2023年7月13日放送の『プレバト才能ランキング』は「俳句・消しゴムはんこ」の査定でした。
消しゴムはんこでまたまた特待生が出ました。
田中道子さんが特待生でまたもや素晴らしい作品を描かれてました。
俳句では高学歴タレント集結という感じで予告がありましたね。
その中で抜きんでたのは誰なのか。
名人・特待生では、フジモンさん、志らくさん、本上まなみさんがみんないい俳句を詠まれてました。
本上さんはさすがです。
俳句の査定ランキング
◆俳句のお題:「パフェ」
◆査定される人
- かたせ梨乃
- 辰巳琢郎
- 結城モエ
- 西村真二(コットン)
永世名人 藤本敏史(FUJIWARA)
名人6段 立川志らく
特待生5級 本上まなみ
◆俳句の先生 夏井いつき先生
最下位4位(才能なし)「西村真二(コットン)」37点
兄とパフェ
桜桃懸けた
匙の殺陣
(小さい頃に家族でファミレスに行き、兄と大きいパフェをシェアした。頂上にさくらんぼがあり、取り合っている、という句)
◆夏井先生の添削後
兄の匙と
戦うパフェの
さくらんぼ
◆夏井先生の添削
これは本人が思っているほど面白くない句。
いろいろ大げさ。
素材はいいから普通に書けばいい。
出直しましょう!
3位(凡人)「辰巳琢郎」68点
白雨くる
パフェのはしごの
初デート
(パフェを食べた後に町を歩こうと思ったら雨が降ってきた。じゃあもう1軒行こう。昔を思い出しながら詠んだ句)
◆夏井先生の添削後
白雨くる来る
二店目の
恋のパフェ
◆夏井先生の添削
伝えたいことは読み手に伝わる。
「白雨」「はしご」「初デート」とハの韻を踏んでいるのも工夫している。
ただ「初デート」はおじさんたちがよく使う。
才能アリにはこうする。
元々基礎があるので、ここから上手く行けばトントン行くかもしれない。
2位(才能アリ)「かたせ梨乃」70点
夏帽子
Wi-Fiのある
町屋カフェ
(京都観光をでちょっと涼みたいと町屋カフェに入り、抹茶パフェを頼んでフリーWi-Fi繋いで、「次どこ行こうかな」と探している、という句)
◆夏井先生の添削後
夏帽子ぬぎ
Wi-Fiの
町屋カフェ
◆夏井先生の添削
「Wi-Fi」と「町屋カフェ」で私も京都を思い浮かべた。
言葉の対比もいい。
Wi-Fiを繋ぎながら、夏帽子をかぶっている自分が町屋カフェを探しているんだと読んだ。
すでに中にいるのであれば、1ヵ所変えるといい。
確実に押さえているので楽しみになってきた。
1位(才能アリ)「結城モエ」72点
結い髪の
従姉はパルフェ
風涼し
(地元の福岡から従姉が遊びに来た。港の見える店を見つけて「やっとパフェ食べられた」と髪を揺らしながら涼しげに食べる姿が愛おしい、という句)
◆夏井先生の添削後
添削なし
◆夏井先生の添削
風の通る窓辺の席・テラス席だと浮かんでくる。
「結い髪」「従姉」で人物、関係性も見える。
カメラワークがこなれていて、よく勉強している。
「従姉は」の「は」の助詞を丁寧に使っている。
お上手!
◆順位まとめ◆
1位(才能アリ)「結城モエ」72点
2位(才能アリ)「かたせ梨乃」70点
3位(凡人)「辰巳琢郎」68点
最下位4位(才能なし)「西村真二(コットン)」37点
名人・特待生昇格試験
特待生5級「本上まなみ」1ランク昇格⇒【特待生4級】
パフェ二塔
はさむ二人の
夏終わる
(中3で初デートをした。無言のままパフェを挟んで、緊張しすぎて味がわからない、という句)
◆夏井先生の添削後
添削なし
◆昇格試験のポイント
「パフェ二塔」と表現した比喩の是非←心情も表現できている
「パフェ二塔」という言い方は本当に大げさ。
たかがパフェを2つの塔だという楽しい比喩とも言える。
どう打ち解けていいかわからない、という心情も映像と共に表現しようと、「二塔」と「二人」をわざと持ってきている。
「終わる」で大げさな塔に阻まれて、何も進展しなかった若い頃の恋。
こういうことを企めるのがこの方の詩人の心だとあらためて思った。
◆◇◆ ◆◇◆
本上さんって確か短歌をされてたんですよね?
さすがに詩的な俳句でいいですよね。
ちゃんと17音に収められているのもいいと思います。
名人6段「立川志らく」1ランク昇格⇒【名人7段】
桃のパフェに溺れ
死海の謎解き
(大きな桃が入ってるパフェ。それを一生懸命に食べてる姿が死海の謎解きをしてる人と同じように見えた、という句)
◆夏井先生の添削後
添削なし
◆昇格試験のポイント
前半と後半の対句表現を使った効果の是非←余韻の作り方が面白い
よくこんな取り合わせを思いついた。
こういうのが志らくさんの表現者たるところだとあらためて思った。
この句は全体が対句表現。
こういうたくらみができて、大げさだけど失敗しない。
これが名人の力。
永世名人 フジモンのお手本
◆50句までの現在の状況:24句(残り26句)
パフェグラス
底まで至る匙
盛夏
(パフェを食べるためだけの長いスプーン。あれが昔から特別な感じがした。夏の暑い日に喫茶店でパフェを食べてる、という句)
◆夏井先生の添削後
添削なし
◆掲載の判定⇒掲載決定!
【掲載決定の理由】よく考えたバランスの取り方
面白い視点。
グラスの底に匙をしずめていく。
食べたことがある人はみんな共感する。
「まで至る」はとても大げさな表現。
今日大げさな表現がいっぱい出てくるが、スプーンを入れて何が出てくるかなというのを表現している。
最後「盛夏」でどっしりと置く。
言葉の質量が釣り合っているから違和感がない。
これはよく考えたいい句。
◆50句までの現在の状況:25句(残り25句)
【2023年】
- 6月の成績:1勝0敗(掲載:6/8)
- 7月の成績:1勝0敗(掲載:7/13)
消しゴムはんこの才能査定ランキング
◆査定される人
- 小倉優子
- 金村美玖(日向坂46)
- 結城モエ
- きょん(コットン)
特待生5級 田中道子
◆消しゴムはんこの先生:田口奈津子先生
◆採点ポイント 30点満点
- 彫り方:10点
- 押し方:10点
- デザイン:10点
最下位4位(才能なし)「結城モエ」10点
◆作品タイトル「私が生まれた日」
母へ
◆採点ポイント
- 彫り方:4点
- 押し方:3点
- デザイン:3点
- 合計:10点
◆田口先生のお手本ありました。
◆田口先生の評価
- ×:うーん…。この葉っぱはどういう状況なのかイマイチわからない。窓枠に葉っぱが重なって、中なのか外なのかわからない。葉っぱの大きさも赤ちゃんと一緒なので違和感を感じる。
3位(才能なし)「小倉優子」14点
◆作品タイトル「Let's enjoy!This summer」
三人の息子へ
◆採点ポイント
- 彫り方:6点
- 押し方:3点
- デザイン:5点
- 合計:14点
◆田口先生のお手本ありました。
◆田口先生の評価
- 〇:いろんな色があって面白い。
- ×:スイカの赤い実の部分と緑の皮の部分が綺麗に押せてない。
2位(凡人)「きょん(コットン)」22点
◆作品タイトル「夏の必須アイテム」
全国のギャルへ。
◆採点ポイント
- 彫り方:8点
- 押し方:8点
- デザイン:6点
- 合計:22点
◆田口先生のお手本ありました。
◆田口先生の評価
- 〇:すごく夏らしい作品。
- ×:フラミンゴが1色しかのっていないので、立体感がない。水の面積が少ないため、海なのかプールなのかわからない。
1位(才能アリ)「金村美玖(日向坂46)」30点⇒特待生昇格!
◆作品タイトル「トゥースな夏になりそうだ!」
オードリーへ。
◆採点ポイント
- 彫り方:10点
- 押し方:10点
- デザイン:10点
- 合計:30点
◆田口先生のお手本ありました。
◆田口先生の評価
オードリーさんですか?
色の選び方がいい。
すごく濃い色で青・オレンジを濃く押していて、力強い作品。
似顔絵が上手!
特待生でいいと思う。
◆順位まとめ◆
1位(才能アリ)「金村美玖(日向坂46)」30点⇒特待生昇格!
2位(凡人)「きょん(コットン)」22点
3位(才能なし)「小倉優子」14点
最下位4位(才能なし)「結城モエ」10点
名人・特待生昇格試験
特待生5級「田中道子」2ランク昇格!⇒【特待生3級】
◆作品タイトル「君と見た夏」
◆お手本なし。
◆田口先生の評価
【査定理由】隠れた工夫がセンス抜群
完成度が高い。
非常に見ごたえがある作品。
水面があることで明るさ・華やかさがあり光を感じる。
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