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『相棒22』第16話「子ほめ」橘亭青楽が夫婦で再登場 脚本は相棒初の竹内清人氏 落語っぽい人情味もあった回

 

『相棒22』第16話「子ほめ」の感想です。

 

今回の見どころはなんといっても小宮孝泰さん演じる橘亭青楽と、大西結花さん演じる元アイドルの妻・美奈子の再登場でしょう。
東京では夕方の再放送までありました。

 

また脚本が相棒初の竹内清人さんということでどんな内容になるのかと思ってました。


監督は権野元さん、脚本は竹内清人さんでした。


▽目次です▽

 

犯人はわかりやすかったが背景のストーリー性が面白かった

今回犯人というかめっちゃ怪しいと思ったのが、冒頭で登場する速水。
イケメンなクラブオーナーで、瀧川鯉斗さんが演じてました。
最初観たことあるけど誰だろうと思ってエンディングのクレジットでなるほどと納得した次第。

 

その速水が怪しいのはわかりましたが、ストーリーがどのように展開していくのかはわからず。
目黒殺しの謎もわかりませんし、青楽さんとの繋がりも謎。

 

それを右京さんの推理で進んでいくわけです。

 

右京さんの独特な勘が働いたのは、青楽さんのこの言葉でした。

 

一線を超えた人間には匂いがある。
根津には匂いがしない。

 

非常にキーワード臭がプンプンしますよね。
それこそ「臭い」です。

 

根津は強盗殺人の罪で無期懲役。
この流れでいけば、「根津は犯人じゃないのか?」とちょっと驚きましたけど、右京さんが「共犯者がいる」と睨むわけです。
共犯者か。
誰かを庇っているという展開に。

 

そして、青楽が掴まっていることも映像で出てきます。
とりあえず、生きているようでよかったという感想が出ました。
生きているのであれば、きっと右京さんが助けてくれますからね。

 

ラストに青楽さんと瀕死の根津が心を通わせる場面は涙が止まりませんでした。
すごくよかったです。

 

事件の犯人はわかりやすくも、罪を犯した者と塀の中での落語との関係、何よりも絆が見える人間関係とドラマに感動しました。

 

 

 

ふくちゃんの存在とサイコパスだった犯人

今回のテーマは落語の「子ほめ」どおり、子どもがテーマでした。

 

根津には年を取ってから出来た息子の福太郎くんがいました。
その福太郎くんの名前を名乗って根津に定期的に差し入れしている人物が判明。

 

ところがその福太郎くんは小さい頃に事故で亡くなりました。

 

そこから怒涛の展開に。
23年前の共犯者は、瀬尾福一という男で、当時18歳だったことが右京さんの調査と推理でわかります。
しかも、根津の息子である福太郎くんと同じ年齢だったことからのちの悲劇に繋がります。

 

瀬尾の母親が本当に病気だったのかは不明ですけど、それを理由に会社のお金を盗もうと企てますが、根津さんに協力を求めます。
瀬尾は強盗をする際に社長を殺してしまうのですが、それを根津が身代わりになるという過去がわかりました。

 

そして、その瀬尾こそが冒頭の速水だったという。

 

速水が怪しいのはわかってましたが、この裏のストーリーは全く想像つかず。
線になった時には「そういうことか」とストンと落ちるわけです。

 

しかし、瀬尾は余罪ないんですかね。
最初に社長を殺し、次に目黒を躊躇なく殺す。
さらに青楽さんをも殺そうとしたのでは?

 

クズでもありますけど、あの躊躇いのない殺し方はまるでサイコパス。
非常に怖かったです。

 

しかし、なんで瀬尾は差し入れをし続けていたのでしょうね。
そこだけは謎でした。
生きているかどうかの確認だったのでしょうか。
すい臓癌であることはわからなかったでしょうけど、生死と出所するのかどうかはわかりそうですもんね。

 

今週の相棒

右京さんのさすがの推理力には脱帽でした。
最後は、亀山さんと一緒に落語を楽しんでいる姿も微笑ましかった。

 

でも、美和子さんとこてまりさんは一緒じゃなかったんですね。
冒頭では楽しみにしてそうだったのに。
こてまりさんなって着物で気合も入っていましたよね。

 

青楽さんと美奈子さんが仲睦まじく幸せそうだったのもよかった。
いろいろあって大変だったでしょうけど、愛情は変わらなかったということですよね。
また青楽さんが出て欲しいです。

 

今回初の相棒だった竹内清人さんでしたけど、良いストーリーを作りあげてくれました。
次回の登場も期待したいです。


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