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『水曜日のダウンタウン』ビートルズ来日公演での失神者の真相説 こうやって伝説になるという事例とビートルズが前座よりも短かった

2024年1月10日放送の『水曜日のダウンタウン』を見ました。
今回は説が2つありました。


ここでは「ビートルズの日本公演で失神した人 今でもビートルズ聴き続けてなきゃウソ説」です。

 

もう1つの説です。
「キグルミの中から『お前ヤっちまうぞ』などの脅迫めいた言葉が聞こえてきたら超おっかない説」

『水曜日のダウンタウン』着ぐるみトナッピーのホラー説 トナッピーの粘着ぶりがホラー度を増す名作 - 今日も暇です。

 

この説面白かったです。
こうやって伝説になっていくんだなという事例でした。

 

また当時の大人たちやマスコミの悪意も興味深かったです。
今では本当に伝説のレジェンドバンドのビートルズですが、来日公演当時は「不良」扱いだったそうです。

 

◆プレゼンター

  • 小峠英二(バイきんぐ)
  • 春日俊彰(オードリー)


◆パネラー

  • 渋谷凪咲
  • せいや(霜降り明星)
  • ホラン千秋


▽目次です▽

 

ビートルズの日本公演で失神した人 今でもビートルズ聴き続けてなきゃウソ説


◆プレゼンター:バイきんぐ小峠


◆企画説明

  • ビートルズは1度だけ日本公演をしている。
  • 当時熱狂的なファンは失神した人もいるのではないか?
  • スタジオでは失禁をした人もいるのでは?


◆ビートルズの語り部

  • 藤本国彦(ビートルズ研究家)
  • 川原伸司(音楽プロデューサー)⇒ダウンタウンの「GOBU-GOBU」も制作
  • 湯川れい子(音楽評論家)

 

 

 

ビートルズの来日

  1. ビートルズが来日したのは1966年。⇒今から58年前。
  2. ビートルズは1962年10月にシングルデビュー⇒1963年にイギリスで大人気⇒1964年に世界中で人気。日本もここ。
  3. 日本でビートルズの映画が公開された時、女子が泣き叫ぶ姿が映像で残っている。⇒まるでホラー映画で泣き叫ぶよう。
  4. 日本公演は1966年6月30日~7月2日の3日間5公演。⇒会場は日本武道館で、音楽ライブ初使用。
  5. ビートルズのライブチケットははがきによる抽選販売。⇒チケット2万1千枚に対し、応募総数は20万通超え。
  6. ビートルズで失神した人がいると聞くが見つかるか?⇒熱心に探せば見つかるかもと藤本氏。


当時にしたら凄い応募なんでしょうね。
でも20万で2万枚であれば、10分の1の確率なので10枚に1枚当たることになるので、そんなに厳しい数字ではないように感じます。
ハガキが20万通って凄いことは凄いですが。

 

実際にライブに行った人の失神状況

  1. 長島順子さん(75歳)・当時17歳⇒2回行った。⇒みんな騒いでいたが失神した人は自分の周りにはいなかった。
  2. 鴇巣加奈子さん(65歳)・当時8歳⇒1回。初日に母親と。⇒母親がポールファン。「ビートルズは音楽の産業革命」と言っていた。⇒失神せず。
  3. 上村厚子さん(72歳)・当時15歳⇒やった曲も覚えてないほど熱狂⇒失神はせず。
  4. 後藤竹春さん(76歳)・当時18歳⇒往復はがき100枚出して2枚当たった。⇒チケットを額に入れて大事に保管。⇒今でも思い出すと涙が出る⇒失神せず。⇒席が近かったら失神していたかも。
  5. 岡本備さん(73歳)・当時15歳⇒自費でビートルズ博物館を作るほどのファン⇒一般発売には落選⇒ライオン提供のチケット応募でゲット。2000個くらい歯磨き粉を購入し近所に配る⇒失神せず。
  6. 船山理さん(73歳)・当時16歳⇒ビートルズを見てぶっ飛ぶ⇒失神せず。
  7. 橋本眞さん(72歳)・当時14歳⇒失神をした人がいたと聞いたが、自分の周りではおらず。⇒女の子は泣いていた。
  8. 岩渕三永子さん(76歳)・当時18歳⇒日本の5公演全部見に行った⇒失神せず⇒失神するなんてもったいない!
  9. 松田行正さん(75歳)・当時17歳⇒今とは違って音が小さかったので、失神までいくのはハードル高い。

 

ビートルズは不良という大人とマスコミのレッテル

  1. 岡本備さんの話:ビートルズは不良だからコンサートに行ったら退学とまで言われており、親にも絶対に行かせるなという通達があった。
  2. 当時は大人たちはビートルズに熱狂する若者は不良のレッテルを貼っていた。⇒マスコミも社会問題として煽っていた。
  3. 当時の討論番組『話題をつく』にて、評論家の小汀利得氏は「ビートルズファンは下等」「ギャー(という声援は)キ〇ガイ」など若者に話す。
  4. 上村厚子さんの話では、警官がいっぱいいた
  5. 機動隊や私服警官で約2000人。⇒観客は約8000人⇒4人のファンに対して1人つく計算。
  6. 藤本国彦さんの話ではビートルズに危害が加えられないようにということで、アリーナには客入れせず。
  7. 通路には警備員がずっと立っていた。


小汀利得さんを調べたら、昔の日経(中外商業新報)の記者で、TBSの時事放談に出ていた模様です。
「小汀利得 ビートルズ」というサジェストが出てて、wikiを読むと「対ビートルズ」でめちゃくちゃ有名だったみたいですね。

 

 

 

ビートルズ来日公演の前座とビートルズのセットリスト

  1. 岡本備さん曰く前座が長すぎた。
  2. ビートルズの公演そのものはわずか35分で11曲。
  3. ビートルズの前座で有名なのはドリフターズだが、他にも9組のミュージションが前座で合計10組。


◆ビートルズの前座

  1. ウェルカム・ザ・ビートルズ(尾藤イサオ、内田裕也、ブルー・ジーンズ、ジャッキー吉川とブルー・コメッツ)
  2. のっぽのサリー(ザ・ドリフターズ)
  3. ダイナマイト(尾藤イサオ)
  4. 朝日のない街(内田裕也)
  5. 君にしびれて(望月浩)
  6. フォーク・ロック・メドレー(桜井五郎)
  7. 津軽じょんがら節(ブルー・ジーンズ)
  8. キャラバン(ジャッキー吉川とブルー・コメッツ)
  9. ホワッド・アイ・セイ(ブルー・ジーンズとブルー・コメッツ)
  10. ウェルカム・ザ・ビートルズ(尾藤イサオ、内田裕也、ブルー・ジーンズ、ジャッキー吉川とブルー・コメッツ)


10曲は確かに長いかも!
しかも45分だったらしいです。
ちなみに水ダウでは「のっぽのサリー」を「のっぽりサリー」と誤植してました。

 

◆ビートルズのセットリスト

  1. ロック・アンド・ロール・ミュージック
  2. シーズ・ア・ウーマン
  3. 恋をするなら
  4. デイ・トリッパー
  5. ベイビーズ・イン・ブラック
  6. アイ・フィール・ファイン
  7. イエスタデイ
  8. 彼氏になりたい
  9. ひとりぼっちのあいつ
  10. ペイパーバック・ライター
  11. アイム・ダウン


このセットリは各国統一だったそうです。
ビートルズの初期なので曲が短いですよね。

 

ビートルズで失神の真相

  1. 川原伸司さんの話では、失神したのはビートルズの公演以降ではないか?
  2. グループサウンズが流行り、オックスというグループが初めてメンバーがステージで失神⇒それに釣られて女の子も失神。
  3. 川原さん曰くビートルズのコンサートで失神した人は全然見なかった。⇒失神した人はいなかったのでは?
  4. 当時の大人たちのコントロールで「ビートルズのようなくだらないものに失神している」というレッテルを貼ったのではないか、と川原さん。
  5. 当時の報道記事をチェックすると、「失神」の文字は見当たらない。
  6. ビートルズの来日公演の記録「ビートルズ・レポート 東京を狂乱させた5日間(話の詩集)」をチェックすると、救護所の記述があった⇒そこには「失神者はなかった」と記述あり。
  7. ビートルズの公演で失神した人はいなかった!
  8. 湯川れい子さんは全公演取材のために行っている。⇒「失神者はなかった」の記述を見てもらう⇒8000人の女子が叫ぶのは全部失神したと言われてもおかしくない光景⇒女の子が初めて解放されたのがビートルズ。
  9. そのため「失神者が続出した」というイメージが残っているのではないかと分析する湯川さん。


◆検証結果◆

その失神するほどの熱狂ぶりが
どこかで「イメージ」から「事実」へと
誤って変換され
伝わってしまったようだ


◆◇◆ ◆◇◆


なるほどと思った説でしたね。
どこかで「イメージ」から「事実」へ、という部分はある意味怖いですよね。
今回のビートルズはいいとしても、事実ではないことがイメージとして残っていて一人歩きするっていうこともあるということですから。

 

今回もガキ使での浜ちゃんvs通りすがりのおっちゃんについて、松ちゃんが語ってましたがオチが面白かったです。
もうこれも見れなくなるのか…しょんぼり。

 

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