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『相棒22』第19話&第20話「トレードオフ」右京さんが動画配信で黒幕を暴露 右京さんがコナンを知っていた

 

『相棒22』第19話&第20話「トレードオフ」の感想です。

 

いよいよ『相棒22』も次回で最終回となります。
今シーズンもラストは前後編。
2週に渡って感想を綴ります。

 

監督は橋本一さん、脚本は輿水泰弘さんでした。

 

▽目次です▽

 

前半の感想

率直に言って、めちゃくちゃ面白かったです。
輿水さんの前後編脚本ですと政治や政権絡みで壮大になりがちですけど、今回も例に漏れず。


とはいえ、今回は事件発生と登場人物の紹介的な回だったと思います
もちろんそこにはいろいろな伏線が散りばめられていますが、それは線になるところは来週の後半までお預けという。

 

まずは冒頭で下川法務大臣が指揮権を発動し、与党幹事長の収賄容疑の強制捜査を見送るというまるで今の政治を反映させるかのような雰囲気から始まります。
それを依頼しているのは武智内閣官房長官。

 

彼をテレビで批判していた政治学者の乙部教授が少年・多賀潮に襲われます。
頬に傷をつける程度ではありましたが、ナイフで傷をつけたのは事実。
潮は姉が作ったヤクザからの2000万円の借金を抱えており、その返済に困り犯行をします。

 

そこで乙部教授を起用した西村プロデューサーがテレビ局と揉めた上に退職。
挙句に殺されるという。
その第一発見者がたまたま取材を申し込んでいた美和子さん。

 

右京さんはテレビ局のプロデューサーのタレコミで社美彌子に辿り着きます。

 

いろんな伏線が転がる中、ラストで右京さんが動画配信をします。
自分のことを「警視庁の名探偵と呼ばれる杉下右京です」と呼ぶという違和感。
その前に中園参事官に呼ばれていたのが伏線ではありますが、右京さんが自分自身で言うことはないです。

 

その動画では黒幕は武智内閣官房長官だと断定して続きます。

 

予告ではすでにフェイク動画となってましたけど、いっそ右京さんが本当に動画配信していた方が面白いのにとちょっぴり思いました。
自分を名探偵となんて右京さんは言わないので、とっととその違和感を拭うということでフェイクだと予告で知らせたのでしょう。

 

相棒ではおなじみの面々が勢揃いし、怪我をした教授と殺された西村プロデューサーの件は動画の言うとおり一つの線に繋がってはいるのでしょう。
ただ政治が絡み、検察も絡みといろんな思惑が渦巻いているので、これがどのような解決になるのかがとても気になります。

 

社さんのしたたかぶりもさすがでした。

 

さてさてどのような展開になるのでしょうか。
来週の後編視聴後に続きます。

 

 

 

後半の感想

これ皆さんはどう感じたのかめちゃくちゃ気になりました。

 

前半が匂わせがすごくて結構面白く感じたのですが、後半はなんか尻つぼみ感がすごいといか。
中盤から犯人がわかってきますけど、これが結末かと変な意味で肩透かし。
むしろ社さんが出世のために悪巧みを考えていた方がまだ面白みを感じたほど。

 

挙句に悪い奴な武智が殺されいなくなるという。

 

前半から怪しさを醸し出していた石川大輔がAI動画の犯人というのもなんだかなぁという感じでした。
ずっと社さんの下で働いていたであろう石川がここで失脚。

 

別にストーリーとしては破綻はしてませんけど、今回の後半は事件解決のために駆け足で過ぎていった感がすごくて、事件の背景にある心理状態などはあっさり。
そこにたぶん物足りなさを感じたのだと思います。

 

ただ尾上は正義の味方として復活する方向がよかったかな。
下川も浮上してきそうなシナリオがよかったと思う。
しかし、鶴田の影響力はすごいと感じましたし、それが最後の下川の言葉に繋がるのだと思いました。
権力を手にした悪はずっと影響力があるということ。
でもだからって人殺しをするとは。
この2人の共謀・共犯には驚きましたけど、やっぱり人を殺すことに思考がいってしまったことが悔やまれます。

 

しかし、下川が武智を殺すやり方としては、ああいう風に殺そうと計画できていたということですよね。
あんなに手際よく殺せたわけですし。

 

いろいろ引っ掛かることがあるにせよ、事件そのものへの解決はちゃんとしていたと思います。

 

相棒22の最終回&今回の相棒

まず今回の相棒はAIによる右京さんの動画が出てきますけど、前回で「フェイク」と予告で入っていた分すでに種明かしが出てましたね。
それを右京さんが巧みに利用するところは面白かったですし、さすが右京さんでした。

 

あと少女と右京さんのやり取りはよかった!

 

少女「おじさんコナンとお友だち?」
右京「はい?」
少女「ママたちがおじさんのこと名探偵だわって」
右京「残念ながらコナンくんとは友だちではありません」
少女「なぁんだ」
右京「ご期待に添えず申し訳ない」

 

まさか右京さんからコナンが出てくるとは!
ほっこりした部分ですし、右京さんの世界でも『名探偵コナン』が存在することが嬉しかったです。
だって日テレですからね、コナンくん。
青山先生、見てくれてるかな?

 

しかも変声AIを使う右京さんも出てきますし、コナンくんのボイスチャンジャーがより身近になってきていますね。

 

また右京さんがシャーロック・ホームズっぽい変装をして留置所に現れたりもして、このあたりは微笑ましくて面白かったです。

 

土師さんとの協力関係もよかった。

 

あとはなんと言っても、今回の事件解決には亀山さんのミッションインポッシブルがあったこと!
まさに右京さんの手となり目となり耳となって、事件解決のために相棒の力を遺憾なく発揮。
右京&亀山が名コンビであることは堪能できました。
やっぱり最高です。

 

とうとう『相棒22』のシーズンが終わってしまいました。
あとどのくらい続くのかはわかりませんが、今年の秋からの『相棒23』が始まることを楽しみに春と夏を過ごしたいと思います。

 

みなさん、本当にお疲れ様でした!
次回の相棒待ってます!

 

『相棒』初のオリジナル配信

あとTELASAで『相棒』のオリジナルドラマを配信するんですってね!
脚本は徳永富彦さんで、監督は橋本一さん。

 

徳永さんは人間ドラマに長けた脚本を描かれるので、この配信ではどのようなストーリーを見せてくれるのでしょうか。
これを機会にTELASAに入ろうと思います。

 

あとお正月の相棒の第10話も3月27日に再放送が決定しますので、忘れずに録画視聴したいと思います。
再放送を信じて待っていたよかったです。
TELASAに入るのでそっちで見ればいいと思われるかもしれませんが、録画しておきたいのでテレビが嬉しいのです。
SP版の長尺はなかなか再放送してもらえませんから。

 

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