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『相棒22』第14話「亀裂」犯人はわかるものの展開が想像つかず 右京さんが亀山さん作のティーカップを喜ぶ回

 

『相棒22』第14話「亀裂」の感想です。

 

先週終了後に脚本家チェックをしたような気がしていたのですが、1週間経過とともにすっかり忘れてしまったままの視聴でした。
岩下さんだったんですね。
すごくよかったです!


ラストの右京さんの笑顔も素敵でしたし、亀山さんの描き方も最高!
さすが岩下さんでした。


監督は内片輝さん、脚本は岩下悠子さんでした。

 

▽目次です▽

 

犯人の目星はつくものの事件の全容はわからず

オープニングは右京さんのチェス対決で始まります。
また、同時に亀山夫妻の陶芸がほっこりしつつ、事件に直結していきます。

 

そして右京さんの対局相手の道明寺がいかにもなうさん臭さというか、犯人顔というか絶対に事件に絡むぞ、というのが直感でわかるような展開でした。
逆に殺されるというパターンもありますが。

 

道明寺は対局中に電話が鳴っても相手を確認しただけで、無視して右京さんとのチェスに高じます。
まさかそれが仕向けて一歩だったとは。


道明寺の右京さん評は当たってましたが。
正しく無慈悲で冷酷、まさに事件に関してはその通り。

 

 

 

恐ろしい道明寺の歪んだ強欲 ほとんどの登場人物が線で繋がる

今回のストーリーはとにかく引き込まれました。
その大きな理由としては、出てくるほとんどの登場人物が線で繋がることでした。
線から漏れたのはお手伝いさんぐらいじゃないでしょうか。

 

亀山さんが冒頭で陶芸をしますが、その先生も重要人物。
道明寺宅に駆けつける若き芸術家の横井も重要人物。
ラスボスは道明寺という。

 

事件は闇バイト絡みではありましたが、仕掛けたのは島川雪乃。
横井も共謀するわけです。
雪乃がダークウェブに繋がり、そこで闇バイトを募集。

 

雪乃と横井の想いは死期が近づいている道明寺コレクションを守りたいという一心。

 

道明寺は余命3ヵ月となり、自身のコレクションも道連れにしたいという傲慢な男だったことが判明。
若い芸術家を支援していたという表の顔だけではなく、その才能すらも自分の中に閉じ込めたいというエゴの塊が裏の顔でした。

 

それを阻止したいがために、雪乃と横井は犯罪に手を染めてしまったことは胸が痛いです。
すべては道明寺がとんでもないことを考えていたからです。

 

右京さんが道明寺の悪意を暴く時、道明寺は言います。
横井と雪乃を陥れたのは犯罪者に仕立て上げれば、真の芸術家になれるというおかしな理論を。

 

頭おかしいでしょ!

 

思わず横井と一緒に声が出ちゃいました。
そのぐらいストーリーに没頭したのでしょうね。
心底腹が立ちましたから。

 

救いは関口倫之助さんがもう一度水墨画を描き始めたことですね。
素敵な絵でした。

 

今週の相棒 右京さんがカップをもらって嬉しそう&美和子スペシャル用大皿

ストーリーは重めですし、内容も濃かったですけど、捜一と右京さんたちのやり取りは楽しかったです。
芹沢さんと出雲さんのペアがお茶目ですし、亀山vs伊丹も面白かったです。
少し軽めな感じがいい緩急になってました。

 

美和子さんの美和子スペシャル用の大皿!
右京さんもこてまりさんも戦々恐々としているのがおかしかった。
絶対招待されますもんね。
岩下さんにその場面の回、作ってもらいたいです。

 

そして何といっても、亀山さんが陶芸教室で作っていたのはカップ。
自分のためのコーヒーカップではなく、右京さんのためのティーカップでした。

 

自分の欲だけに忠実だったとんでもない男・道明寺は人を見抜く力は合っていましたよね。
右京さんしかり、そして亀山さんしかり。
亀山さんのティーカップを見て、「不器用で愚直だが温かい」と一発で亀山さんを見抜いてましたから。
道明寺も真っ当な人であれば素晴らしい人物だったのに。

 

その「不器用で愚直だが温かい」ティーカップを受け取った右京さんの嬉しそうな顔。
きっと翌日には紅茶を入れて、素敵なティータイムを過ごしたのでしょう。

 

右京さんと亀山さんの絆を再確認できた良い場面でした。
岩下さんの愛情が詰まっていたと感じます。


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