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激レアさんを連れてきた 打越正行 社会学の研究のために20年間ヤンキーのパシリに その成果が実を結ぶ

2022年5月16日放送の『激レアさんを連れてきた。』を見ました。

今回の激レアさんは「社会学の研究をするため20年間暴走族のパシリをしていた大学教員、ウチコシさん(打越正行さん)」です。

 


前回の予告からとても気になっておりました。
もうとてもひきつけられるキャッチコピーですよね(笑)。

 

オープニングで若林さんが「出来るものなの?年齢がいっちゃう。20年だよ?」とツッコんでました。
ウチコシさんは20年前に知り合って、その子たちと一緒に歳を重ねたそうです。
なるほど!


◆ゲスト

  • 成田凌
  • 丸山礼

 

▽目次です▽

 

ウチコシさんは和光大学の教員で著書が大ヒット「ヤンキーと地元」

  1. 現在は和光大学の社会学の教員。⇒授業が異端で大注目
  2. ウチコシさん著作の「ヤンキーと地元」は、社会学の本としては異例の大ヒット。⇒爆売れ中!
  3. 「最強の社会調査入門」と題したオンライン授業では、暴走族のパシリとして調査をしたことを話すウチコシさん。
  4. パシリ歴はなんと中学から。
  5. パシリは意外と難しい⇒ずっと命令されて完璧にこなしていたら、要求はエスカレートし無理難題を言われる。
  6. 大事なのは適宜ミスらないといけない!
  7. 笑えないやらかしだと「憎めないヤツ」「どうしようもないヤツ」と思われながらも専属のパシリになる。⇒安心してお互い過ごせるように。
    キャバクラでの飲み会では、キャバ嬢は先輩の相手だけをして、お酒を作るのはウチコシさんたち後輩の役目。
  8. 特定の先輩のお気に入りになれば、先輩が求めていることがわかりやすい。⇒強烈な無理難題を言われることを回避できる。
  9. 暴走族に社会が与える影響⇒内側から見たリアルを知りたいため、20年間パシリとして研究を行った。
  10. キッカケは会って話さないとわからないだろうというのがあったというウチコシさん。⇒暴走行為は間違っているがちゃんと理由がある。
  11. それで回っている社会があるのであれば、遅れた不正義な社会として見るんじゃなくて、起きている理由はなんなのかを知ることも大事。一掃するのは簡単だが知る必要もある。

 

 

 

ウチコシさんがパシリとして覚醒した時

  1. ウチコシさんが22歳~26歳の時。
  2. ウチコシさんは社会学者を目指して大学院に進学。
  3. 研究の場所は地元の広島。
  4. そこで社会学の研究のために、とりあえず暴走族に潜り込もうとする。⇒繁華街に行って、暴走族に「仲間になりたい」と告げる。⇒「なんだおっさん」とリーダーから門前払い。⇒2組の暴走族から門前払い。
  5. 3組目の暴走族に声をかけると、話を聞かせてくれることになる⇒バイクの鍵を渡され、ファミレスまでバイクを運ぶように指示される。⇒鍵を受け取った瞬間、暴走族に捕まえられる⇒実は暴走族は私服の警察官で、バイクは盗難車だった。
  6. 初日になんと警察に連行されたウチコシさん。⇒警察でこっぴどく叱られる羽目に。
  7. この噂が広島の暴走族の間で広まる⇒暴走族界隈でウチコシさん有名人に。
  8. これがキッカケで暴走族が話を聞いてくれることになり、入り込むことに成功!⇒祝!パシリ!
  9. 暴走族の子らは15~6歳くらいで、ウチコシさんの10個下。⇒それなのに「おい、ウチコシ!」と呼ばれていた。
  10. こんな扱いでもウチコシさん自身は「シメシメ」と喜んでいた⇒中学時代からヤンキーを見ていたウチコシさんは、近くで見るにはパシリが1番だとわかっていた。
  11. しかも「研究のためにあえてパシらされてあげている」と思っていた。⇒パシフェッショナルの流儀(弘中アナの造語)
  12. おにぎりを買って来いと言われた場合⇒チョイスミスをすること。⇒高級なおにぎりを買っていく⇒「なんでツナじゃねーんだ。常識ねぇのか!」と非常識なヤンキーの先輩(年下)に怒られる。
  13. この怒られるというのが大事⇒「俺が教えてやんないと何もできない」と思われる。


◆ここまでの研究結果

  1. 学者の立場では何も話してくれない。
  2. 要領のいいヤツには何も教えてくれない。
  3. 暴走族内だけで社会形成がされている。

 

大学院卒業後もパシリで研究継続

  1. 大学院を卒業後の27歳~40歳の頃、拠点を沖縄に移す。
  2. 沖縄に着いてすぐに、一晩で20人以上の暴走族に話しかけまくった。
  3. 広島でのパシリ経験を生かし、沖縄でも変なヤツがいると有名になるウチコシさん。⇒なんなくパシリの座をゲット!
  4. ウチコシさんはその場の空気をあやつれるほどのパシリになっていた。
  5. キャバクラではウチコシさんがキャバ嬢からビンタをされて、メガネが飛ぶというネタが毎回大ウケ。
  6. 10年研究して暴走族たちの夜の生活はわかったが、昼の生活の根本が研究できていない。研究が足りない。⇒昼間は彼らと一緒に働こう!⇒多くが働く建築現場で働き始める。
  7. 建築現場では誰も仕事を教えてくれなかった。⇒良かれと思って何かをすれば失敗して怒られる。⇒聞いても怒られる⇒非常にきつかったというウチコシさん。
  8. 見て仕事を覚えるしかない⇒ヤンキーはそれが出来る!⇒先輩の働き方の段取りを見極める。⇒言葉をかわさずにそれが出来ていた。
  9. 建設現場で働くこと10年。⇒パシリのまま40代に突入。


◆ここまでの研究結果

  1. その場で強いものが正義。強いものには逆らわない。⇒間違えていても、言葉抜きでわかるようになるのが彼らにとっては大事。
  2. ベタで同じ笑いが好き。変化を好まない。
  3. ヤンキーが地元に居続ける理由⇒選択肢のない社会により、止まらざるを得ない。⇒しんどい関係を断ち切ろうにも、家庭環境が難しい子が多く、安心の場でもなく、学校で仕事紹介してくれるわけでもない。⇒やっと築いたものをすぐには捨てられない。

 

 

 

ウチコシさんの恩師・宮内洋教授の話

  1. ウチコシさんが暴走族の研究をしたキッカケは、大学の恩師で現在は群馬県立女子大学・宮内洋教授の言葉。⇒実際に暴走族に入って研究した人はいない。そんなことをした人がいたら世の中ひっくり返るくらいすごいことになる。それを集中講義で話した。
  2. 講義後にウチコシさんは暴走族に声をかけて話を聞いた⇒それを聞いた先生はビックリ!
  3. 大学時代から異彩を放っていたというウチコシさん。
  4. 集中講義の最後に、ウチコシさんは「宮内先生よりスゴい研究者になってやる!」と先生に言い放った。

 

本の出版がキッカケで念願の大学教員に!

  1. ウチコシさんも40代になる。
  2. だが未だに教員にはなっていない。こんなに研究してるのに…。⇒ずっと非常勤講師。⇒大学に就職するのは潮時と諦める。
  3. ウチコシさんはパシリを辞めることを決意。
  4. 長い間研究させてくれた暴走族に申し訳がないと思い、彼らのことを一冊の本にまとめて業界から去ろうと決意。
  5. 出版した本が「ヤンキーと地元」⇒発売から数日後、重版が決定!⇒社会学の本としては異例の大ヒット。
  6. 想定上の反響で、お世話になったヤンキーの地元のTSUTAYAにも置いてもらえた。⇒「お前の本があるけど、なんか高えぞ!」と言われた。
  7. この本がキッカケとなり、和光大学で社会学教員として採用されることになった。

 

◆◇◆ ◆◇◆


ラベリングは「色眼鏡を飛ばしてヤンキーと社会をじっくり見た人」(激レアさん No.312)」でした。


◆◇◆ ◆◇◆


めちゃくちゃ面白かったです。


しかし、研究のためとはいえ、スゴイですよね。20年ですよ、20年。
ウチコシさんのパシリの話がメインだったので、ウチコシさん自身の経歴や職歴については結構省かれてましたが、その部分も気になります。
社会学と言っているわりには、建築現場で働いているわけで、どうなっているのかと思っていたのですが、非常勤講師だったんですね。
その時間の合間で現場で働いていた、研究をしていたということなのでしょう。


ダイジェスト版のような感じですから、本当にいろんなドラマがあるのでしょうね。
社会学の本、読んでみたくなりました。

 

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