2024年2月29日放送の『プレバト才能ランキング』は「俳句・スクラッチアート」の査定でした。
俳句コーナーのオープニングで湘南乃海関が「回転寿司は150皿いける」と聞いて声が出ました(笑)。
さすがお相撲さん！
でも1回で1皿110円～120円のものだとしても18,000円前後かかるわけですから、誰かに連れて行ってもらわないと厳しそう。
スクラッチアートは2回目です。
俳句の査定ランキング
◆俳句のお題：「回転寿司」
◆査定される人
- 若元春港
- 島津海空
- 湘南乃海桃太郎
- 御嶽海久司
- 一山本大生
特別永世名人 梅沢富美男
永世名人 千原ジュニア
◆俳句の先生 夏井いつき先生
最下位5位（才能ナシ）「若元春」30点
桜鯛
皿取り思う
宇良ピンク
（桜鯛は薄桃がかっている。それが宇良関の締め込みとそっくり、という句）
◆夏井先生の添削後
桜鯛
宇良の回しの
ような色
◆夏井先生の添削
中七「皿取り思う」が問題。
思うことを書くので「思う」はいらない。
季語「桜鯛」は春になると婚姻色になる。桜鯛の全体が見えて季語。
それが皿になることで損をする。
回しを入れる。
（添削後）まずは伝えることが大事！
4位（凡人）「一山本」40点
ナマモノが
苦手な僕は
浅利汁
（ナマモノが食べられないので回転寿司に行くとサイドメニューを食べる。浅利汁が多い、という句）
◆夏井先生の添削後
ナマモノが
苦手
浅利汁は熱々
◆夏井先生の添削
俳句は自分のことを書くのが基本なので「僕は」はいらない。
（添削後）こうやったら一気に才能アリ！
3位（凡人）「島津海」45点
鯛掲げ
春場所終えし
夢をみる
（回転寿司でも見る鯛は相撲界では鯛は掲げる。それを春場所で掲げたい、という句）
◆夏井先生の添削後
場所終えて
掲ぐる鯛や
春の夢
◆夏井先生の添削
力士らしい発想。
季語は「春場所」だが、全ては夢という展開だと季語としての力が落ちる。
「夢」は見るものだから「みる」はいらない。
2位（才能アリ）「御嶽海」70点
赤貝や
父のアガリの
緑濃し
（昨年父が亡くなった。父とよく回転寿司に行っていて、親父は貝が好きでアガリを飲んでいる。それを思い出した、という句）
◆夏井先生の添削後
添削なし
◆夏井先生の添削
これはよく考えた句。
季語「赤貝」と詠嘆の「や」でなんと美味しい赤貝。
お父さんの好物に違いない。
「アガリの緑濃し」で香りも上がってくる。
「赤貝」と「アガリ」の韻、「赤」と「緑」の色彩のさりげない対比。
相当俳句やってる。
1位（才能アリ）「湘南乃海」71点
春場所前夜
鯛の握りを
十五皿
（春場所前にげん担ぎで鯛は縁起がいい。15皿というのは相撲は15日間とる。自分は15勝したいという気持ち。お題が回転寿司なので15貫よりも15皿、という句）
◆夏井先生の添削後
添削なし
◆夏井先生の添削
「春場所前夜」は上五の字余りになるが「前夜」が大事。
春場所への意気込みとげん担ぎ。
「十五」もニクイ。
見事です！
（御嶽海関との1点差について）回転寿司という配慮が「皿」。
15貫だと高級なイメージだが、皿にすることで今回のテーマをきっちり入れている。
ここに差をつけた。
◆順位まとめ◆
1位（才能アリ）「湘南乃海」71点
2位（才能アリ）「御嶽海」70点
3位（凡人）「島津海」45点
4位（凡人）「一山本」40点
最下位5位（才能ナシ）「若元春」30点
永世名人 千原ジュニアのお手本
◆50句までの現在の状況：31句（残り19句）
回転寿司
小さき手小さき春を
取る
（子どもとしょっちゅう行くが、器用に皿を取るようになった。皿の上に春があって、こいつも成長しているな、という句）
◆夏井先生の添削後
添削なし
◆掲載の判定⇒掲載決定！
【掲載決定の理由】具体的に書かない決断が成功！
「回転寿司」という言葉はとても経済効率のいい言葉。
ただこれを入れると残りの音数で何ができるかが難しい。
「小さき春」を入れる。読み手はなんだろう？
桜鯛、さわら、浅利、赤貝など。
さすがだなと思った。
◆50句までの現在の状況：32句（残り18句）
【2023年】
- 3月の成績：0勝1敗（ボツ：3/23）
- 4月の成績：0勝1敗（ボツ：4/23）
- 5月の成績：0勝1敗（ボツ：5/18）
- 6月の成績：1勝0敗（掲載：6/1）
- 7月の成績：1勝1敗（掲載：7/6、ボツ：7/20）
- 8月の成績：2勝0敗（掲載：8/17、8/24）
- 10月の成績：1勝0敗（掲載：10/19）
- 12月の成績：2勝0敗（掲載：12/7、12/21）
【2024年】
- 1月の成績：1勝0敗（掲載：1/18）
- 2月の成績：1勝0敗（掲載：2/29）
永世名人 梅沢富美男のお手本
◆50句までの現在の状況：48句（残り2句）
海の陽を
たたえて碧し
海苔の艶
（軍艦をイメージ。表の海苔の艶を見た時に海の光がついた色がするなと思った、という句）
◆夏井先生の添削後
海の陽の香や
軍艦の
海苔の艶
◆掲載の判定⇒ガッカリ！
【ボツの理由】具体的じゃなくて失敗
季語は「海苔」。
艶だと海苔のどの場面を描いているのかわからない。
収穫なのか、乾かしているのか、食べようとしているのか。
「たたえて」もいらないし、「碧」もいらない。
軍艦なら軍艦と書くしかない。
（添削後）これぐらいやってくださいよ！
スクラッチアートの才能査定ランキング
◆査定される人
- 田山涼成
- 安藤美姫
- 花田優一
- 金村美玖（日向坂46）
- もう中学生
◆スクラッチアーティストの先生：アカダチアキ（スクラッチアーティスト）
◆採点ポイント 30点満点
- 削り方：10点
- デザイン：10点
- 下地の生かし方：10点
最下位5位（才能なし）「花田優一」12点
◆作品タイトル「未練」
◆採点ポイント
- 削り方：7点
- デザイン：2点
- 下地の生かし方：3点
- 合計：12点
◆お手本なし
◆アカダ先生の評価
- ×：難しい。これをパッと出された時にみんな「ん？」となる。作品のメッセージがわからない。未練にも見えない。明るさがないと黒が映えない。
4位（才能アリ）「田山涼成」15点
◆作品タイトル「夕日にマンハッタン in NEWYORK」
◆採点ポイント
- 削り方：6点
- デザイン：2点
- 下地の生かし方：7点
- 合計：15点
◆お手本あり
◆アカダ先生の評価
- 〇：表現としてはなるほど思った。
- ×：夕日が海にめり込んでいる。海の中にビルが存在している。世界がひっくり返った後みたいな。遠近感は難しい。
3位（才能アリ）「もう中学生」25点
◆作品タイトル「夢あれこれ」
◆採点ポイント
- 削り方：9点
- デザイン：8点
- 下地の生かし方：8点
- 合計：25点
◆お手本あり
◆アカダ先生の評価
- 〇：削り方はすごく丁寧。下地の色と黒のメリハリがいい。
- ×：枕に目がいっちゃう。面の表現がもう少し増えるといい。
2位（才能アリ）「安藤美姫」27点
◆作品タイトル「Himawari」
「Himawari」#安藤美姫 さんが #スクラッチアート 才能アリ2位！🎉
— 「プレバト!!」毎週木曜よる７時【公式】 (@prbt_official) 2024年3月3日
出てきた色で描くモチーフを変えたり、思いついた技法を使うアドリブ力に才能を感じずにはいられません！👀#プレバト #MBS #TBS pic.twitter.com/fAlPXoTsNd
◆採点ポイント
- 削り方：10点
- デザイン：7点
- 下地の生かし方：10点
- 合計：27点
◆お手本なし
◆アカダ先生の評価
- 〇：緑かもしれないという部分に葉っぱをつけててファインプレー。葉脈部分もザクザク削りだからリアル。
- ×：ひまわりっぽくない。
1位（才能アリ）「金村美玖（日向坂46）」30点⇒特待生昇格！
◆作品タイトル「記憶の彩り」
◆採点ポイント
- 削り方：10点
- デザイン：10点
- 下地の生かし方：10点
- 合計：30点
◆お手本なし
◆アカダ先生の評価
- 〇：モチーフがめちゃめちゃ合ってる。ステンドグラスはスクラッチアートと相性が抜群。物語性があるのが一番いい。
◆順位まとめ◆
1位（才能アリ）「金村美玖（日向坂46）」30点⇒特待生昇格！
2位（才能アリ）「安藤美姫」27点
3位（才能アリ）「もう中学生」25点
4位（才能アリ）「田山涼成」15点
最下位5位（才能なし）「花田優一」12点
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