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アメトーーク「賞レース2本目やっちまった芸人」優勝目前で逃したチョコプラ・ロッチ・笑い飯が語る当時の状況

2024年3月14日の『アメトーーク!』です。
今回のテーマは「賞レース2本目やっちまった芸人」の前半です。

 

今回の企画は予告を見た時点で1週間楽しみにしていました。
いや本当に。
お笑い好きで賞レースを欠かさず見ているのでこの企画は熱い!

 

しかも内容がめちゃくちゃ濃く、撮れ高満載だったせいかラストで2週に渡ると加地EP(笑)。
おかげで「さや香のやっちまった」は次週に持ち越しへ。
あるあるとか他のエピソードも次週へ。

 

◆賞レース2本目やっちまった芸人

  • チョコレートプラネット(長田庄平、松尾駿)
  • 笑い飯(西田幸治、哲夫)
  • ロッチ(コカドケンタロウ、中岡創一)
  • さや香(新山、石井)

 

◆ゲスト

  • 三村マサカズ(さまぁ~ず)
  • 塙宣之(ナイツ)


▽目次です▽

 

賞レース2本目やっちまった芸人

  1. 「賞レースの1本目で非常に良い好成績を残し、あともうちょっとで優勝できるところまで行ってたのに2本目で大きく躓いて優勝を逃した4組」と長田が紹介⇒優勝目前で大失速した4組。
  2. 当時を振り返りながら傷を舐め合おう。
  3. さや香のM-1⇒「まだまだぬくぬくですからね」と新山。
  4. 長田は昨年(2023年)のさや香のM-1を見て、アメトークで「やっちまった芸人ができるんじゃないか」と呟いたら実現してしまった。
  5. 笑い飯は今回のメンバーの中で1番過去にやらかしている。⇒2009年。⇒「本当に掘り起こし感があるのは僕ら!」
  6. 笑い飯は賞レース2本目やっちまってるがM-1を優勝している。
  7. ロッチは今回のメンバーの中で1番わかりやすいと蛍原⇒いわゆる「ロッチ現象」
  8. 賞レース2本目やっちまったのが出てくるたびに治りかけの傷が剥がされるというトロッチ。
  9. 最新はさや香の「見せ算」
  10. 「ちょうどM-1の会場がアメトーーク収録のスタジオ」と新山。⇒「今事故現場で収録している」と続ける新山。
  11. 三村はチョコプラもロッチもKOCの審査をしている。「目の前で見ていた」
  12. 塙はさや香の審査をして、笑い飯は一緒に戦った。
  13. 塙曰く2009年の笑い飯は今まで見たことがない点数で、笑い飯の年だと思ってたのに「何やってんの?」
  14. さや香に関しては決戦で入れなくてよくなった。3択から2択になったと塙⇒「感謝してくださいね」と新山。


『アメトーーク』で企画になったきっかけのチョコプラの動画です。


2:10~「さや香に会いたい」⇒「そろそろアメトークで2本目やらかしちゃった芸人ができるのでは」
ここから視聴できるようにしていますのでぜひ。

 

 

 

企画の発端のチョコレートプラネットのやっちまったキングオブコント

  1. チョコプラの賞レースはキングオブコント
  2. 2008年:決勝Bリーグ3位⇒KOCの初年度でチョコプラ3年目で決勝リーグへ。
  3. 2014年:準優勝⇒同期のシソンヌとの対決⇒この年だけ勝ち残り式を採用し、この年でその方式は終了。⇒「ルールとして良くなかった」から1回だけだったのでは?と松尾。
  4. 2018年:3回目の挑戦⇒ここでやらかす。
  5. 出順は6番目⇒かなりいい出順。
  6. ファーストステージのネタは「密室」⇒抜群にハマってウケたネタ。⇒478点。当時の最高得点。⇒「松本さんが97点出されてて」と長田。
  7. 三村も97点⇒「相当気に入っていたと思います。普通やらないネタでこれだけ笑いを取るのはすごい」と三村が振り返る。
  8. ファーストステージ後に点数出てはける時に浜田から「このまま行けよ」と言ってくれた。⇒チョコプラも点数が高かったのでマジでいけると思っていた。「これ以上ウケることある?」
  9. 2018年のファーストステージの結果⇒1位:チョコプラ(478点)、2位:わらふぢなるお(468点)、3位:ハナコ(464点)⇒2位と10点差もあった。⇒貯金があるので普通にやれば優勝。
  10. 三村の話では1本目が終わるとトイレタイムがある。⇒その時に「チョコプラこのままいけば…」という話だった。⇒松本だけ「このままいかんこともあるからな。チョコプラは…」と言っていた。
  11. 2018年のファーストステージでわらふぢなるおが2位だったなんて誰も覚えてないとツッコむ塙。
  12. 2018年の優勝はファーストステージ3位のハナコ⇒チョコプラと14点差。
  13. KOCは点数低い順で決戦⇒1位だったチョコプラは最後の出順。
  14. 決戦のハナコのキャッチーなネタがウケてて怖いと思ったというチョコプラ。
  15. ハナコとわらふぢなるおの決戦が終わった時点で、チョコプラは「459点」以上取れれば優勝。⇒1人94点だったらイケる?⇒「見せ算だったら」と塙が新山に質問すると「見せ算の(94と94の)眼は0です」と即答。
  16. 1人92点でイケると判明⇒その時の6位の点数が458点のザ・ギース。
  17. キングオブコントはM-1と違ってネタの変更ができない。⇒コントはセットの用意があるため。⇒リハもがっつりやっている。⇒変更できるならこの時の流れに合ったネタに変えたかった。
  18. チョコプラの2本目のネタ「意識高い系棟梁」⇒最初のボケからウケなかった。⇒鉄板ボケもあまりウケずさわさわ。いつもならどっとウケる。⇒客に寄せたボケも手応えなし。
  19. チョコプラの時のKOCはネタの規定時間は5分⇒劇場でも何回やってもピッタリ5分だったのに、4分半で終わってしまった⇒「笑い待ちがない」とコカド。
  20. 長田の最後のコメント「審査員にお任せします」
  21. 審査員の三村の話では、やっちまった空気が流れているので、チョコプラが終わった後審査員も顔を見合わせたような気がする。⇒ハナコのウケの落差もあり、チョコプラは淡々と終わった感じ。
  22. 松尾は1本目でウケていた大声を出して挽回をしようと考えたが、きっと評価してくれるはずと思って止めた。
  23. チョコプラ2本目の結果は440点。⇒「松本さんに至っては84点。賞レースではまず出ない」と長田⇒「あんまりこの点数はつけない」と三村。
    440点は2018年の1本目では8位相当⇒8位のだーりんずが437点。⇒10位のやさしいズは419点!⇒なんで今やさしいズがスベってんだよと三村⇒「可哀想でしょ!」と新山。⇒「やさしいズ現象」?
  24. 2018年のチョコプラの結果の松本⇒1本目:97点、2本目:84点の13点差!
  25. 2本目のネタが終わった後、CM中に浜田にビンタされた松尾。⇒ロッチの時は中岡が浜田に蹴られた。⇒負け顔するなとか落ち込むなの意味があったのでは?
  26. 最終結果は3位に。⇒2位でもなかった。

 

「ロッチ現象」の言葉が生まれたロッチのやっちまったキングオブコント

  1. 2009年:決勝6位
  2. 2010年:決勝7位⇒ここまではレッドシアターがあって勢いがあった時期。
  3. 2015年:3回目の挑戦⇒本当に頑張らないといけない時期だった。
  4. 出順は8番目
  5. ファーストステージのネタは「試着室」⇒伝説のネタ。最高傑作。
  6. ロッチにとって「試着室」は思いのほかウケてしまったネタ。⇒ロッチの予想のはるか上のウケ具合。⇒「決勝これいける?」くらいに思っていたコカド。
  7. しかも「試着室」がウケすぎてビックリしたコカドはネタが飛んでしまったというアクシデントもあった。
  8. ロッチのファーストステージは478点。⇒この年から松本・さまぁ~ず・バナナマンの審査員になった。
  9. コカドとしてはウケ過ぎたと思っていた。⇒「2本目だいぶ違うぞ」と不安に思ったコカド。⇒テイストの違うネタを用意。
  10. 2015年のファーストステージの結果⇒1位:ロッチ(478点)、2位:コロチキ(468点)、3位:バンビーノ(455点)⇒2位と10点差。チョコプラと一緒!⇒「呪われた数字」「悪魔の数字」と長田。
  11. しかも10位の点数も一緒!2009年の10位はさらば青春の光(419点)⇒やさしいズと一緒。やさしいズ現象!⇒「さらばが先やからな」と蛍原のツッコミ。「さらば現象」⇒「現象じゃなくてただただスベっただけ」とコカド。
  12. 2015年は5組が決勝ステージへ。⇒1位:コロチキ(933点)、2位:バンビーノ(926点)、3位:ジャンポケ(896点)、4位:藤崎マーケット(893点)⇒ロッチは456点以上で優勝。
  13. 審査員の三村はトイレ休憩で「普通にやっていれば優勝」と話していた⇒松本もチョコプラの時のような話はなかった。
  14. ロッチは優勝どころではなく、「2本目あれやぞ」という不安が大きかった⇒KOCはネタを変えられない。
  15. ロッチの場合ネタを変更できるのであれば変えていた!⇒「素舞台でいいから変えたい」と長田も同意。
  16. ロッチの2本目は「仮病のボクサー」⇒笑いがくるはずの設定説明で笑いゼロ。⇒設定がウケないのでその後もウケない。
  17. 「チョコプラと似てる」と指摘する三村。
  18. 反省点①:ボケが1本目と違って、コカドがボケに。⇒1本目は中岡がボケ。
  19. 反省点②:コカドと中岡がやりたいネタが別にあった。
  20. 反省点③:間を取ったマネージャーの意見を参考にして「仮病のボクサー」に決定。⇒優勝というよりもいろんなロッチが見せられると決断。⇒「幅を見せたい」と全員が賛同。
  21. ロッチ2本目の結果は429点。⇒スタジオから「ええ?」と悲鳴⇒なんと全員80点台。⇒設楽は83点。これは設楽の過去最低点。⇒「こんな低い点を出さなくてもいい」と長田。
  22. 塙は賞レースの1番最後で夜遅い時間、わかりやすい方がいいのかもしれないと話す。
  23. コカドは1本目はウケすぎているので、客はあれが見たい。
  24. ポップな感じがいいのかもしれないと蛍原と塙⇒「先に言ってください、それを!」と長田⇒「幅見せたいんです」と中岡が言うと、「幅見せたい、本当ですよ」と新山。
  25. 最終結果は3位。⇒ロッチの1本目:478点、2本目:429点で49点差。⇒「1人約10点?」と驚く新山。
  26. それでも10位のさらばの1本目の方が低い。
  27. これと同様なことをすると「ロッチ現象」と言われる。⇒この言葉が生まれたのがチョコプラが優勝逃した時。
  28. ネタを提案したマネージャーが責任を感じて荒れてしまった。⇒断髪して飲んで暴れた。⇒この時以降、マネージャーが意見することはなくなった。

 

 

 

100点満点が出た唯一のネタ「鳥人」から「チンポジ」の笑い飯のやっちまったM-1

  1. 笑い飯はやっちまった2009年含めて8年連続決勝進出⇒2002年から。⇒しかも6位以下を取ったことがない。
  2. 2002年のM-1初決勝の時はコンビ歴2年目。
  3. やっちまった2009年の出順は5番目⇒いい出順。
  4. NON STYLEは敗者復活であがってきた⇒2008年の王者で2年連続を狙っていた。
  5. 笑い飯の1本目のネタは「鳥人」⇒M-1史上でも伝説のネタ。
  6. 2009年の決勝の結果:668点⇒歴代3位の得点。
  7. しかも後にも先にも「100点」が出たネタ⇒島田紳助が100点。⇒M-1史上唯一の満点⇒「怖くてつけられない」と塙。
  8. ハライチは番組の最中なのに「たぶん笑い飯さんが優勝なんで」と言っていたほど勢いがあった。
  9. 当時出場していた塙もこの年は笑い飯の大会だと悟ったと話す。
  10. 決戦の2本目のネタが鳥人路線のネタじゃない⇒これまでのチョコプラ、ロッチと一緒。⇒1本目がハマりすぎてアレを欲しがっている状態。
  11. 笑い飯も言う。「やっぱり幅を見せたい!」
  12. 笑い飯は2本目でヤバイと感じた。
  13. 2009年の決勝の結果⇒1位:笑い飯(668点)、2位:パンクブーブー(651点)、3位:NON STYLE(641点)
  14. M-1はKOCと違って最終決戦はリセットされる。⇒とはいえ、2位と17点差であれば笑い飯と塙。
  15. 決戦の出順は最後を選択⇒1番最後に印象を残した方が審査員も選んでくれそう⇒これを踏まえて、さや香が3番手を選んだ時「違うって!」と思ったという哲夫。
  16. この時の3組はのちに全組優勝している!⇒ノンスタ、パンクブーブー、笑い飯
  17. 決戦の2本目は「ラグビー」⇒チンポジの正式なタイトル。実はラグビーの中の一ボケがチンポジなだけ。⇒下ネタではなくスポーツのネタ。
  18. これまでのM-1を優勝している人は1本目とよく似たネタを2本目にやるのが王道。⇒王道パターン以外の優勝パターンになっているかも?⇒「あの戦略はf狂い!」⇒「俺らにはスポーツ(チンポジ)のネタがある。営業で大爆笑のネタがある」と自信を持ち王道を捨てる。
  19. 客は「チンポジ言うな」の雰囲気に。⇒ウケないからチンポジの回数が減る。
  20. 決戦の結果は審査員全員がパンクブーブー。
  21. 笑い飯はネタの変更は考えず。⇒ヤバイとは思っていたが変える気はなかった。⇒「優勝にふさわしいネタはチンポジ!」⇒「スポーツ」と長田に。「今自分でチンポジって言いましたよ」と新山にツッコまれる。
  22. 笑い飯は翌年の2010年に優勝。⇒ラストイヤーだったため、絶対に優勝したい!⇒ガチガチに揃えた王道パターンの2本で挑んだ。
  23. 笑い飯の結論「結果が全て」⇒優勝しているから笑い飯現象はないと長田。
  24. 松本から「チンポジの説明はいらない」と指摘⇒「チンポジ気にすな」から入っていたら、松本は笑い飯に入れていたという。⇒「審査員に松本さんは必要!」と哲夫。


◆◇◆ ◆◇◆


前半はここまででした。
冒頭で触れたようにさや香とまだまだあるであろうエピソードは次回に持ち越しです。

 

M-1の会場が『アメトーーク』の収録スタジオと一緒なんて初めて知りました。

 

しかし今回のメンバーは1本目はどれも傑作です。
さや香に関しては2022年が最高傑作の1つでしょうし、優勝するのは2022年だったと思います。
だからこそ哲夫さんが決戦の出順の「3番目を選ぶのは違う」ということだったのでしょう。
これは2022年を指していたように思うのです。
向上委員会でもロングコートダディが「僕らが決戦の出順を1番選んでいたら、優勝はさや香でした」と冗談めいて話してましたけどあながち間違いではないと思っています。

 

2023年は令和ロマンの流れだったので同じようなネタを揃えても無理だったと思ってます。
ラストイヤーであれば同情票もあるかもですが。
令和ロマンじゃなければヤーレンズが優勝したかも、くらい。

 

賞レースは人生を賭けた戦いですから中身も濃い。
しかもさや香以外の3組ははすでに売れっ子。
さや香は来月の4月から東京進出なので、この3組と同様の地位まで上がれれば縁起がいいですよね。

 

ロッチの自分たちが予想以上にウケてしまったがゆえの落とし穴はなんとなくわかります。
確かさや香の2022年の「免許返納」がそんな感じだったと新山さんが言っていたと思います。
それで優勝を意識しちゃって残念みたいな話だったかと。
しかも自分のやりたいネタをやって自分たちのM-1を終わらせたいというところも今回のメンバーの話とリンクするので、やっちゃう芸人には共通点があるように感じました。

 

チョコプラもロッチも傷が深かったせいかその後のKOCは出ず。
チョコプラに至っては今売れっ子になったのであえて出る必要もないのでしょう。
にゃん吉はその年はチョコプラを全力で応援していたのでめちゃくちゃガッカリしました。
その一方でハナコには納得。
あの犬のコントは最高だった。

 

チョコプラの浜ちゃんのビンタは本音ではしご酒で言ってましたよね。
DXだったかな?
どちらかで話してました。

 

笑い飯の「鳥人」はM-1史上でも最高傑作の1つ。
あれは忘れられないですし面白かったです。
チンポジも今思えば面白い(笑)。
笑い飯は漫才師であることを誇りにしているコンビですし、劇場出演が必須の芸人でしょうからM-1タイトルは絶対に欲しかったでしょうし、お笑いファンとしては獲れてホッとしたというのが本音です。

 

笑い飯が言うように「結果が全て」なので、優勝にこだわるのであればその道を進んでいけばいいと思います。
とにかく出場しないことにはチャンスすらありません。

 

続きです。

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