2018年12月6日放送の『プレバト才能ランキング』で、「俳句・盛り付け」の査定でした。
一時期姿が見えなくて寂しかったキスマイの方々がここのところ毎週出演されるので、コンサートとかだったんでしょうか?
今回は名人の横尾さんの参戦です。
また北山さんの特待生昇格後の話が面白かったです。
俳句は相田翔子さんが相変わらずの天然炸裂で愉快でした。自画自賛の句です!ある意味スゴイ。
盛り付けでは、特待生のせいじさんや成績のいい篠田さんがどうなるのかも興味深かったです。
俳句の査定ランキング
◆俳句のお題:「銀座のイルミネーション」
◆査定される人
相田翔子さん、ダイアモンド☆ユカイさん、篠田麻里子さん、松丸亮吾さん、千原せいじさん
名人10段 梅沢富美男さん
名人3段 横尾渉さん(Kis-My-Ft2)
◆俳句の先生 夏井いつき先生
最下位5位(凡人)「千原せいじ」60点
冬の蠅
ふわりふわりと
花籠へ
(ホステスを描きたかったがどうも出てこなくて、オッサンにシフトしようとした。飲みに行くおっさんを詠んだ句)
◆夏井先生の添削後
街は花籠
冬蠅のごと
我ら
◆夏井先生の添削
この句は字面通りに読んで60点つけて良い句だと判断した。この目線は俳人として悪くない目線。話を聞いてみると比喩だとわかった。比喩の発想の方が断然面白い。それをちゃんと比喩として書いたら、今日はあなたがダントツ1位だったと思います。発想は非常に面白いので、あとちょっとした技術を手に入れたら、なんか恐ろしい俳人になるかもしれません。
4位(凡人)「篠田麻里子」63点
着膨れの
母の手を引き
ベネチアよ
(今月母と一緒に初めてベネチアにいった。右も左もわからないお母さんの手を引いて行った冬の思い出を詠んだ句)
◆夏井先生の添削後
着膨れの
母連れベネチアを
行かん
◆夏井先生の添削
作者がわかってお母さんの年齢も大体想像できたら「手を引き」はちょっと違う。良いところもある。着膨れという季語は、俗っぽいあるいはショボいというイメージが出るが、ベネチアという場所での着膨れに持ってくるあたりのセンスが良い。方向性は間違えていない。綺麗な親子が
オシャレにベネチアを闊歩している感じにするといい。
3位(凡人)「松丸亮吾」65点
足早に
駆ける街並み
流れ星
(師走の季節。街中を足早に駆けている人が多い。そういう人から見るとイルミネーションは流れて見えるんじゃないか、という句)
◆夏井先生の添削後
足早に
行けば流星めく
街並み
◆夏井先生の添削
字面と表現したかったことに隙間がある。そういう光景にしか見えない。その感覚はいい。ただそれが字面に表現できていない。
◆ここがポイント!
的確に表現できる言葉を探す
2位(才能アリ)「ダイアモンド☆ユカイ」70点
オリオンよ
俺にシャウトを
させてくれ
(銀座のイルミネーションの隙間からオリオン座に向かって、今の俺の歌いたい気持ちを思い切り表現した、という句)
◆夏井先生の添削後
添削なし
◆夏井先生の添削
この句ねどんな人だろうと思ったら、洋服(派手なスーツ)を見て「この人かも」と納得する経験は初めて。勢いがありこの勢いがこの一句の持ち味。細やかな心情も下五でわかる。これも1つの才能。
◆ここがポイント!
気持ちはストレートに表現する
1位(才能アリ)「相田翔子」71点
不夜城の
孤独にまとう
毛皮なり
(煌びやかネオン街、眠らない真夜中。煌びやかなんだけど心が寒くて、そういうときは毛皮で温まるのが銀座には似合う、という句)
◆夏井先生の添削後
添削なし
◆夏井先生の添削
自分の言いたいことが言葉として選び取られている句。「不夜城」「孤独」「毛皮」の3つの名詞が置かれるべき①に置かれているし、自分の言いたいことが読者の脳の中に全て再生される言葉選びになっている。それは褒めたい。直すべき点もありません。
浜ちゃんが「あなたずっと直しなしよ」と褒めると「ね~」とふんわりと答える相田さん。
そして、「やっぱり素敵な句ですね」と自画自賛!
さすが相田さん!浜ちゃんと豊中アナが一瞬驚いてあんぐり状態だったのが笑えました。
◆順位まとめ◆
1位(才能アリ)「相田翔子」71点
2位(才能アリ)「ダイアモンド☆ユカイ」70点
3位(凡人)「松丸亮吾」65点
4位(凡人)「篠田麻里子」63点
最下位5位(凡人)「千原せいじ」60点
特待生昇格試験
名人3段「横尾渉(Kis-My-Ft2)」現状維持
足袋汚し
初日輝き
演舞城
(銀座の街にはあまり行ったことがないが近くの新橋演舞場によく行っていた。稽古で足袋を履いていた。初日を迎えるとそこに灯がともって、お客さんの顔も楽しみで輝く。演舞場が「城」になっているのはその時僕は滝沢演舞城を公演していたので、城を使って詠んだ句)
◆夏井先生の添削後
(演舞城)
足袋汚す
稽古百日
初日の灯
◆昇格試験のポイント
「汚し」「輝き」の叙述←散文的!
材料がたくさんありすぎて、全体がぎちぎちになっている。肝心の上五が置き去りになっている。やろうとしていることが悪くない。下五「演舞城」をとにかく入れたい思いが全体の判断ミスになっている。これをなんだかの形に残したければ、俳句には時々前書きをつけることができる。そういう手もある。初日の灯がともっていく、ここで映像にする。「百日」「初日」で韻も踏める。やろうとすることはいい。あと一息!
横尾さんと浜ちゃんの北山トーク
浜田 横尾!北山きたよ!
横尾 そうなんですよ。浮かれてましたよ楽屋で。
浜田 (大笑い)
横尾 「やっぱ俺は才能の塊だよね」、みたいな。「だから俺前(センター)張れるんだよね!」悔しかったです。
浜田 なぁ。でもそっからやもんな。
横尾 はい。名人はこういう俳句を書くんだぞというのを見せつけたいですね。
梅沢 そりゃいいね。
浜田 皆さんに見せてあげてください。
横尾 見せたいと思います。
北山さん面白すぎ。
また夏井先生にけちょんけちょんに言われて上がったり下がったりするのが見たいです。
そして浜ちゃんにいろいろ言われるのが面白い。
キスマイの方々は浜ちゃんとのやり取り面白すぎ。特に二階堂さん!「浜ちゃん」呼び最高!
永世名人への道
永世名人への道「梅沢富美男」現状維持
義士の日の
まねきに白く
降る夜空
(銀座というとクラブ、劇場、みのもんたしか思い出せない。歌舞伎座をテーマにした。義士の日は12月14日ですkら、歌舞伎座に役者の名前が出ている招き看板に雪が降って、赤穂浪士が闊歩した時も雪が降っていたな、という句)
◆夏井先生の添削後
義士の日の
看板(まねき)や白く
降る夜空
◆昇格試験のポイント
「に」の是非←切れ!
義士の日と丁寧に使おうとしているのはいい。あえて上五を強調していて工夫している。看板がまねきと読めない人がいるので、ルビを打つ手がある。「に」だと散文的になる。「や」にするとカットが切れて、白く降るものがチラチラ見えてくるという展開になる。
浜ちゃんが発表時に「切れ!」を「死ね!」と言って笑わせてました。
梅沢さんと浜ちゃんのやり取りも面白すぎ。
夏井先生は「死ねとは書いてない」と即ツッコミ。豊中アナが謝ってました。いいフォローですね。
料理の盛り付け査定ランキング
◆査定される人
相田翔子さん、ダイアモンド☆ユカイさん、篠田麻里子さん、横尾渉さん(Kis-My-Ft2)
特待生5級 千原せいじ
◆盛り付けの先生 土井善晴先生
最下位4位(才能なし)「相田翔子」
◆ステーキ
お肉が大好きな父親へのおもてなし。
◆お手本あり
◆土井先生の評価
ステーキの楽しいところを損なっている。触った感がある。切った断面を上に向けている。食べる側としては気持ちが悪い。オーバーカロリーになっている、ギトギトベトベトに見える。全て油を使った料理を選んでいるのが配慮不足。
3位(凡人)「ダイアモンド☆ユカイ」
◆冬野菜のサラダ
妻へのおもてなし。
◆お手本あり
◆土井先生の評価
サラダの輪の部分が違和感。円ではなく四角になっていた。しっかり丸にすればよかった。細かな配慮が大事。
2位(才能アリ)「横尾渉(Kis-My-Ft2)」
◆お煮しめ
河合郁人さん(A.B.C-Z)へのおもてなし。
◆土井先生の評価
西洋風なシンメトリーなちょっと違和感を絶妙にずらしてバランスを取って、西洋風な違和感を消したのが見事。和食では四角い皿の角は使わないのがセオリー。色のある食材を真ん中に持ってきて中心が生まれ、見事な和食の盛り付けに進化させた。
◆ここがポイント
左右対称をあえて崩す
1位(才能アリ)「篠田麻里子」⇒特待生昇格!
◆唐揚げ
後輩を招いた女子会でのおもてなし。
◆土井先生の評価
これは頭で計算すると時間がかかる。温かいうちに食べてもらいたい。これが手馴れている。スピードと美しさ両方を兼ね備えている。熱さが必要な唐揚げを2分で盛り付けている。どこから見てもいい。これは特待生にしましょう!
特待生昇格おめでとうございます!
◆順位まとめ◆
1位(才能アリ)「篠田麻里子」⇒特待生昇格!
2位(才能アリ)「横尾渉(Kis-My-Ft2)」
3位(凡人)「ダイアモンド☆ユカイ」
最下位4位(才能なし)「相田翔子」
特待生5級「千原せいじ」1ランク昇格⇒【特待生4級】
◆洋菓子の盛り合わせ
息子の友達が遊びに来た時のおもてなし。
◆土井先生の評価
真似できない力強さ。お菓子に正面を作った。どこからでも取れる丸い皿にワッフルを1つ置いて正面を作り、盛り付けの力強さと見どころを出した。原人みたいな人が野生の思考がある。野性的な直感がアートレベルに達している。こんなん誰も出来ないです。こんな迫力のある力強い盛り付けは初めて。
アフタヌーンティーの豪華版みたいで食べたくなりました。
せいじさんが盛り付けたとは思えません(笑)。
この意外性が魅力ですね。
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