
◆50句までの現在の状況：48句（残り2句）
小さき手の
ピクルスつまみ出す
小春
（長女のことを思い出した。小さいピクルスをつまみ出して、パパ嫌いあげるって私にくれる。ぱっと食べてやるのが面白くて、それをよくややったのを思い出した、という句）
◆夏井先生の添削後
ピクルスはパパに
小春のハンバーガー
◆掲載の判定⇒ボツ！
【ボツの理由】もっとやれるのにつまらん所つついてる
「小さき手」と「つまみ」で情報が重なっている。
どうしても書きたいなら「小さい指でつまむ」。
エピソードを聞いたらとても良い。可愛らしい。
なんでそっちを書かないんだろう。
父と子の光景は簡単に書ける。
◆50句までの現在の状況：48句（残り2句）
【2021年】
- 1月の成績：2勝1敗（掲載：1/7・1/28、ボツ：1/21）
- 2月の成績：1勝1敗（掲載：2/4、ボツ：2/11）
- 3月の成績：1勝1敗（掲載：3/4、ボツ：3/18）
- 4月の成績：1勝3敗（掲載：4/29、ボツ：4/8、4/15、4/22）
- 5月の成績：1勝2敗（掲載：5/20、ボツ：5/6、5/13）
- 6月の成績：2勝1敗（掲載：6/17・6/24、ボツ：6/10）
- 7月の成績：2勝1敗（掲載：7/8・7/15、ボツ：7/1）
- 8月の成績：1勝3敗（掲載：8/19、ボツ：8/5、8/12、8/26）
- 10月の成績：0勝1敗（ボツ：10/28）
- 11月の成績：2勝1敗（掲載：11/4・11/18、ボツ：11/25）
- 12月の成績：1勝2敗（掲載：12/9、ボツ：12/2、12/16）
【2022年】
- 1月の成績：1勝0敗（掲載：1/6）
- 3月の成績：1勝1敗（掲載：3/24、ボツ：3/3）
- 4月の成績：1勝2敗（掲載：4/21、ボツ：4/14、4/28）
- 5月の成績：1勝3敗（掲載：5/4、ボツ：5/12、5/19、5/26）
- 6月の成績：1勝2敗（掲載：6/16、ボツ：6/2、6/9）
- 10月の成績：2勝0敗（掲載：10/6・10/27）
- 11月の成績：0勝2敗（ボツ：11/3、11/10）
◆◇◆ ◆◇◆
梅沢の句を夏井先生が手直しされましたが、これの情景が目に浮かんでなぜかグッときました。
親は大事にしなきゃな。
ストーンアートの才能査定ランキング
◆査定される人
- 光宗薫
- 辻元舞
- 中村嶺亜（7 MEN 侍）
- HG（レイザーラモン）
- こがけん
◆ストーンアートの先生：栗屋近先生（ストーンアーティスト）
◆採点ポイント 30点満点
- アイデア：10点
- 描写力：10点
- 石選び：10点
最下位5位（才能なし）「中村嶺亜（7 MEN 侍）」24点
◆作品タイトル「絶対王者」
◆採点ポイント
- アイデア：7点
- 描写力：10点
- 石選び：7点
- 合計：24点
◆栗屋先生のお手本ありました。
◆栗屋先生の評価
緻密さに驚いた。
鱗の細かい描写も立体的。
恐竜を見せたいがために、周りを飛ばした（絵の周囲を黒く塗りつぶした）。
ストーンアートは石の形を活かすのが面白さであって、平べったい石をキャンバスに使うと紙とそんなに差がない。
石は立体なので、全体を使うと楽しい作品になる。
4位（才能アリ）「HG（レイザーラモン）」27点
◆作品タイトル「HU（ハードウサギ）」
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◆採点ポイント
- アイデア：10点
- 描写力：10点
- 石選び：7点
- 合計：27点
◆栗屋先生のお手本ありました。
◆栗屋先生の評価
どこを見ても楽しい。
どこから見ても表情が変わったりして楽しい。
足の肉球部分に自分のキャラクターをはめ込んだり。
手に持ってこそ分かる楽しさ。
帽子も石の形に合わせて突起の部分に持ってきている。
毛の際に毛羽だった感じを描かれている。これは素晴らしい！
動物の形は基本的に丸いので、丸い石がセオリー。
3位（才能アリ）「こがけん」28点
◆作品タイトル「オイスターと老いた七輪」
◆採点ポイント
- アイデア：10点
- 描写力：10点
- 石選び：8点
- 合計：28点
◆栗屋先生のお手本ありました。
◆栗屋先生の評価
ずば抜けて面白い。
七輪に釘付けになった。
石の形を上手く活かして、1つの味わいを出している。
牡蠣の形は形そのものが素晴らしい。
牡蠣の裏は結構手間がかかる。
惜しいのは七輪の石がきっちり立ってくれたら申し分ない！
2位（才能アリ）「辻元舞」29点⇒特待生昇格！
◆作品タイトル「ボリュームバーガー」
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◆採点ポイント
- アイデア：10点
- 描写力：10点
- 石選び：9点
- 合計：29点
◆お手本なし
◆栗屋先生の評価
食材の質感が素晴らしい。
パテがジューシーな感じが伝わる。
チーズがトロッと溶けた部分にハイライトが描かれているが、これが立体感を強調している。
トマトの断面のみずみずしさがスゴくよく描けている。
子どもだったらかぶりついているんじゃないかな。
素晴らしい！
特待生でいいですね！
◆辻元さんは8部門目の特待生です。確か全部一発特待生ですよね？
1位（才能アリ）「光宗薫」30点⇒特待生昇格！
◆作品タイトル「イシゼミ」
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◆採点ポイント
- アイデア：10点
- 描写力：10点
- 石選び：10点
- 合計：30点
◆お手本なし
◆栗屋先生の評価
これは秀逸！
こんな石よう見つけたなというのがあって、この人に石が拾われるのを待っていた。
描写力は本当に達者な方。
360℃どこを見てもちゃんと描き込まれている。
目の位置がほぼ対称になっていて、いい味出してますよね。
目がちょうど丸くなっている。
そこにハイライトをいれているが、全然違和感がない。
羽もあるべきところに描かれている。
◆順位まとめ◆
1位（才能アリ）「光宗薫」30点⇒特待生昇格！
2位（才能アリ）「辻元舞」29点⇒特待生昇格！
3位（才能アリ）「こがけん」28点
4位（才能アリ）「HG（レイザーラモン）」27点
最下位5位（才能なし）「中村嶺亜（7 MEN 侍）」24点
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