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『相棒17』第6話「ブラックパールの女」遠峰小夜子にゾクゾクするけど杉下右京は騙せない!

『相棒17』第6話「ブラックパールの女」の感想です。

 

先週は右京さんの頭脳を堪能する回でしたけど、地味な回だったのは否めず。
今週は予告からして、一癖ありそうな女性(西田尚美さん)がメインの回でした。
今回はめちゃくちゃ面白かったです!
しかも今後の展開も匂わせるあたりも期待できますのもよかったです。


しかし、右京さんは鋭いなぁ。
連城さんもお久しぶり!


監督は権野元さん、脚本は山本むつみさんでした。


▽目次です▽

 

とにかく遠峰小夜子役の西田尚美さんの良さに尽きる!

登場時は、一見地味でさほど綺麗にも見えない(失礼)、中年女性の遠峰小夜子
彼女は結婚詐欺を働いた上で殺人を犯したという罪で拘留されています。


右京さんと冠城さんが連城建彦さんに頼まれて拘置所に赴くわけですけど、一言話始めた瞬間から「このおばさんは曲者」感が凄かったです。
しかも話していくにどんどん彼女に引き込まれるんですよ。
あの独特な雰囲気に飲まれるというか。


男性を結婚詐欺する時に手を握って真珠の説明をするのですが、エ〇い!!(笑)
狙ってやっているんですけど、とにかくせくすぃなことを想像させるに十分な手つき。
これは寂しいおじさんは落ちる。


話し方のテンポも聞きやすく、どこか品があるように話すのです。
ところどころで振る舞いが丁寧だったり。


イケてなかったのはロングヘアのカツラが全然に合ってなかったことくらいですけど、おじさんを誘惑(?)していると全然気にならないという(笑)。
すごい存在感とインパクトでした。
ショートヘアの方が断然素敵ですね。


今回の事件も右京さんたちが使えるかどうかを確かめたかった、というただそれだけで事件をほめのかしたという感じがしています。
実際そう言ってますし。
右京さんを駒に使えるかどうかはさておき、なにかの事件と絡まると動くでしょう。
だからこその最後のあのセリフ、「あの二人、使える」に繋がるんですね。
ゾクッとしました。


優しい笑みを浮かべることもあれば、冠城さんの言うように狡猾でしたたかさもあり、右京さんの言うようにミステリアスで、そして知性も感じさせ、時々感情を見せる。
興味深い女性です。


そりゃ冠城さんに注意しろ、というわけです。


相棒は女性のキャラクターが上手いですよね。
遠峰小夜子は冠城さんを罠にはめていくのかな?
後半に大きな事件と絡めそうなので、期待したいです。

 

お久しぶりの弁護士・連城建彦さん!

season15から1話ずつ登場する連城さん。
今回で3シーズン連続で登場!!
曲者弁護士です(笑)。


右京さんと共鳴できるとは思えませんけど、お互いに能力は認めあっているという感じがひしひしと伝わって面白いですね。
共感が持てるキャラではないのに、時々こうやって登場するというのが相棒らしくていいかな。


最強の頭脳をもっている天才な右京さんと、有能で狡猾で抜群の頭脳をもっている曲者な連城さん。
この2人が対峙することがあれば、どうなるんでしょうか。


今シーズンに遠峰小夜子の件が再び登場する時には、もれなく連城さんも出てくるでしょうから、プチでもいいので対決があればなお面白そう。
右京さんにはかなわないでしょうけど、連城さんがどこまで粘るのかが興味深いです。

 

 

冠城さんの心の揺れをすぐに感じ取る右京さん!

遠峰小夜子の伏線を拾っていくのかわからないですが、冠城さんが術中にはまっていきそうなのは、右京さんはすぐに見抜くというか予感がするあたりはさすが!
冠城さんの脆さを危うく思っているという感じかな。


右京さんは愛だ恋だというのが苦手なはずですけど、こういう人の機微にめちゃくちゃ敏感ですよね。
いつも感心します。


右京さんは冠城さんをまだ心の底から信頼していないんだろうな、というのも感じます。
頼りになる相棒ではありますが、気は許せないというか。
そこが右京ー冠城のコンビの面白さでしょう。


最終的に絶大な信頼を得る結果だといいんですけどね。
このコンビも好きなので。

 

今回の相棒。。。本来の事件の解決はさすが右京さんと冠城さん!

最初にインパクト絶大だった遠峰小夜子の話をしましたが、今回解決した殺人事件は全く別の事件。
遠峰のおかげで解決に導いた事件です。


ドライアイスを用いたテクニック。
なるほど、どうやって溺れさせたのか、というところですかね。
お風呂場で溺れるという話はオープニングで特命係が話題にしてました。
右京さんによると「溺れるのではなく失神状態になる」から、溺死するんだそうです。
へぇ。


前にあまりに疲れ果てて、それでもお風呂に入ったことがあります。
湯舟でウトウトしたときちょっと怖い思いをしました。
ウトウトしてハッと気がついた時、自分が湯舟に浸かっていることを一瞬理解できないんですね。
それでゾッとした記憶があります。
だから、お風呂で寝ると危ないんだ、と勝手に思ってました。
そっか。
お湯につかって失神状態になるのか。


交通事故よりもお風呂場で溺死の方が多いっていうのは驚きました。


そういえば、遠峰小夜子の持つ「相貌認識能力」という能力も初めて知りました。
そういう能力が欲しいですけど、あっても役に立つのかな?w
私にはさして役立たない気もします。


でも詐欺を働く遠峰には最高の能力でした。
寂しい人の心につけ込むには、自分を理解してくれるという寄り添う気持ちって嬉しいでしょう。
それを利用し気持ちを弄ぶことができるというのは、やはり立派な悪女なのです。

 

あと、谷岡さんの奥さんのワンちゃんがやたらと右京さんに敵対してましたね。
飼い主の敵だって本能でわかっているという演出でしょうけど、あの事件のあとワンちゃんどうなっちゃったんでしょうね。
ちょっと切ないな。

 

今回の相棒は、見応えがあって伏線も匂わせて、久しぶりに良作でした。
特命係も楽しそうでしたしね。

 

 

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今週の特命係。。。「特命係の青木」

今回の青木さんは特命係に馴染んいる方の青木さんでしたね(笑)。
右京さんとのチェス対決、結局勝負はお預けになりましたけど、青木さんもいい攻めをしていたんですよね。
チェスはよくわかりませんが。


「特命係の」とからかわれているのも面白かったですね。
いちいち嫌がってますし。


あとは、冠城さんにちょいちょいちょっかい出されてましたね。
遠峰の記事を読んでいる青木さんの頭をなでたり(笑)、頬を撫でられたり。
ランチ一緒に行ってもらっているんでしょうか?


青木さん、今回の勘はハズレましたね。
「こんな女が魔性の女のわけがない!」と言い切ってましたけど、青木さんが遠峰小夜子の魔性に惑わされたら面白いんですけど、そこは冠城さんですね。
「100件近い被害者のほとんどが中高年の寂しい独身男、色仕掛けに決まってます!」、これは合ってたかな(笑)。


伊丹さんに「特命係」と言われて嫌がっている青木さんも最高!
青木僕ちゃんに、いつか拗れが治る日が来るのでしょうか?
相当屈折してますからねー。

 

次週は。。。「特命係の亀」

これは狙ってますよね(笑)。
亀山さんではなく本当の亀ですけど、「特命係の亀」なんて言われるんですから。
いつか本当の亀山さんがひょっこり登場しないかなぁ。


右京さん、泣いちゃいそうだけど(笑)。
目頭が熱くなりそうです。


亀とこんにちは、な右京さんがシュールでした。

 

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