2022年7月11日放送の『激レアさんを連れてきた。』を見ました。
今回の激レアさんは「普通の学校の先生だったのに、運動部の生徒よりもバリバリ鍛え続けたら、地球上の60代の女性で一番速く走れるようになった人、ユゲタさん(弓削田眞理子さん)」です。
弘中アナが上記を読み上げた時に、「え?」と思わず声が出てしまうほど驚きました。
若林さん、小瀧さん、でか美ちゃんもめちゃくちゃ驚いてました。
男性では割と筋力をつけて体力があがるというのは聞いたりしますけど、女性で、しかも60代でというのは本当に驚きます。
このオープニングの時点ですごく興味が湧きました。
確かに見た目はかなり細いのでランナーと言われればそうなんですけど、60代でフルマラソンとは…。
スーパーおばあちゃんという感じでカッコ良かったです!
◆ゲスト
- 小瀧望(ジャニーズWEST)
- でか美ちゃん
▽目次です▽
ユゲタさんはランナー憧れのサブスリーを60代で達成
- 現在ユゲタさんは64歳で、現役の学校の先生。体育の教師で陸上部の顧問を務める。
- ユゲタさんは60代女性のフルマラソン世界記録保持者。
- フルマラソンで3時間を切ることを「サブスリー」と言われており、ランナーの目標でもある。⇒20代の男性でもわずか5.17%の達せ率。20代女性は0.95%。
- サブスリーの60代女性は0%。男性も0.07%という達成率の低さ。
- ユゲタさんは60代女性で世界初のサブスリーを達成!⇒記録は2時間52分13秒。
- ユゲタさんのモットーは「生徒に負けたくない!」
- 部活ではユゲタさんが先陣を切って走り込む。
- 休日はフルマラソンの大会に出場。⇒今まで100回以上出場している。
マラソンのキッカケは歴史的瞬間を目撃したこと
- 1979年。ユゲタさんが大学3年の時、すでに教師を目指していた。
- その時に第1回東京国際女子マラソンを生で見た。⇒世界で初めて公認された女性限定のマラソンレース。
- 走っている人がみんなカッコよく、ユゲタさんには選手がキラキラ輝いて見えた。
- 感銘を受けたユゲタさんはマラソンで1番を目指すと決意。
- 大学卒業後教師になったユゲタさんはマラソンで1番を目指すために、放課後の誰もいなくなった夜の校庭を120周走った。
- 学校のトラックは1周300mなので、120周で36km。⇒30周を1セットとし、30周後に逆走、また30周で逆走を繰り返し、120周分を数えて走った。
さらに学校には2mの高さの鉄棒があり、暗闇でひたすら空中逆上がりをしていた。 - この翌年が教員生活2年目で、ユゲタさんはフルマラソンに初挑戦する。⇒記録は3時間9分21秒。サブスリー目前!⇒しかし、この初挑戦の記録が25年以上更新されなかった。
- ユゲタ先生は同僚の理科のタカシ先生と恋に落ち、結婚へ。⇒妊娠もしたため、マラソンを引退。
- ちょうどマラソンの記録が伸びなかったのもあった。
- それで思い悩み、円形脱毛症や十二指腸潰瘍にもなってしまった。
マラソン開始は52歳…実は空白の26年
- 1984年、ロサンゼルスオリンピックが開催。⇒女子マラソンが初めてオリンピック正式種目になった。
- ロサンゼルスオリンピックの優勝はアメリカのジョーン・ベノイト選手。初代金メダル獲得!
- 当時妊娠中だったユゲタさんはベノイト選手の活躍で、再びマラソン熱があがる。
- 子どもの手がかからなくなったらもう1回マラソンをやろうと決意。
- しかし、その後3人の子どもを出産し、4人の母に。⇒なかなか子どもの手がかからない状態になれず。
- しかも学校の先生も続ける。「生徒だって可愛いもん」と生徒愛炸裂のユゲタさん。
- その結果、走りたくても走る時間がない状況が続く。
- ユゲタさんがようやく子育てが落ち着き、マラソンを再開ができたのが52歳の時。⇒走りたいという気持ちを26年間持ち続けた。
- ユゲタさんの理想のロサンゼルスオリンピック優勝者のジョーン・ベノイト選手も結婚して子どもがいながら、オリンピックの代表選考会にその後も3回チャレンジしている。⇒それがユゲタさんのモチベーションに繋がる。「いつか追い付きたい!」
50代で覚醒し61歳で世界一に
- ユゲタさんが本格的にフルマラソンに挑んだのは52歳の時
- 子育てから解放されたユゲタさんは、朝から学校までの道のり8.5kmを走って登校。⇒帰りも走って帰るので往復17km。
- 生徒が授業中に校内のジムで筋トレ&走る。
- もちろん授業も本気!部活でも走る。
- さらに休みの日には毎週何かしらのマラソン大会に参加。
- ユゲタさんは「ユゲタ塾」がある。ユゲタさんと走りたくて集まったランナー集団。
- 一般的には50代という年代は体力が落ちていくのだが、ユゲタさんは50代から体力が爆発的にアップ!
- 58歳で大阪国際女子マラソンに参加。⇒記録は2時間59分36秒!⇒58歳で人生初のサブスリーを達成
- さらに61歳の時にもサブスリーを達成。⇒記録は2時間59分15秒。⇒60歳以上でサブスリー達成は世界初!
- 24歳の時にマラソンで1番になりたいという夢が、37年後に叶った。
- 翌年の62歳で、さらに記録を更新。⇒2時間52分13秒。7分以上も更新。
生ける伝説との奇跡の出会い
- 2022年4月。ボストンマラソンに招待された⇒50周年の記念大会だった。
- ボストンマラソン初の女性ランナー、バル・ロゴシェスケさん(75歳)も呼ばれた。
- そして、ユゲタさんが憧れたジョーン・ベノイト選手の姿もあった。
- ユゲタさんの夢はいつかジョーン・ベノイト選手に会いたいということ⇒その願いが38年後に叶った。
- ベノイト選手はユゲタさんのことを知っていた。⇒「来年の東京マラソンを一緒に走りましょう」と約束をかわす。
- 実はユゲタさんは今やベノイト選手よりも速くなった!
◆◇◆ ◆◇◆
ラベリングは「ベノイトを追っかけて追い抜いた人」(激レアさん No.322)でした。
◆◇◆ ◆◇◆
ものすごくパワフルなユゲタさんでしたけど、とても元気と勇気を貰いました。
50代といえば、体力も落ち、肉体に大きな変化が見えてくる年でしょう。
場合によっては、お孫さんがいる年代でもあります。
しかし、そんなことは関係ないんだということを、今回ユゲタさんは教えてくれました。
好きこそものの上手なれ、ですとか、継続はちからなりですとかの言葉がありますけど、ユゲタさんの場合はまさにそれを体現している方でした。
しかも明るくて元気!
パワフルな先生なんでしょうね。
やってみたことがあれば年齢に関係なくチャレンジしてみたらいいんだということを、今回学ばせていただきました。
ユゲタさんのように素敵な年の重ね方をしたいです。
ユゲタ塾に人が集まるのもわかりますよ。
ちなみにユゲタさんの体は鍛えているだけあって、鋼のような肉体でした。
絞られてもいますし、筋肉がしっかりとついているように思います。
本当に憧れますし尊敬します。
ユゲタさんこそ生ける伝説でしょう。
▽他の激レアさんもどうぞ▽
①激レアさんを連れてきた 岩崎真也 SASUKEに全然出られない人 岩崎さんの自作セットで完全制覇を達成したのは別の人 - 今日も暇です。
②激レアさんを連れてきた 山本学 趣味のシンバル作りで世界的評価を受ける唯一無二のシンバル職人! - 今日も暇です。