2021年5月3日放送の『激レアさんを連れてきた。』を見ました。
今回の激レアさんは「喫茶店の無料モーニングメニューを増やしすぎて、毎日厨房で1人 パニックを起こしている店主、フルタさん(古田恵一さん)」です。
もうタイトルからして大変そうなのがわかりますけど、興味がめちゃくちゃあります。
モーニングメニューがたくさんあるということは、あのリーズナブルな料金で食べれる喫茶店ということですよね?
名古屋(愛知?)のモーニングは有名ですけど、三重でも喫茶店のモーニングはボリュームがありました。
中部地区ではそういう伝統的な感じなのでしょうか?
◆ゲスト
- 木南晴夏
- バカリズム
▽目次です▽
- フルタさんは喫茶店「カフェ待夢(タイム)」の店主
- フルタさんの経歴に理由が?どうして無料サービスが増えたのか?
- どんどん増え続けるメニューのキッカケ「ハンバーガー」
- ついに定食登場!
- ランチメニューの豚汁がモーニングで提供
- フルタさんに春が来た!ロマンスの成就
- 朝6時開店へ
- フルタさんは休めない!
- フルタさんが断ったメニュー
フルタさんは喫茶店「カフェ待夢(タイム)」の店主
- フルタさんは岐阜県大垣市にある喫茶店「カフェ待夢(タイム)」の店主。
- 毎朝大量の料理を作っている。
- 客に食べたいものを言われると断りづらくなり、増えてしまった。←「どっかで止まらなかったの?」と驚く若林。
- 開店は朝6時。6時なのにわずか5分ほどで満席に。
- メニューは全部1人で作っている。
◆岐阜や愛知のモーニング
- 一般的な岐阜や愛知のモーニング:コーヒー1杯の値段(400円程度)で、ゆで卵・トーストなどが無料でサービス。メニュー数は5~10種類ほど。
- フルタさんのモーニング:コーヒー1杯の値段(400円程度)で、トースト・揚げ物・定食・丼など130種類のメニュー。
- 番組で出てきたメニューの一部:唐揚げ、生姜焼き、ソースカツ丼、おろしカツ丼、うどん、野菜カレー、豚キムチ丼&パイタンラーメン
- 「パイタンラーメンをリクエストした人には悪意しか感じない。喫茶店で普通注文しない」とバカリズム。
フルタさんの経歴に理由が?どうして無料サービスが増えたのか?
◆フルタさんの18歳~31歳時の経歴
- フルタさんの経歴①:イタリアンレストランで住み込み。
- フルタさんの経歴②:中華料理店で住み込み。
- フルタさんの経歴③:びっくりドンキーの店長。
- フルタさんの経歴④:フードコートでたこ焼き、
- フルタさんの経歴⑤:クレープを焼く。
- フルタさんは1ヵ所で働いていると飽きてしまう性格。
- 毎回同じことをやっているため1年くらいで飽きてしまうとのこと。「別なところで仕事しようかな」
- これにより、広く浅くの料理スキルが身についた。
- 31歳の時、知り合いから空いている喫茶店があると声をかけられた。
- 場所は岐阜県。モーニング激戦区で人口1千人あたりの喫茶店数が全国2位!
- フルタさんは乗り気ではなかったが、前の仕事を辞めていたため軽い感じで引き受けた。
- フルタさんの目指した喫茶店:老若男女問わず来店してもらえるゆったりした空間の喫茶店。
- 当初の営業時間は朝9時から夜7時まで。
- 最初の頃のフルタさんのモーニングメニューはわずか2種類:とろけるチーズトースト、フレンチトースト(メープル)だけだった。
- フルタさんは美味しいし、これでイケると思ったが、ある時お客さんに「このメニュー数ではこの街ではやっていけない」と言われる。
- この忠告を受けた時のフルタさん。「別にこれでイケるし、心配性なおじさんだな」くらいに思った。
- だが、おじさんの言う通り、全然お客さんが来なかった。
- 1日3人という日もあった。
- 岐阜県では、常連さんがいて、そこからお客さんを奪う形になる。
- モーニングメニューが2種類だと、1日、2日は来店するものの元の喫茶店に戻ってしまう。
- 岐阜県でのモーニングの鉄則:モーニングの量&メニュー数が重要!
- そこで2種類⇒9種類に増やす。
- これで喫茶店もギリギリやっていけるレベルになった。
- フルタさんは「お客さんが喜ぶかが第一」と思うようになった。
どんどん増え続けるメニューのキッカケ「ハンバーガー」
- 2004年。常連客がメニューにない「ハンバーガーが食べたい」と言い出した。
- その時には材料がなかったため、翌日にハンバーガーを提供。
- その後ハンバーガーをメニューに加えると、瞬く間に人気メニューになった。
- ハンバーガーのバリエーションも増える⇒チーズバーガー、てりやきバーガー、フィッシュバーガー。
- しかも、これは無料サービス!
- フルタさんはプラスでお金をもらうとなると、無料ではなくなる。無料の文化を守りたかった!
- ここで仕込みのために、朝9時オープンのために朝7時起床となった。
ついに定食登場!
- 2005年。おにぎりが食べたいという常連が現れる。
- ご飯はランチメニューのために用意ができた。
- 問題はおにぎりを握ると手が汚れて時間がかかってしまうこと。
- そこで思いついたのが、定食!
- ご飯も味噌汁もすでに用意ができているので、盛るだけ。
- 最初の頃のおかずは、梅干しやシャケだった。
- ここからご飯もののメニューが増える。さらにうどんやそばなどの麺類も!
ランチメニューの豚汁がモーニングで提供
- 20人で満席になる喫茶店。ついには外に行列ができるようになった。
- 今度は客が並ぶくらいなら他の店に行こうとしだす。
- 客を逃したくないフルタさんは、50人詰め込んだ。まさにギュウギュウ状態。
- 当初はゆったりとした空間の提供だったが、真逆な状態に!
- 2014年。ランチに豚汁を作ったところ、大好評!
- 常連客が「ランチの豚汁にうどんを入れて」と言い出した。
- 食べた事がなかったが、やってみたら美味しかった。「むしろ感謝」というフルタさん。
- しかし、ギュウギュウの店内ではメニューが見えてしまうため、注文が殺到。
- ランチだった豚汁がモーニングに前倒しで提供することになってしまった。
- さらに、ランチの唐揚げ定食もモーニングで出してと言われ、それもたくさん注文されてしまい、ランチ前に品切れに。
- ランチでは600円の唐揚げ定食が、モーニングではコーヒーについてくる無料サービス。
- その後もトンカツ、かつ丼、やきそば、オムライス、カツカレー等が増える。
- この結果メニュー数は100種類に!
フルタさんに春が来た!ロマンスの成就
- 1人で厨房をフル回転。閉店後に大量の買い出し。
- 自分の時間はなく、家に帰れば爆睡。
- ある時、2人の娘さんをつれたお母さんが来店。
- お母さんが気になっていたフルタさん。
- その娘さんになつかれるフルタさん。お母さんに「結婚しないの?」と聞いていた。
- フルタさんももうプッシュし、無事結ばれた!
- 交際3ヵ月ほどで同棲し、ゴールイン!
- 2016年。結婚して幸せな日々を送るフルタさん。
- ちょうど冬になった頃、季節限定の食材を使ったメニューを20種類考案。
- 自らモーニングメニューを増やすという悪手。「結婚して浮かれていた」というフルタさん。
- 考えたのがカキフライ。
- ランチでも出したが、モーニングでも提供したい。
- 冬限定なので春でメニューが変わるはずが、それが食べたいという常連多し。注文ラッシュに!
- その結果、季節限定メニューを1年ずっと出し続けるハメになってしまった。
朝6時開店へ
- 満席状態のフルタさんの喫茶店だが、客単価は微々たるもの。
- コーヒー代400円からモーニングのコストを差し引きすると、わずかな利益。
- 儲けを出すには、超薄利を超高速回転でリカバーするしかない!
- 平日で300人、土日で500人くらいの客数。
- 単純計算で、1日500人の10時間営業だと、1時間に50人さばいている。⇒1分で1メニュー出さなければならない。
- さらに、仕込みのために5時起床、9時オープンの生活になっていた。
- また人気チェーン店の新店舗がオープンするというチラシを目にしたフルタさん。開店は6時から!
- おじいちゃんおばあちゃんも多く、朝は早い。6時開店のお店ではかなりお客が流れてしまうと懸念するフルタさん。
- そこで3時起床、6時オープンを決意。「負けたくなかった!」
◆フルタさんのハードスケジュール
- 3時:起床&仕込み開始
- 6時:オープン
- 19時:閉店&買い出し
- 21時:家族の夕飯づくり
- 22時:就寝
フルタさんは休めない!
- がむしゃらに頑張ったおかげでお金に余裕ができ、店を移転!
- 店内は広く、厨房も広い。冷蔵庫も10台。
- さらに、アルバイトを雇うことも出来た!
- しかし、メニューが多すぎてアルバイトでは厨房は無理だと気づく。
- このメニューをこなすには3人必要。教えるのも大変⇒自分でやらないと仕方がない。
- そこでホール4人で、厨房はフルタさん1人。⇒ホールが4人のため注文を受ける速度が4倍に!
- 回転が早くなる⇒お客さん増⇒フルタさん多忙の無限のループへ。
- フルタさんが休んだら店は成り立たない。
- 幸い休んだことはないが、1度転んであばら骨を折ったことがあるが、朝だったためとりあえず開店して1日頑張った。病院に行ったら、やはりあばら骨が折れていた。
- フルタさんのところの人気メニューは和食。朝6時~9時までで、和食しか出ないこともいっぱいある。
- 今でも新メニューの注文が入るが、メニューは裏メニューにして気づきにくいところに貼ってある。
- フルタさんが面倒だと思うメニューはうどん系。上の具をいろいろ変えてくるので手間。
- 今は2人のお嬢さんも仕込みのお手伝いをしている。
- さらに、今はワンコイン弁当も始めた。
- モーニングの食材だけで100万円かかる。内訳はコーヒー代が20~30万円で、食材が70万円。
フルタさんが断ったメニュー
- 覚えてはいないが断ったことはある。
- たとえばステーキと言われば、無理!「原価超えちゃうので」←「そこの線引きはされてるんだ」と若林&バカリズム。
- 現在は130種類のメニューがあり、制覇したいという常連さんもいる。
◆◇◆ ◆◇◆
ラベリングは(リスペクトを込めて)「断る感情を知らない調理ロボット」(激レアさん No.229)でした。
◆◇◆ ◆◇◆
いや~想像以上に凄かったです。
岐阜や愛知って本当にモーニングの文化が凄まじいんですね。
前に名古屋でモーニングを食べた時、えらく感動しましたけど、そんなのの比じゃなかったです。
他県からすれば、不思議でしょうがないこのモーニング文化ですけど、それを提供している喫茶店がある限り続いていく文化なのでしょう。
今はコロナ禍で大変でしょうけど、どうか乗り越えて欲しいですね。
ワンコイン弁当がどのくらい出ているのかが気になりましたし、ランチの売上も気になりました。
ちゃんとランチもにぎわっているならいいですよね。
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