2024年2月8日放送の『プレバト才能ランキング』は「俳句・消しゴムはんこ」の査定でした。
今回は非常にレアな回でした。
俳句査定でなんと才能アリが1人もいないという。
黄色ばかりでした。
また消しゴムはんこではジュニアさんが名人10段になりました。
俳句の査定ランキング
◆俳句のお題:「焼肉」
◆査定される人
- 渡辺満里奈
- 市川紗椰
- 笠原秀幸
- 棚橋弘至
- 水田信二(和牛)
特別永世名人 梅沢富美男
永世名人 村上健志(フルーツポンチ)
◆俳句の先生 夏井いつき先生
最下位5位(才能なし)「棚橋弘至」25点
焼肉で
筋肉付けて
春肥大
(冬は脂肪が増える。春になって暖かくなると体脂肪も落ちて筋繊維が見えて、筋肉が映えてくる、という句)
◆夏井先生の添削後
筋肉の
映える春なり
肉を食う
◆夏井先生の添削
全体が散文。
俳句っぽい音数に切り込んだだけ。
4位(凡人)「水田信二(和牛)」40点
先輩を
いや肉待ち詫びる
二月の夜
(若手の時に先輩に焼肉に連れていってもらうのは嬉しいこと。先輩来ないとお店に入るのも失礼。早く入りたいけど外で待ってる。とにかく早く肉を食べたい、という句)
◆夏井先生の添削後
焼肉屋の
前に先輩待つ
余寒
◆夏井先生の添削
君だったのか。
期待した私がバカだった。
問題はパッと見た時に焼肉店の前だとわからない。
先輩が肉を持って自分の家に来てくれるとも読める。
3位(凡人)「市川紗椰」45点
目を背く
燃えるパプリカ
彼我の春
(焼肉には絶対野菜がついてくる。燃え始めて焦げだすけど見て見ぬフリしてしまう気持ちを彼との距離感に重ねた、という句)
◆夏井先生の添削後
彼と吾と
網にパプリカ
焦がす春
◆夏井先生の添削
材料が多すぎる。
俳句って17音しかない。
言葉の優先順位を自分でつけてみる。
季語が主役なので優先順位は1。
思い入れのありそうなパプリカを優先順位を2。
彼も外しにくいので3。
これを念頭に添削。
2位(凡人)「笠原秀幸」55点
ハラミ食む
君の笑顔や
春の恋
(初デートで一番覚えているのは妻の笑顔。ちょうど春の時だった、という句)
◆夏井先生の添削後
ハラミ食む
君と春待つ
恋ひとつ
◆夏井先生の添削
「君」は詩歌の世界では恋愛の対象。
怒ってる時は表情を書く必要はあるが、ハラミも食べてるし、笑顔に違いない。
「や」も無駄な詠嘆。
1位(凡人)「渡辺満里奈」57点
タン塩を
頬張る視線
春愁の吾子
(子どもが小さい頃から外食は焼肉。今思春期で会話も少なくなってきた。タン塩を頬張る子どもっぽさはあるが視線はいつも下で何も言わない、という句)
◆夏井先生の添削後
タン塩を
頬張る
春愁の吾子よ
◆夏井先生の添削
音数が溢れすぎている。
優先順位を付ける。
季語「春愁」は1。
次は自分と子どもの人間関係で「吾子」。
3番目は「タン塩」。
(添削後)こうすれば才能アリ。
◆順位まとめ◆
1位(凡人)「渡辺満里奈」57点
2位(凡人)「笠原秀幸」55点
3位(凡人)「市川紗椰」45点
4位(凡人)「水田信二(和牛)」40点
最下位5位(才能なし)「棚橋弘至」25点
◆◇◆ ◆◇◆
番組始まって以来の「才能アリ」がなかった回!
見たことないですよね。
凡人が1位なんて。
ちゃんと評価されていることがあらためてわかりました。
和牛の水田さんとフルポン村上さんのやり取りで、ギャーギャーツッコむ水田さんに「うるさい解散するくせに」と言い放った村上さん。
和牛本当に解散するんだなという実感が湧きました。
悲しい。
永世名人 フルポン村上のお手本
◆50句までの現在の状況:33句(残り17句)
スッカラの
窪みは浅し
春の宵
(スッカラは焼肉屋でスープを頼んだら出てくるスプーン。季語「春の宵」は情緒的な意味があり、その時間帯とスプーンは相性が良い、という句)
◆夏井先生の添削後
添削なし
◆掲載の判定⇒掲載決定!
【掲載決定の理由】⇒これぞポンチ君の視点!
焼肉の写真からこういう物を引っ張りだしてくる。
これは俳句を作るうえでとても大事。
さらに寄ってスプーンだけがアップに。
これぞまさにポンチ君。
「春の宵」は良い効果を持っている。
スッカラですくったスープに春の宵の陰影が映るかのような時間を、この物によって季語を表現。
ポンチ君のやろうとしていることは成功。
◆50句までの現在の状況:34句(残り16句)
【2023年】
- 3月の成績:0勝1敗(ボツ:3/23)
- 4月の成績:0勝1敗(ボツ:4/23)
- 5月の成績:1勝1敗(掲載:5/25、ボツ:5/18)
- 6月の成績:1勝0敗(掲載:6/29)
- 8月の成績:1勝0敗(掲載:8/10)
- 9月の成績:1勝0敗(掲載:9/21)
- 11月の成績:1勝1敗(掲載:11/2、ボツ:11/30)
- 12月の成績:0勝1敗(ボツ:12/14)
【2024年】
- 2月の成績:勝敗(掲載:2/8)
特別永世名人 梅沢富美男の締めのお手本
春愁の
一人焼肉
持て余す
(妻も娘もいない。ウチに誰もいない。訳は言えないのでウチの家庭に口を出さないでください。いつも行ってる焼肉屋に入り、一人焼肉やってみようかなと思って入ったら、あまりにも寂しい。お肉も料理も持て余し、ツライな、という句)
◆夏井先生の添削後
春愁と
一人焼肉
持て余す
◆「締め」に相応しくない
【相応しくないの理由】⇒説明臭い!
一読した時に一人で焼肉を食べて食べきれなくて持て余したことに春の愁いを抱く。
ほとんどの人はそのように読む。
因果関係が一句の中に生まれる。
それがとてももったいない。
季語「春愁」と中七・下五を切り離してくれれば、なかなか良い句になる。
消しゴムはんこの才能査定ランキング
◆査定される人
- 筧利夫
- 北原里英
- 棚橋弘至
- 亘健太郎(フルーツポンチ)
名人9段 千原ジュニア
◆消しゴムはんこの先生:田口奈津子先生
◆採点ポイント 30点満点
- 彫り方:10点
- 押し方:10点
- デザイン:10点
最下位4位(才能なし)「北原里英」15点
◆作品タイトル「雪の中で家族になった日」
◆採点ポイント
- 彫り方:7点
- 押し方:5点
- デザイン:3点
- 合計:15点
◆田口先生のお手本ありました。
◆田口先生の評価
- 〇:色をいっぱい使っている。楽しんで押してくださった。
- ×:いまいちシチュエーションが分かりづらい。お葬式と想像した。十字架がすごく大きく、ウエディングベールがない。ドレスの広がりもなく、俯いている。いろんな偶然が重なってお葬式に見える。
3位(凡人)「棚橋弘至」17点
◆作品タイトル「風邪対策」
岐阜県に住む両親へ
◆採点ポイント
- 彫り方:7点
- 押し方:7点
- デザイン:3点
- 合計:17点
◆田口先生のお手本ありました。
◆田口先生の評価
- 〇:すごいゴツゴツしている。筋肉がすごい。
- ×:お家では服は着ない?なんでコタツに入ってる?寒いんですよね?(裸の意味を伝えると)納得。試合で負けてしょんぼりしているようにも捉えられる。
2位(才能アリ)「亘健太郎(フルーツポンチ)」28点
◆作品タイトル「上手に滑れるようになりました」
自衛隊の先輩へ
◆採点ポイント
- 彫り方:10点
- 押し方:10点
- デザイン:8点
- 合計:28点
◆田口先生のお手本ありました。
◆田口先生の評価
- 〇:すごい上手。服と皺を分けて押しているが、こういう表現をした方って今までいないかも。
- ×:人物は素晴らしいが、背景にこだわって作って欲しかった。ダイナミック、遠近感に繋がる。
1位(才能アリ)「筧利夫」29点
◆作品タイトル「雪見燗」
柳葉敏郎へ
◆採点ポイント
- 彫り方:9点
- 押し方:10点
- デザイン:10点
- 合計:29点
◆お手本なし
◆田口先生の評価
ドラマを感じる。音が聞こえる。素晴らしい。徳利とおちょこの質感が良い。
◆順位まとめ◆
1位(才能アリ)「筧利夫」29点
2位(才能アリ)「亘健太郎(フルーツポンチ)」28点
3位(凡人)「棚橋弘至」17点
最下位4位(才能なし)「北原里英」15点
名人・特待生昇格試験
名人9段「千原ジュニア1ランク昇格!⇒【名人10段】
◆作品タイトル「SEIJI」
兄・千原せいじへ
◆田口先生のお手本ありました。
◆田口先生の評価
アンディ・ウォーホルのオマージュだと思うが、消しゴムはんこの特性を生かした最上級。
これ欲しいです。飾りたいです。
でもこれ毎日見るのかぁ(笑)。
はんこを1回彫って押して、面白い色の組み合わせでそれがまた1つの作品になる。面白い。
▽
次回から消しゴムはんこ界を背負えるような高みに挑戦!
◆◇◆ ◆◇◆
ジュニアさんの作品は見た瞬間から10段昇格を確信しました。
素晴らしかったです。
ウォーホル風って考えつきそうなのに今まで出て来なかったですもんね。
まさに消しゴムはんこの特性を生かした名作じゃないでしょうか。
実物見たいな。
これ、せいじさんだからあまり興味がないですが(失礼w)、浜ちゃんのだったら欲しい!
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