今日も暇です。

テレビやドラマの感想などなど。。。

『プレバト!!』2020年4月9日「2020春光戦」名人10段の戦いが激化!梅沢vs東国原 優勝は誰?

2020年4月9日放送の『プレバト才能ランキング』を見ました。
俳句は春のタイトル戦、風景画もコンクールがありました!

 

 


俳句は「2020 春光戦」で、風景画は「春の水彩画コンクール 2020」です。

 

「春の水彩画コンクール 2020」の記事はこちらです。

▶ 『プレバト!!』2020年4月9日「春の水彩画コンクール2020」しずちゃんvs辻元舞 どちらが優勝? - 今日も暇です。

 

ここでは俳句の「2020 春光戦」です。
今年は最多の10名で本選を戦います。


予告では「世代交代!?」と煽られていて、梅沢さんvs鈴木光さんという構図を出してました。
本当にそうなのかどうかワクワクしますし、ドキドキします。
意外と全然違う方が優勝の可能性がありますからね。

 

 

俳句「2020 春光戦」決勝ランキング


◆俳句の予選のお題:不動産屋さん


◆俳句の先生 夏井いつき先生

 

◆「2020 春光戦」決勝出場メンバー

  • 名人10段 梅沢富美男
  • 名人10段 村上健志(フルーツポンチ)
  • 名人10段 東国原英夫
  • 名人10段 藤本敏史(FUJIWARA)
  • 名人4段 横尾渉渉(Kis-My-Ft2)
  • 名人4段 中田喜子
  • 名人初段 千原ジュニア
  • 名人初段 千賀健永(Kis-My-Ft2)
  • 特待生2級 岩永徹也
  • 特待生3級 鈴木光

 

 

 

最下位10位「梅沢富美男」(名人10段)

風呂なしの
 四畳一間の
    三葉芹

(私の人生を詠んだ。15歳で東京に出てきた。17歳で初めて自分の部屋を持った。ご飯は自炊。三葉はコップに入れておくと増えていく。それを見ながら「いつか俺も三葉のようにたくさん大輪の花を咲かせよう」と決意を持った。その通りになりましたけど、という句)


◆夏井先生の添削後

三葉芹
 挿して風呂なし
      四畳半


◆夏井先生の添削

話を聞いてやっぱりそういうことだなと理解した。
「三葉芹」は肝心なコップに挿しているということが書かれていない。
大事なのは三葉芹をコップに入れている清く貧しい生活、美しい心根が1番大事なところ!
間取りの説明に言葉を使いすぎ!
(添削後)これだけであなたの言いたいことが伝わります。
これは仕方がないです。10位です!

 

 

9位「鈴木光」(特待生3級)

ゴッホのごとく
    引っ越し
     春雲を追ふ

(美大の知り合いをベースに作った句。題材を探すためなのか頻繁に色々な場所に引っ越す。それが生涯30回以上引っ越したゴッホのようだなと思い、雲を追うような生活、という句)


◆夏井先生の添削後

ゴッホのごとく
    引っ越す
     春の雲を追うて


◆夏井先生の添削

これは攻めている句。
こういうチャレンジをしてくれている人は誰だろうと思った。
光ちゃんでビックリしている。
兼題写真からゴッホはなかなか出て来ない。
下手に置きに行く句を作っていてはダメ!
そこは強く褒める。
「春雲」の響きと「ゴッホ」のイメージがちょっとそぐわない。
「春雲」で勢いを表現したかったのかもしれないが、柔らかい水色の空の雲。ちょっと損している。
この比喩を生かすであえば、上五字余りにする。
こういうことをやってくれてこそ!
無難にチマチマは、先が見えて来ない!

 

 

8位「横尾渉渉(Kis-My-Ft2)」(名人4段)

夕桜
 新居の床に
   宅配ピザ

(引っ越しでバタバタしてて、ご飯も食べず「お腹減ったな」とピザを頼む。ダンボールから何も出していない。床で食べようという感じの句)


◆夏井先生の添削後

夕桜
 荷解く床に
   ピザ広げ


◆夏井先生の添削

問題は2つある。
1つは「宅配ピザ」をあえて字余りにする必要があるのか?
宅配を書かなくても思わせることはできる。
もう1つは「新居」。引っ越しのその日のイメージだったら、そこがもったいない。これだと慌ただしさが足りない。
「荷解く」で表現できる。

 

 

 

 

7位「千原ジュニア」(名人初段)

ボクサーの
 決意の引っ越し
       夏隣

(ボクサーが試合決まって、ここは一発家賃高いところに引っ越して「絶対勝つ」というボクサーを何人か知っている。その思いを詠んだ、という句)


◆夏井先生の添削後

ボクサーの 決意
      夏隣の
       引っ越し

 

◆夏井先生の添削

この句のもったいないのが中八「決意の引っ越し」。
しかしどこかの言葉を削ることもできない。
中八の緩和の仕方、言葉は悪いがごまかし方はある。
「決意」に切れを入れて句またがりにする。
(添削後)字数は一緒だが読みのリズムも生まれる。
「夏隣」という時候の季語で終わると、ちょっと映像が少ない印象。
「夏隣の引っ越し」だと、引っ越しの慌ただしさが映像に残る。

 

 

6位「村上健志(フルーツポンチ)」(名人10段)

ネーブルの
 君の爪痕から
      潤む

(同棲生活をイメージ。ネーブルに君が爪を立てて剥こうとしている。当たり前のことだが、「君」という存在がいることで当たり前のことが際立ってくる。ネーブルの皮から果汁の香りが漂い、ネーブルの春の香りが辺りを包む。良い俳句だと思っている)


◆夏井先生の添削後

ネーブルは
 君の爪痕から
      潤む


◆夏井先生の添削

この句はいいところがたくさんある。
兼題写真からネーブルだけで勝負する。その勝負の仕方・発想の仕方はさすが!
なかなかここまでやれない、やりにくい。
1番褒めないといけないのはこの動詞「潤む」。ネーブルの香りが周りを包む感じが表現されている。素敵。
「ネーブルの」の「の」がよくない。「は」になる。
「ネーブルは」にすれば、「君」も「ネーブル」も生きてくる。
「ネーブルは」だったら上位陣の争いに残った。
今回は考えすぎだと思う。

 

5位「千賀健永(Kis-My-Ft2)」(名人初段)

二合炊
 鳴って新居の
    日永かな

(1人暮らしをイメージ。木造アパートの2階。初めてそういうところに住んでいる大学生の休日。1人暮らしなので2合炊きの炊飯器を買って食べる、昼がすごく長い、という句)


◆夏井先生の添削後

 添削なし


◆夏井先生の添削

直さないといけないところは全くない。
作者がわかってビックリ。
「二合炊」「新居」「日永」で老夫婦が退職金で新居を建てたと思わせる季語。
読んだ時は爺さんの句かと思った。
大学生の空気を醸し出したいなら工夫が必要。
ここまで出来たら上等!

 

 

 

4位「岩永徹也」(特待生2級)

枳殻の棘や
 引き篭りの
     寝癖

(不動産屋から家に発想を飛ばし、引きこもりの様子を詠んだ。からたちの花は白く、すごい棘がある。引きこもりの大事なものをあらゆるものに尖って守るという感じと、髪の毛が整っていない感じとを重ねて詠んだ、という句)


◆夏井先生の添削後

添削なし


◆夏井先生の添削

「枳殻の花」が春の季語。基本的には木に対して季語とは言わない。樹木は、花や実がつく季節の季語になる。
「枳殻の棘」であれば無季の句と大抵の人は読んでいく。
「や」で切っている。
引きこもりの人の自分を守る棘、自分を責める棘。
「枳殻の棘」と「引き篭り」をくっつけて読むと奥行きが広くなる。
こういう意欲的なことをやってくださるのが嬉しい。

 

 

3位「中田喜子」(名人4段)

若芝に
 大の字
  身ひとつの移住

(過疎の村で家具家電付きで移住希望者に用意された一軒家があった。そこに応募した若者が「のどかな村に来た!」という気持ちをこの句で表現した、という句)


◆夏井先生の添削後

添削なし


◆夏井先生の添削

「芝に 大の字」というのは決して新しい表現ではない。
「身ひとつの移住」これだけで状況を描き切る。ここらへんが上手い。
「大の字」は実際の自分の体のこと。「身ひとつ」は体1つでという状態や状況を表している。ここでささやかに響き合っている。
「若芝に」の「若」の1字。これで若者が希望を抱いているのをこの1字だけで出している。
季語を主役に立てて、自分の工夫も成立している。これは褒めましょう!

 

 

2位「藤本敏史(FUJIWARA)」(名人10段)

1DK
 八重桜まで
   徒歩二分

(不動産屋には物件案内が色々貼ってある。間取り、大きさ、駅までの距離など。「八重桜まで徒歩2分」と表記があればオシャレかなと思った、という句)


◆夏井先生の添削後

 


◆夏井先生の添削

皆さんはあの兼題写真から離れよう離れようとしていたが、逆に1DKや徒歩2分などベタな言葉を拾っている。
「八重桜まで」だけで季語を含んでおり、オリジナリティやリアリティが生まれる。勝負に出た。
これが楽しいし、よく思い切った。
「八重桜」じゃなく別の季語でもいいが、ソメイヨシノよりも時期が遅れる。
この時期に家を探しているのはどういう人だろう。時期が明確になる。
もう1つ面白いのが「1」「八」「二」と数字をちりばめているのに、数字1つ1つが別な意味を持っている。お互い邪魔しない。
この手は1回しか使えないが見事。

 

 

1位「東国原英夫」(名人10段)

まるでシンバル
   移り来し街
       余寒

(発想は(梅沢)御大と一緒。18歳の時宮崎から東京に来た。まるでシンバルのようだった。平板、冷たい、賑やかしい、騒がしい。破調にしたのは不安感、という句)


◆夏井先生の添削後

添削なし


◆夏井先生の添削

これは本当に見事な一句。
比喩はわかりすぎるとつまらない。離れすぎると分からない。間のちょうどいいが難しい。比喩は手練れになってからやりましょうという俳句の先生もいるくらい。
流れが不安をかきてて、「余寒」で再度シンバルが鳴る感じもある。
ここまで作れたら気持ち良いだろうなと思う。
やっぱりさすがだなと思いました。

 

 

f:id:nukonyan131:20200409182151j:plain

 

 

◆「2020 春光戦」順位◆

優勝「東国原英夫」(名人10段)
2位「藤本敏史(FUJIWARA)」(名人10段)
3位「中田喜子」(名人4段))
4位「岩永徹也」(特待生2級)
5位「千賀健永(Kis-My-Ft2)」(名人初段)
6位「村上健志(フルーツポンチ)」(名人10段)
7位「千原ジュニア」(名人初段)
8位「横尾渉渉(Kis-My-Ft2)」(名人4段)
9位「鈴木光」(特待生3級)
最下位10位「梅沢富美男」(名人10段)

 


次回のタイトル戦のシード権ボーダーラインは4位まで!
東国原さんには30万円の賞金もゲットです。

 

今回の風景画コンクールの記事はこちらです

『プレバト!!』2020年4月9日「春の水彩画コンクール2020」しずちゃんvs辻元舞 どちらが優勝? - 今日も暇です。

 

▽前回のタイトル戦の記事もどうぞ▽

『プレバト!!』2020年1月3日 「冬麗戦」キスマイ横尾の悲願達成!番組対抗プレバトメンバー大苦戦! - 今日も暇です。