『相棒17』第7話「うさぎとかめ」の感想です。
今回は予告から「特命係の亀」とあり、わくわく感が尋常ではなかったです。
きっと相棒ファンはみんな同じ気持ちだったでしょう。
本当に「亀」さんが鍵となる回でした。
右京さんとの運命の出会い的なところも嬉しかったなぁ。
監督は橋本一さん、脚本は森下直さんでした。
▽目次です▽
右京さんと運命の出会いはやっぱり「亀」であること！
今回の話は結構真面目な事件ではあるものの、視点を亀中心に据えていたため、非常にほんわかしてました。
さすがに事件の真相解明部分は緊張感ありましたけど。
とにかく秀逸なのが、右京さんが人の往来の多い東京の雑踏の中、亀（リクガメ）と出会うこと。
前回の第6話の時の予告編でも言いましたけど、非常にシュール。
しかも亀に一目散なのが右京さんだけという。。。
気に掛けた人はいますが出勤前でそれどころじゃない感じ(笑)。
そして、右京さんと亀だけの独特な世界観が映し出されてました。
やっぱり相棒における「亀」は特別ですね。
初代相棒へのオマージュ感があって、ホッコリする回でした。
亀を追う右京さんがシュールすぎるますが、好奇心には勝てない右京さんらしさが詰まってましたね。
冒頭の亀のために一生懸命な右京さんが個人的にはよかった(笑)。
名言な「特命係の亀」の呼びかけ！最高！
暇課長にも可愛がってもらっている亀くん。
そして、伊丹さんと芹沢さんの登場！
伊丹さん「特命係の亀…（ニヤリ）」
芹沢さん「特命係の亀だってよ…おい、懐かしいなぁ～」
うわっ！
芹沢さんのウキウキした嬉しそうな感じがもうね…。伊丹さんも咄嗟に言うし…。
この場面好きだなぁ。
この場面が今回の相棒のMVPです！
あー、本物の亀山さん、出てこないかなぁ。
でも出てくる時があるとすれば、それは相棒の最終回のような気がします。
今週の相棒。。。
「特命係の亀」が全ての回でした。
ストーリー部分では割と普通だったのかなぁ、という感じです。
犯人が非常にわかりやすかったですから。
杉原か谷川のどちらかしかいないわけですし、2人とも謎の指ケガをしてますし。
どちらかか共謀かってことくらいだったかな。
右京さんの鋭さはさすがですし、そりゃ犯人捕まるよね、的な。。。
冠城さんもきっちり働いて事件解決に向かってましたし、さすが相棒！
ただ、ホームレス男性のうさぎさん（仮）である鮫島さんのラストの場面では、なるほどなぁという感じがしました。
殺伐とした出世蹴落としレースの中でも、友情を感じ恩も感じたというところはよかったです。
でも失踪後ホームレスまで転落してしまう人生もなんだかなぁという虚しさも感じます。超エリートだったのに。だからこそ、頭が切れるからこその記憶喪失作戦だったわけですけど。
この後日本中は大騒ぎだったんでしょうね。右京さんが言うように政権を揺るがす事件ですから。
しかし政権を守るために自殺に追いやられたり、失踪させられたり。怖い怖い。しかも鮫島さんは自殺を考えてたんですよね。
バックボーンを想像するといろいろ嫌な気持ちになりますけど、そんな中でも本当に信じられる友情が存在したことが、この事件での救いかな。
あと、出頭してきた杉原の代理のチンピラが礼儀正しいんですよね。だから演じてる感があったという。最初気づかなかったですけど、見返したら「あれ？」と思いました。いくらで雇われたんでしょうか。
事件の背景としてはかなりの重大事件なんでしょうけど、亀くんのおかげで和やかでほんわかムードが全体を包んでましたね。
この回はリピートしてニヤけてしまいそうです。
冠城さんが亀にジェラシー！？
冠城さんが地味に「亀」くんをライバル視している感がよかった。気のせいかもしれませんけど、右京さんが亀くんを可愛がっているのが面白くなさげだと感じました。
今の相棒は冠城さんですからね！
ラスト、右京さんがちょっぴり寂しそうに亀に思いをふけるところもよかったなぁ。
青木くんが葉っぱを持っていたのも、密かに亀を可愛がっていたという証拠でしょうか？
まだまだいろいろ楽しめそうです。
次回の相棒ですけど、すでに視聴済みだったりします。
ですが、予告を見た時点では「おお！右京さんがマジギレしてる！」でした。
誰に怒っているのかがすごく気になりますね。
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