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『プレバト!!』4月4日「俳句・水彩画」中村嶺亜が飛び級昇格!関口アナンが特待生の水彩画 俳句はヒデと村山輝星が活躍

2024年4月4日放送の『プレバト才能ランキング』は「俳句・水彩画」でした。

 

今回の水彩画では中村嶺亜さんが2ランク昇格し、関口アナンが一発で特待生になりました。

 

水彩画も頑張った村山輝星さんは俳句で大活躍。
特待生昇格も完全に視野に入ってきました。
ペナルティ・ヒデさんの俳句がよかったです。

 

俳句の査定ランキング

 

◆俳句のお題:「スニーカー」

 

◆査定される人

  • 川﨑麻世
  • 村山輝星
  • 石山アンジュ
  • 金子恵美
  • ヒデ(ペナルティ)

特別永世名人 梅沢富美男

永世名人 横尾渉(Kis-My-Ft2)


◆俳句の先生 夏井いつき先生

 

 

 

最下位5位(才能なし)「川﨑麻世」30点

運がつき
 裏を覗けば
    散る桜
 
(我々の世代では昔野良犬がいっぱいいた。遊んでいると野良犬のうんこを踏んでしまう。「こいつ踏みよった」と言われ、覗くと靴の裏に散った桜。「お前運がついて良かったな」という幼い時の思い出、という句)


◆夏井先生の添削後

靴底に糞か
 桜の散りしきる


◆夏井先生の添削

全部読んだ時に「桜」という素晴らしい季語がうんちの印象に負けてしまう。
これはいろいろ腹ただしい句。
映像にするとリアリティーは多少出る。
場面そのものは悪いわけではない。
「運がつき」とシャレてるつもりで書くのがつまらない。
俳句で「覗けば」はだいたいいらない。

 

4位(凡人)「石山アンジュ」45点

厚底や
 挫く心と
   青い春
 
(平成元年生まれで平成に大流行した厚底スニーカー。これを履いて憧れの街・渋谷に行く途中で足を挫いた。流行に乗っかって背伸びして本当に嫌だなと思い、全部厚底のせいだと挫かれた心を詠んだ句)


◆夏井先生の添削後

我が青き春
 厚底に挫く足


◆夏井先生の添削

問題は「挫く心」としか書いていないため、厚底スニーカーで足を挫いたと意味を掛けてみたと言われても読み手が置き去りになってしまう。
挫いたものが足であるとはっきり書く。
春と青いは俳句の世界では好き嫌いが分かれる。

 

3位(凡人)「金子恵美」68点

入社式
 一人馴染まぬ
   コンバース
 
(入社式はだいたい黒い革靴。個性的な新入社員がスニーカーで行った。上司たちはは「あいつ何でスニーカー?」とざわついた。まだスニーカーはフォーマルにはなりきれてない存在という実像を詠んだ句)


◆夏井先生の添削後

入社式
 一人は白き
   コンバース


◆夏井先生の添削

表現しようとしている内容は良い。
良いところに目を付けたのに惜しい。
おっちゃんの言うことが正しい。
「馴染まぬ」は馴染んでいないという説明になっている。
俳句は映像。映像を描写する。
(添削後)馴染んでいないということを読み手が感じ取る。
ここまできたら凡人脱出が目の前。

 

2位(才能アリ)「村山輝星」70点

われ反抗期
  春夕焼の
    海岸へ

(いま私、超反抗期なんです。学校が終わったぐらいの時間帯、夕焼が綺麗な時間帯に家を飛び出して、スニーカー片手に海岸を歩いている、という句)


◆夏井先生の添削後

(細部に切り込んだ例)

われ反抗期
  春夕焼の
    砂を行く


われ反抗期
  春夕焼の
    波見つむ


◆夏井先生の添削

反抗期の気持ちを俳句にするのは良い。
「われ反抗期」と字余りで始め、中七・下五でリズムを取り戻す。
これが上五を字余りにする時の定石。
このままでもいいが、反抗期になった人は夕焼の海に行っちゃう。
もうちょっとだけ細部に切り込んでいくともっとオリジナリティーが出てくる。

 

1位(才能アリ)「ヒデ(ペナルティ)」71点

春落葉
 片方だけの
  スニーカー

(散策している時に檜の下のところに片方だけ小さい子どものスニーカーがあった。ベビーカーから落ちてそのまま帰ってしまった。見つからずにずっと残っている。今更見つかっても履けないくらい成長しているし、木も生え変わって忘れ去られてしまう、という句)


◆夏井先生の添削後

添削なし


◆夏井先生の添削

この句は取り合わせの基本形をしっかりやってくださっている。
「片方だけのスニーカー」でいろいろな場面を思わせる。
いろんなドラマ・イメージがあり、季語が主役に押し上げられている。
はじめてでこういう季語が出てくるのは大したもの。

 

◆順位まとめ◆

1位(才能アリ)「ヒデ(ペナルティ)」71点
2位(才能アリ)「村山輝星」70点
3位(凡人)「金子恵美」68点
4位(凡人)「石山アンジュ」45点
最下位5位(才能なし)「川﨑麻世」30点

 

 

 

永世名人 横尾渉(Kis-My-Ft2)のお手本

◆50句までの現在の状況:22句(残り28句)

風光る
 ピボットの軸は
       逞し

(スニーカーは使いたくない。コンバースだったらバスケ。どうしたら足元に目線が行くかなと思ってピボット。バスケで片足を軸にするステップ。逞しいは学年が1つあがって上手くなった、という句)


◆夏井先生の添削後

添削なし


◆掲載の判定⇒掲載決定!

【掲載決定の理由】?


兼題写真からバスケ、そこからピボットをもってくるアイデアもよかった。
悩ましいのはピボットは軸足なのに、あえて「軸」を入れる必要があるかどうか。
この後の「逞し」という変化を言いたい一句なので、「軸」を入れて念を押す。
これはあった方が良い。
横尾さんは以前も「1on1」の句があったがバスケネタが得意なんですね。
それも良い句材。

 

◆50句までの現在の状況:23句(残り27句)

【2023年】

  • 8月の成績:1勝0敗(掲載:8/31)
  • 11月の成績:1勝0敗(掲載:11/9)

【2024年】

  • 4月の成績:1勝0敗(掲載:4/4)

 

永世名人 梅沢富美男の締めのお手本

花衣
 運転席の
  スニーカー

(花見に行く時も着物だが、草履だと運転しにくい。必ず靴が置いてある。靴に履き替えて運転する、という句)


◆夏井先生の添削後

添削なし

 

◆判定⇒お見事!

【判定の理由】実体験に勝るものはない!


スニーカーから相容れない季語「花衣」。
ここが取り合わせのオリジナリティー、リアリティーがあった。
美しい季語の後、いきなり「運転席」が出てくる。
その後に「スニーカー」と足元を書いただけ。
どこのも書いてないが、おっちゃんが話したとおり草履では運転が危ない。
運転席だから履き替えるためのスニーカー。
それを履いて運転する。
書いてないことが読み手に伝わる。
映像を書くことで説明しなくても伝わる。
それがわかっている人が名人になれる。
おっちゃんがちゃんと作ってくれると私も今晩の酒が美味いというものでございます。

 

 

 

水彩画の査定ランキング

◆査定される人

  • 川﨑麻世
  • 関口アナン
  • 村山輝星
  • ウド鈴木(キャイ~ン)

特待生1級 中村嶺亜(7 MEN 侍)

 

◆採点

  • 切り取り方:10点
  • 正しい描写:10点
  • 明暗:10点
  • 合計:30点


◆水彩画の先生 野村重存先生

 

最下位4位(才能なし)「ウド鈴木(キャイ~ン)」10点

◆作品名:サイレント・シー
題材:神奈川県茅ヶ崎海岸


◆採点

  • 切り取り方:1点
  • 正しい描写:4点
  • 明暗:5点
  • 合計:10点


◆先生のお手本ありました


◆野村先生の評価

  • 〇:えっと…どうなんでしょうね。でも一生懸命描いている。
  • ×:どこの何?もしかしたら江の島?構図が致命的で絵のポイントがわからない。海の水はこんな真っ青だったら青空。三軒茶屋の時も構図がおかしかった。解消されていない。

 

3位(凡人)「村山輝星」23点

◆作品名:鯉よ、来い!
題材:神奈川県寒川神社


◆採点

  • 切り取り方:8点
  • 正しい描写:6点
  • 明暗:9点
  • 合計:23点


◆先生のお手本ありました


◆野村先生の評価

  • 〇:木の葉っぱの色やタッチも良い。丁寧にきちんと描かれている感じ。非常に好印象。
  • ×:パッと見はいいんだがよく見ると何かがおかしい。鳥居の角度がもう少し急になるはず。鯉が強調しすぎて少し違和感がある。巨大な鯉が小さな池にうじゃうじゃいるよう。ちょっと不気味。

 

2位(才能アリ)「川﨑麻世」28点

◆作品名:心踊る赤い玉
題材:東京・新橋


◆採点

  • 切り取り方:10点
  • 正しい描写:10点
  • 明暗:8点
  • 合計:28点

 

◆先生のお手本ありました


◆野村先生の評価

  • 〇:パッと開いた印象が綺麗な絵。色合いが非常に優しい。穏やか。夜空なんだけど抜けのいい感じ。空に薄めの紫で、真っ暗に塗ると重い。状況が良くわかる。上手。
  • ×:夜の街がテーマであればちょっとコントラストが弱い。ネオンが光って見えない。

 

1位(才能アリ)「関口アナン」30点⇒特待生昇格!

◆作品名:ノスタルジア
題材:本多劇場


◆採点

  • 切り取り方:10点
  • 正しい描写:10点
  • 明暗:10点
  • 合計:30点


◆お手本なし


◆野村先生の評価

ものすごい描写力。めちゃくちゃ上手。
1番いいと思ったのが構図がすごく面白い。
開いた瞬間に自然にここ(本多劇場の看板)に目がいく。
この人上手い。
自然な電柱の立体感、大きさを感じる。
この電柱と電線はすごい。
画力・実力は圧倒的。
一発特待生ですよ!


◆順位まとめ◆

1位(才能アリ)「関口アナン」30点⇒特待生昇格!
2位(才能アリ)「川﨑麻世」28点
3位(凡人)「村山輝星」23点
最下位4位(才能なし)「ウド鈴木(キャイ~ン)」10点

 

特待生昇格試験

特待生1級「中村嶺亜(7 MEN 侍)」2ランク昇格!⇒【名人2段】

◆作品名:烏兎怱怱
題材:旧古河庭園の洋館(東京都北区)

 

◆先生のお手本なし!


◆野村先生の評価

絵作りが上手い。
物語性を作ってる。
光とか天気も踏まえた上でカラスを飛ばしてみたり重厚感を強調。
そんな絵作りが大変上手。
冬枯れの季節を感じさせる植栽。
褒めるところがいっぱいある。

 

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