2022年2月7日放送の『激レアさんを連れてきた。』を見ました。
今回の激レアさんは「毎日荒川の河川敷に行ってハンマーで金属を叩き趣味でシンバルを作っていたら、世界的評価を受けた人、マナブさん(山本学さん)」です。
この日の激レアさんは3本立てで、3名の激レアさんが登場しました。
その中でも激レアさんらしい激レアさんだったのがマナブさんです!
弘中アナが上記の紹介をされた瞬間から興味津々w
非常に楽しい激レアさんでした。
◆ゲスト
- 滝沢カレン
- 塚地武雅(ドランクドラゴン)
▽目次です▽
マナブさんとシンバル
- シンバルの価格:一般的には1枚2~3万円くらいが相場。
- マナブさんのシンバルの価格:1枚21万円。
- マナブさんのポリシーは「いい音のシンバルを作りたいだけ」ということで、今でもあまり売ろうとは思っていないとのこと。←「ホントに趣味なんだ」と若林。
- 当初は荒川の河川敷で制作していたが、現在は自宅のシンバル工房で作成。
- 庭には無造作にシンバルの素材となる青銅の丸い板が並べられていた。⇒雨が降ってもそのまま。すでに錆びているので平気というマナブさん。「踏んじゃっても全然平気です!」
- その青銅の板をトンカチで叩いていく。
マナブさんのSNS
マナブさんのTwitterです
わああああありがとうございました!!!!🙇♂️🙇♂️🙇♂️🙏🙏🙏🙏🙏見て下さった皆様、出演者の皆様、番組スタッフの皆様、今まで関わってくださった皆様本当にありがとうございました!!
— 山本学シンバル職人2/7(月)激レアさん出演予定ARTCYMBAL個人制作者マナブ (@artcymbal) 2022年2月7日
#激レアさん pic.twitter.com/xCGYX1PI5k
マナブさんが世界に羽ばたくキッカケとなったYouTubeです
上記が1番再生されてたのでこれをご紹介します。
たくさんのシンバル動画がアップされてましたのでご興味がある方はご視聴ください。
マナブさんが虜になったトルコ製シンバル
- 元々はシンバル作りではなく、「シンバルの音」に取り憑かれていた。
- シンバルには一発の音でいろんな音が入っている。⇒「音の宇宙」が最高と語るマナブさん。
- ドレミファソラシドの混ざったいろんな音が一気に出る。
- マナブさんは高校時代にオーケストラ部に所属し、シンバルの大きな音に魅了された。
- 学校ではシンバルを叩けるが、他の場所ではシンバルが叩けない。家で叩きたいという欲望が湧きあがる。⇒仏壇のおりんで代替え。
- ベートーヴェン交響曲第9番にはシンバルが入っている。それの練習のためにおりんを利用。
- 高校卒業後はドラマーになったマナブさん。
- 給料の7割をつぎ込んで、全国の楽器屋で理想のシンバル探しをする。
- シンバルは1枚1枚、全部違う音。⇒同じメーカーでも違う。
- その中でもマナブさんが虜になったのは100年前のトルコ製シンバル。⇒惑星で例えると完璧に一列になっているような音。⇒それが「調和」。
- マナブさんはそこでシンバルを作ってみようと決意。当然作り方は知らず。
素人がシンバル製作開始
- 自分でシンバルを作ってみようと考えたマナブさん⇒しかし1番の問題が発生!⇒シンバルの素材の青銅の板がどこにもない!
- 知り合いから貰った安物のシンバルをスクラップして一から作ってみることにした。
- マナブさんのシンバル製作:①シンバルを叩いて単なる板に戻す→②それをハンマーで叩いてシンバルにする。
- これをしてみたら、元のシンバルとマナブさんが叩いて作ったシンバルとでは音が全く違う。⇒自分の好きな音を作り上げることができる。
- ここで問題発生。それがハンマーの叩く音が爆音。⇒家で作っていたら近所から大クレームが来た。
- マナブさんは自宅をやめ、カラオケルームで製作することにした。⇒振動でコップが割れて出禁に。⇒床で叩いていたら、部屋のどこに置いてもコップが割れてしまった。
- ハンマーを振り回しながら、かつ大きな音を出しても大丈夫な場所⇒荒川の土手。⇒茂みの奥に作業スペースを確保し製作。
素人シンバル作りから世界的な「唯一無二のシンバル職人」へ
- 音色の調節が運だよりになってしまうことに悩むマナブさん。
- 誰も作り方を知らないのでひたすらいい音を目指して叩く⇒叩きすぎると割れてしまう。
- 土手では雨が降るし川に水没するが、それによりシンバルが丈夫になる。⇒ハンマーで叩くと金属が熱を持つため割れやすくなるが、水没で冷えて割れにくくなる。
- これはマナブさんが自主製作中に自然と気が付いたこと。雨に濡れた後のシンバルの方が圧倒的に割れにくかった。
- 夕方を過ぎると土手は真っ暗で何も見えないが、手と耳の感覚が抜群に研ぎ澄まされる。
- シンバルは金属のため反射で形がよくわからない。⇒細かい形が音に重要だと気づく。⇒真っ暗な中触ることでわかってくる。
- こうやって2年間、荒川の土手で製作したシンバルは100枚。
- 部屋中にシンバルがあるため、ぶつかるたびに音がなりうるさい⇒全部売ろう!
- ヤフオクで1円で出品。値段はみんなが決めてくれればいいと思ったというマナブさん。「僕は作ることで満足!」
- 実はこの時点で世界中のシンバル好きが大注目していた。⇒YouTubeにアップしていたから。
- 海外ではシンバルだけを議論する2ちゃんねるみたいなのがあって、そこで話題になっていたらしい。
- マナブさんのシンバルが1円で出品されたこともそこで言われていた。⇒結果相場の2倍の6万円の値がついた。
- マナブさんのシンバルの高い評価は「カップ」と呼ばれる持ち手に繋がる盛り上がっている部分。
- 100年ほど前からカップは機械化されていて、手作業ではいいカップは作れないと言われていた。⇒ゼロからカップを打ち出しているシンバルはほとんどない。
- マナブさんは1つのシンバルを作るのに、6枚作ってそこから最高の1組を選ぶ。⇒そうしないと割れてしまうこともある。
- マナブさんのシンバルは協和音だけが出るように作っている。
- 現在は「唯一無二のシンバル職人」として世界中から注文依頼が殺到している。
◆◇◆ ◆◇◆
ラベリングは「荒川から世界へシンバルを放流している人」(激レアさん No.293)でした。
◆◇◆ ◆◇◆
凄かったです!
激レアさんらしい激レアさんでした!
しかし欲がないというか、作ることが全てという点も面白かったですし、だからこそ高値の取引にも繋がるのでしょうね。
一生懸命シンバル製作をしているマナブさんですが、これまでで1番心惹かれたトルコ製シンバルの音に近いものは作れたのでしょうか。
そこも気になりました。
まだまだ夢が叶っていないのかもしれませんね。
そこを原動力にして、いい音作りを頑張って欲しいです。
シンバルが大好きなのがよく伝わった激レアさんでした!
▽他の激レアさんもどうぞ▽
①『激レアさんを連れてきた。』2019年3月4日 北山やすのり 伝説のトライアングル製作!若林のインスタフォロワー数が少ない - 今日も暇です。
②激レアさんを連れてきた 5月24日 西川悟平 ピアノで強盗を改心させたという嘘のようなお話 後日談にも感動 - 今日も暇です。