2024年2月14日放送の『水曜日のダウンタウン』を見ました。
今回は企画が2つでした。
ここでは「インタレスティングたけし 芸人引退ドッキリ」です。
もう1つの企画はこちらです。
「楽屋の弁当持って帰り王決定戦」第2弾
▶『水曜日のダウンタウン』楽屋弁当持ち帰り王第2弾 2代目王者兼競技付 みなみかわが1番オイシイ - 今日も暇です。
インたけさん！
放送後いろんな記事があがったり、SNSでざわざわしたりしてましたよね。
ご本人は「テレビに出たい」とXでポストされていたのを思い出します。
1年以上経過して、水曜日のダウンタウンから解答のような企画が放送です。
いい企画でした。
そして、この企画は松ちゃんに見てもらいたかったなぁ。
◆プレゼンター
- 芝大輔（モグライダー）
- 塙宣之（ナイツ）
◆ゲスト
- ヒコロヒー
- 伊集院光
- ホラン千秋
- 後藤輝基（フットボールアワー）
▽目次です▽
インタレスティングたけし 芸人引退ドッキリ
◆プレゼンター：ナイツ塙
◆企画説明
- 説教シリーズでインタレスティングたけしが登場（2022年7月6日放送）⇒『水曜日のダウンタウン』ザ・マミィ酒井が岡野陽一を大好きすぎる件 意外な展開は朝日奈央＆チャンス大城「説教早帰らせ選手権」 - 今日も暇です。
- インたけには喋り方に特徴があった。いわゆる吃音。⇒吃音協会から「吃音者に対する差別と偏見を助長する」と抗議が来た。⇒様々意見が番組届いた。
- インたけ本人は自分の滑舌をネタにしているお笑い芸人。
- 番組でも吃音をイジる意図はなし⇒だがインたけは抗議騒動の影響もあり、それ以降の出演はゼロ。
- 今回はドッキリの仕掛け人になりたいというインたけの希望。
- インたけの本心は死ぬまでお笑い芸人を続けたい。
- 『R-1グランプリ2024』の1回戦を突破したい⇒1回戦敗退！⇒スタジオでは「何してんの？」の声。⇒「芸人のポテンシャルをあげないと」と真っ当な後藤の意見。
R-1ダメだったんですね。
インたけさん頑張れ(笑)。
それこそいい感じにイジられてました。
でも、「芸人のポテンシャルをあげないと」という後藤さんの言葉はその通りだと思います。
それがあって、インたけさんの喋りが個性に繋がればいい感じになりそうですよね。
元々実力があると認めてくれるわけですし。
インたけの気持ちと伊集院の意見
- 「この喋り方で名前を覚えてくれる。喋り方とネタで笑ってほしい。」と話すインたけ⇒喋り方も含めて個性。
- 本人はあの放送で吃音をイジられたという認識はなかったため、放送後の反響に困惑。
- 吃音を持つ人の講演会では、「こういう感じでも自分の好きな職業を選べるんだよ」と話すインたけ。
- 「僕をテレビで見て勇気づけられることも絶対にあるんで、いっぱいテレビに出たい。」とインたけ。
- 現在舞台中心で月3回のペース。⇒収入は月1万程度。⇒清掃員のアルバイトで生活。
- お母さんはインたけを応援。
伊集院が語る
伊集院さんが語ってました。
例えば、僕が体が超デカいっていうことを、中学生・高校生とイジられたとして、ある意味、この笑われるっていうことをこっち側がわかってやってんなら「これはオレが笑わせていることじゃん」っていう転換が起きる。
そしたら「これは武器じゃん」ってなって、お笑いになる時は「コンプレックスは全部武器になる」って、師匠からも言われて。
で、彼の吃音がみんなにイジられたりとか、時に笑われたりとかしているのを「芸人になればいいじゃん」。
オレは芸人の好きなところは、もしかしたら一般生活ではつらいところもある特徴が、みんなに喜んでもらえる。
こっちはそれをわかってやっている関係ができる、世界一すばらしい職業だと思っているから。
もちろんね、苦労している人がいっぱいいるから、そのご家族もいるからいろいろ言いたくなるのはわかるけど、そこはちょっとわかってほしいんだよねって思っちゃう。
テレビ出ているインたけもこの人も同じ吃音だから同じ気持ちだと思うのは大間違い。
大間違いなんだけど、「インたけ面白いじゃん」に関しては全然問題ないとして欲しい。
インたけの引退ドッキリ
- ターゲット：チャンス大城
- 仕掛け人はインたけとナイツ塙の2人。⇒チャンス含めて実は繋がりがある3人。
- 2024年1月21日に、塙がインたけと飲んでいるという連絡をチャンスにする。
- ドッキリの内容：初の水ダウ、テレビ出演でコンプライアンス含めていろいろ言われちゃったので、芸人を辞めたいという引退の申し出る。
- 30分遅れでチャンス登場。⇒チャンスはM男が集まるイベントでの漫談をした。⇒1万5千円の「ゴールドラッシュQ」（地下闘技場）のイベント。
- 塙がインたけがチャンスに話があると言って席を外す。⇒モニタリング。
- チャンスはすぐに察し、「辞める…辞めんの？」とインたけに問いかける。
- インたけが話し始めるも、辞めることを認めたくないチャンスは引き留める。⇒さらにもっと壮絶なチャンスの話になってしまい、引退を告げられないインたけ。
- 引退の話に戻すと、「舞台が好きならやらないといけない」「（吃音は）個性でマイナスではない。俺かて足めっちゃ短い」「全部個性」と励ます。
- インたけは自分が出ることによって、吃音の人がいじめられるんじゃないかと話す⇒「今は自分のことを考えたらええ」と話すチャンス。
- 「テレビはオファーが来たら出ればいいし、YouTubeや舞台を頑張ればいい」「吃音で頑張ってネタをやっているのを見て、俺も頑張ろ」「インたけさん見てたら俺の吃音も頑張ろってなる人たちおるで」とさらに励ますチャンス。
- チャンスのこれまでのエピソードも話すがインパクトが強すぎる。
- 引退話に戻すため塙投入。
- チャンスにもこういう話があった⇒高知の4歳の娘さんがいるシングルマザーが自殺まで考えていたが、チャンスの「すべらない話」を見て自殺するのを止めたと言われた⇒「俺みたいなカスでも人の役に立ててるんだなぁって」と体験を話す。
- インたけも葛藤を本音として語り始め、それを聞いて涙が出るチャンス。
- 水ダウに出したことを悪かったを話すチャンス。「ホットパンツしおりにしたらよかった」
- チャンスの想い⇒「ダウンタウンさんにも一発かましたれ。こんなとんでもない後輩おんねんなって。全国にインタレスティングたけしという強烈なパンチを俺はぶちかましたかった」
- チャンスはさらに「ネタ全然書くし。オモロいかどうか分からんけど」と続ける。
- 「チャンスさんだけ止めてくれて嬉しかった」とインたけ。
▽
ネタばらし
- スタッフ登場で察するチャンス
- 「す…す…水曜日っすよね？なんで出てんの？」とインたけを指さすチャンス。
- 企画説明後、「テレビ出れないから辞めるというのにむっちゃ腹が立った。1回水ダウ出て色気づいた、調子に乗ったなと想っちゃった」と話すチャンス。
- 「インたけは普通にネタ弱い」と指摘するチャンス。⇒テレビに出るにはもうちょっとネタのクオリティを上げた方がいいと塙も同意。
チャンスさんの謎のイベントについてはこちら
▶水曜日のダウンタウンのインたけ回で出てきたチャンス大城のM男の謎イベント - 笑う門には福が来る！
◆検証結果◆
テレビに出るのに
しゃべり方は関係ない
VTR後の後藤「ウケてたら我々は正解」
藤井健太郎のポスト
放送前の藤井健太郎さんのポストです。
少し時間はかかってしまいましたが、今夜、インたけ騒動に一応のアンサー回です。このあと22:00〜『水曜日のダウンタウン』よろしくお願いします。
— 藤井健太郎 (@kentaro_fujii) 2024年2月14日
素晴らしいアンサーだったのではないでしょうか。
◆◇◆ ◆◇◆
ホランさんや伊集院さんが吃音協会の人の活動や思いも汲んだ発言が素晴らしかったです。
その上で、お笑い芸人としてやっていきたいというインたけさんの想いを潰すのは良くないということも話してました。
難しい問題も抱えてはおりますけど、ご本人が選んだ道をわざわざ潰す必要はないのかなとも思います。
多様性が叫ばれている昨今ですからね。
良きアンサー回でした。
本当に松ちゃんに見てもらって、どういう回答をしたのかすごく気になりました。
チャンスさんも「ダウンタウンさんにも一発かましたれ。こんなとんでもない後輩おんねん」と言ってましたし。
こういうハンデを抱えつつもお笑いを頑張っている後輩の姿を見てもらいたかったのでしょう。
チャンスさんとインたけさんの絆と友情にも涙が出た回でした。
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