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『プレバト!!』2018年12月27日「冬の冬麗戦 予選」名人に挑める特待生 夏井先生の紅白を祝う浜ちゃんたち

2018年12月27日放送の『プレバト才能ランキング』のまとめです。
第2回俳句の「冬の冬麗戦」でした。
今回は、予選のみです。

 


本選で戦う上位4名を選定しました。


予選から本選へ行く人が、1人ずつ増えますね(笑)。
「夏の炎帝戦」で2名→3名になってましたし、「秋の金秋戦」でも3名→4名になってましたし。
ただ予選の人数は変わってないですね。出場者もほとんど変わってませんし。


そのうち10名で予選も本選も戦うのかな?
番組としても出て欲しい人(盛り上がる人・人気のある人)がいるでしょうし。枠が広がればその分、出れる人が増えます。

 

あと夏井先生の紅白審査員を浜ちゃんたちが祝ってました!
いいですね。


◆俳句の予選のお題:年末の満員電車

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◆予選参加者

中田喜子さん、千賀健永さん(Kis-My-Ft2)、ミッツ・マングローブさん、立川志らくさん、石田明(NON STYLE)さん、千原ジュニアさん、松岡充さん、岩永徹也さん


◆俳句の先生 夏井いつき先生

 


◆ルール
今週は予選となり、特待生8名による戦い。
上位4名が次回の決勝戦に進める。
秋の金秋戦より、決勝に進める人が1人増えた。

 

 

俳句「冬の冬麗戦」予選ランキング

 名人で「誰が1位になるか」を予想

予選の冒頭で、本選の名人5人が「誰が1位になるか」を予想してました。

  • 梅沢さん:志らくさん、千賀さん
  • 東国原さん:石田さん、志らくさん、ジュニア
  • フジモン:ジュニアさん
  • 村上さん:?
  • 横尾さん:千賀さん


みんなでジュニアさんの「750cc(ナナハン)」ネタが怖いって言ってました(笑)。

 

最下位8位「石田明(NON STYLE)」(特待生2級)

電車吐きたる
  人人人人人(ととととと)
     年の果

(電車吐きたると始めることによって嫌なイメージ。満員電車のパンパンに人がはいりすぎて、開いた瞬間にぶわーっと吐き出るように出てくる。これを「人人人人人(ととととと)」と書いて、よりコミカルにしていつもと違う満員電車。明るい満員電車、この人を見て年末に気づいたという句)


◆夏井先生の添削後

年の果
 電車は人を
  吐く吐く吐く


◆夏井先生の添削

チャレンジとしては認めたい。字面を並べて表現するのは俳句ではある。問題点は2つ。読む人は「人」(ひと)と読むし、「と」とルビを打つのも野暮だし、というのが1つ。「年の果」という季語はわりとどっしりとした季語。時効の季語は基本的に映像を持たないので、それを最後に来るのが得か、損かになってくる。「年の果」を最初に持ってくる方が、のちの映像の印象が深くなる。「人」を並べるのもいいが、「吐く」を並べるのも面白いかもしれない。動きの方を持ってくる。

 

7位「松岡充」(特待生4級)

地下鉄を
 這い出吸いたる
      冬銀河

(視線が一気に地下鉄、満員電車の息苦しさ・熱気から早く出たいという気持ちから、地上に冬の星座が広がってて全部吸い込んだという気持ちの良い句)


◆夏井先生の添削後

地下鉄を
 這い出て冬銀河
     吸い込む

 


◆夏井先生の添削

「這い出」の複合動詞はいい。満員電車の人・熱気から這うように出てくる。「吸いたる」「冬銀河」というちょっと大げさかもしれないが、肺の膨らみ、冷たさが肺の中に流れ込んでくる。発想はとてもいい。「吸いたる」の位置が悪い。語順をちょっと変えるだけ。「犬」(千賀)といい勝負だった。

 

◆ここがポイント!

動詞は的確な位置に

 

 

6位「岩永徹也」(特待生5級)

雪明かり
 辿り夜汽車は
    寝床へと

(雪明りという言葉を使って、広い雪原に小さな村の灯りが灯ってるのを表して、そこにどんどん夜の電車が近づいて、もうすぐ終点に行くという様子を詠んだ句)


◆夏井先生の添削後

雪明かり
 辿り夜汽車は
    眠りへと


◆夏井先生の添削

美しい光景を描こうとしているのはわかる。頭から読んでいくと「寝床」が引っ掛かる。今話を聞くと「寝床」は車庫のイメージだった。「夜汽車は」「寝床へ」という比喩が詩として鮮度が落ちる。寝床=車庫というのが、17音に入れるのは無理がある。「寝床」の言葉の選択だけの問題。「眠りへと」だと綺麗。
これはとてももったいないなかった。これをしていたら「犬」(千賀)は超えてた。

 

5位「立川志らく」(特待生2級)

働くと
 書くだけの為
    日記買う

(満員電車に乗る忙しいサラリーマンが日記を買っても書くことがない。私もこの1年忙しかったので、日記はつけているんだけど、「何の仕事をしたか」ということしか書いていない。自分の思いとか全然。それを俳句にして詠んでみた、という句)


◆夏井先生の添削後

働くと
 書く為だけの
     日記買う


◆夏井先生の添削

これもいい句。小さなミスは語順。生活者の実感がある。毎年「働く」だけ書いている。それでも今年も買う。季語に託している。「働くと」「書くだけの為」が散文的になる。「書く為だけの」にすると、日記が季語「日記買う」に真っすぐ意味がいく。
これ変えていたら、「犬」(千賀)には勝っていた。

 

4位「千賀健永(Kis-My-Ft2)」(特待生1級)

犬ひとり
 霞が関は
   大晦日

(霞が関にはビジネスマンとかすごく人が多い。今日は大晦日で人が誰もいない。そこに犬がひとり。擬人化した。「犬が俺だけひとりであるいるぞ」という強気なイメージを入れたいと思い、ひとりという使い方をした句)


◆夏井先生の添削後

添削なし


◆夏井先生の添削

「犬ひとり」「は」が議論の元。よくわかっていた。「犬ひとり」で飄々とした感じが出ている。「は」は意味を強める働きがあり、作者の意図通りとなっている。 

 

3位「千原ジュニア」(特待生3級)

ヘビメタの
 担ぐギターと
   破魔矢かな

(お正月にいろんな人がいる中で、金髪で革ジャンを着たヘビメタの兄ちゃんがギターと破魔矢を持っている。そこはちゃんと日本の風習に乗っかるのか、という微笑ましさ。お正月がみんなに来てるな、という句)


◆夏井先生の添削後

添削なし


◆夏井先生の添削

あの兼題から、新年はどうなっているか、と発想してみるのも1つ。「ヘビメタ」「担ぐ」「ギター」「破魔矢」の言葉の選び方が問題なく紡がれている。対比がいい。ヘビメタとギターは予想の範囲内だが、「破魔矢」が出てくる対比がいい。「担ぐ」の動詞で「ギター」と「破魔矢」の大きさの対比ができる。意外性という対比を小さく仕込みながら、「かな」で季語「破魔矢」をクローズアップさせている。
飄々とした楽しい新年の光景。

 

2位「ミッツ・マングローブ」(特待生2級)

吊り革の師走
 遠心力に耐へ

(帰りの満員電車。吊り革に掴まってぎゅうぎゅう詰めで、カーブを曲がるだびに人の波がくるが、歯向かいながら、吊り革の手だけで遠心力に抗っているという光景の句)


◆夏井先生の添削後

添削なし


◆夏井先生の添削

頭に「吊り革」でちゃんと電車とわかる。バスの場合もあるが。前半の言葉だけで、兼題の写真がシンプルに言えている。遠心力で耐えているというだけで、吊り革を握り直しているかもしれない。読み手も一緒に握り直して遠心力に体を傾ける。それをありありと追体験する。
言葉を並べるだけで追体験させる力がある。大したもんだと思います。
8音9音の破調も内容に似合っている。腕を上げました!

 

1位「中田喜子」(特待生1級)

連覇のさきぶれ
 沸き立つ初電車

(正月に秩父宮ラグビー場で準決勝がある。その準決勝で「ひょっとしたら勝てるかも」という一団に地下鉄で会ったことがある。それを俳句にした)


◆夏井先生の添削後

添削なし


◆夏井先生の添削

中田さんなんだ!上手いです。本当に。「連覇」から始まる言葉の力が見事。「連覇」スポーツとわかる。去年勝っているのもわかる。「さきぶれ」でいい状況にある、期待ができる、ワクワクするという予感がある。最後の季語「初電車」で映像が一気に立ち上がる。
「連覇」は何のスポーツだろう、どういう集団なんだろう。これを読み手の経験から掴みだされていく。8音9音という勢いが破調に合っている。気持ちのいい句でした!

 

 

「冬の冬麗戦」予選順位

◆順位まとめ◆
1位「中田喜子」(特待生1級)
2位「ミッツ・マングローブ」(特待生2級)
3位「千原ジュニア」(特待生3級)
4位「千賀健永(Kis-My-Ft2)」(特待生1級)
5位「立川志らく」(特待生2級)
6位「岩永徹也」(特待生5級)
7位「松岡充」(特待生4級)
最下位8位「石田明(NON STYLE)」(特待生2級)

青字が予選通過

 

 

夏井先生が紅白出場というトーク

浜田 先生!
夏井先生 はい?なんでっしゃろ?
浜田 なんか年末に大きいお仕事が入りはったみたいですよ。夏井先生が紅白歌合戦の審査員に選ばれました!
梅沢 すごいじゃない!
夏井 なんでそんな、揃ってくるの?
浜田 いやいや。
夏井 そっちに驚いた。
浜田 いやいやいや。そうそうたるメンツが座ると思います。やっぱ、審査員はね。
志らく 今年の顔。1年の顔なんですよ。羨ましいです。私なんか「M-1」の審査員よりもそっちやりたいです。
浜田 (志らくをどつく)
志らく 叩かれずに済むから。
夏井 (笑)。
梅沢 あ、そういえば!(夏井先生を指して)紅白でしょ?
浜田 僕と戦うことになりますよ。
夏井 (爆笑)
梅沢 浜ちゃんが…。NHKと日テレでしょ?
志らく どっちみたらいいのかわからない。
梅沢 私ははっきりいいますけど、TBSしか見ませんから!
浜田 やらしいわ。
梅沢 だって悔しいじゃないですか。
浜田 (夏井先生に)満喫してください。
夏井 ありがとうございます。本当に。
浜田 (大きな花束を夏井先生に)どうぞ頑張ってください。
夏井 ありがとうございます!
梅沢 厳しい審査を!
浜田 そうです!
夏井 なんかわかんないけど、行って来ます!
浜田 はい!いってらっしゃい!!


夏井先生に浜ちゃん、梅沢さんと志らくさんの3人でした。
なぜ志らくさんなのかはよくわかりませんけど、東国原さんかフジモンでよかったような?
名人から1人、特待生から1人だったのかな?


『プレバト』からの温かい一コマでした♪
なっちゃん先生頑張って!!

 


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