2019年5月9日放送の『プレバト才能ランキング』で、「俳句・料理の盛り付け」の査定でした。
俳句ではフルポン村上さん。
他のバラエティ、特にゴッドタンやロンハーではフルボッコな村上さんですけど、俳句は素晴らしいです。
今回もその才能を一歩前進出来るのかが楽しみです!
ロンハーでの村上さん
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また、スーパー東大生の河野玄斗さんも登場!
ビッグマウスっぽく装ってますけど、意外といい人な印象があります。
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「料理の盛り付け」では、馬場ちゃんがまさかの!?
志らくさんが俳句でも盛り付けでも査定を受けてますけど、第2の梅沢さんにしようとしているのかな?
志らくさんの番組主体の自分探し、意外と楽しみにしています(笑)。
俳句の査定ランキング
◆俳句のお題:「5月の鎌倉(小町通り)」
◆査定される人
村上弘明さん、近藤サトさん、神宮寺勇太さん(King&Prince)、河野玄斗さん、朝日奈央さん
特待生3級 立川志らくさん
名人8段 村上健志さん(フルーツポンチ)
◆俳句の先生 夏井いつき先生
最下位5位(才能なし)「朝日奈央」35点
夏めいて
私の心
ときめいた
(説明不明)
◆夏井先生の添削後
青空の
青ときめいて
夏めいて
◆夏井先生の添削
スカスカ。
「めいて」「めいた」とリフレイン。「おしゃれ~」って思ったんでしょ?
その声まで聞こえてくる。なにかのキャッチコピーならこれでいいと思う。
俳句としては、あまりにも映像がなさすぎる。「夏めいた」という気分はあるが、映像はない。
「私の心」も人物はわかるが、「心」は映像ではない。
映像を入れるということはどういうことかだけを見せます!
◆俳句紹介後の浜ちゃんの一言「ダメだこりゃ!」
さらに「お前「1位ちゃうか」みたいな顔でよう座ってられたな?」
◆ここがポイント!
映像化して表現する
4位(才能なし)「村上弘明」60点
八百年の時を越え
蝦夷ハス盛る
鎌倉に
(奥州藤原氏は藤原三代で有名。その棺が残されている。四代目の泰衡は首だけが残っている。首桶の中に蓮の種が残っていた。種を植えたら開花した。中尊寺の蓮を敵方の鎌倉に寄贈した。平和の架橋になったことを世界に発信できたらいいと思った、という句)
◆夏井先生の添削後
鎌倉や
八百年を咲く
蝦夷蓮
◆夏井先生の添削
やろうとしていることは分かります。とにかく、言わなくてもいいことがいっぱい入っている。
難しいことをやろうとしている。長い年月、地名、季語、これを17音に全部入れるのは難易度が高い。
「八百年」でいい。助詞の「を」つければいい。時間と空間「を」という意味。「や」と強調。ハスは漢字で書く。
こうすれば背骨の立ったいい句になる。
◆浜ちゃん
「鎌倉に」⇒「鎌倉や」と指摘。
先生に当たっていると言われ、俯いて照れてました。
3位(凡人)「神宮寺勇太(King&Prince)」62点
黄昏の
青葉に溶ける
人の波
(小町通りに明るい時に行ったことがない。いつも夕方や暗い時に行く。写真よりも人が全然いない。だから気づかなかったが、写真で木が見えた。青葉に人が溶けていく感じを連想した。切ない感じを出した、という句)
◆夏井先生の添削後
町の青葉に
溶けゆく黄昏の
人波
◆夏井先生の添削
「青葉に溶ける」「人の波」ここの映像がちゃんと書けている。
悩ましいのは「黄昏」。暗くなってきているのに、「青葉」が出てくる。季語が主役になって欲しいんだけど、「黄昏」の色が邪魔をする。暗さが邪魔をする。
添削をするのは難しい。全部の情報を入れると長くなって破調になるがやってみる。
「町の」から始める。「溶けゆく」で時間の経過が言える。
明るい青葉が時間と共に黄昏ていく。明暗のグラデーションが出てきて、人波がシルエットのように出てくる。
◆ここがポイント!
季語の鮮度を損なわない
2位(凡人)「河野玄斗」65点
鎌倉に
競る松蝉ら
延べ千年
(鎌倉は歴史のあるところ。そこに7日間しか生きれない蝉が鳴いている。対比が美しい。7日間しかない地上での命を精一杯表現。鎌倉の歴史に負けていない全部の蝉を合わせて、千年分の命を歌っていると感じた、という句)
◆夏井先生の添削後
千年を
鳴き継ぐ松蝉の
鎌倉
◆夏井先生の添削
一句の中に、地名、季語、長い年月というのを一句の中に入れるのはすごく難しい。村上さんの俳句同様。
かなり善戦はしている。
詩歌の中では、千年という言い方をすると「およそ」という意味も含まれる。「延べ」はいらない。
「蝉」は「競る」とあるので複数にする必要はない。「競る」という擬人化よりも映像の言葉に近いものにした方がいい。
小さなチョイスが損している。
◆ここがポイント!
年代を詠む句に要注意
◆余談 河野さんの小学6年の時の俳句
なだれ込む
湯滝の迫力
岩を飲む
学年最優秀賞と獲ったそうです。
1位(才能アリ)「近藤サト」70点
容赦なく
人波飛び入る
五月蠅かな
(小町通りを楽しげに歩いているが、蠅が急に飛んでくることがある。会話や楽しいことも一瞬止まって、「蠅!」と追い払った瞬間の映像の句)
◆夏井先生の添削後
人波に
飛び入る容赦なき
五月蠅
◆夏井先生の添削
「飛び入る」がいい。
もったいないのは、中八。これは避けた方がいい。
「かな」の詠嘆が効いていない。
語順の問題。「人波」から始めてみる。
語順の効果をちょっとだけ学習なさったら、目の付け所は俳人的な目の付け所ですから、すぐお上手になると思います。
◆順位まとめ◆
1位(才能アリ)「近藤サト」70点
2位(凡人)「河野玄斗」65点
3位(凡人)「神宮寺勇太(King&Prince)」62点
4位(才能なし)「村上弘明」60点
最下位5位(才能なし)「朝日奈央」35点
特待生昇格試験
特待生3級「立川志らく」現状維持
傘の色
紫陽花寺に
吸い込まれ
(素直に写真を見ながら。傘の色を出して、紫陽花がいっぱい咲いているお寺。人が紫陽花寺に吸い込まれていくというのを素直に詠んだ句)
◆夏井先生の添削後
傘とりどり
紫陽花寺に
吸い込まれ
◆昇格試験のポイント
「傘の色」の是非←たった一字で季語が損している
「色」の一字。
「傘の色」の印象が出てしまうので、季語の「紫陽花」が損をしてしまう。特に俳句は一行に書くから、色の後に紫陽花が来てしまう。これが非常にもったいない。
「傘とりどり」で色と言わないで、色を想像させる。紫陽花に対して損をさせない。小さな配慮。
色と言わずに、色を思わせながら、季語の色を殺さない。
名人8段「村上健志(フルーツポンチ)」 1ランク昇格!⇒【名人9段】
扇川
また見失い
緑さす
(扇川は鎌倉にある小川。住宅街を抜けたり、地中に潜ってなくなったり。また出てきたり。「川沿い歩いて行こう」と思うと急になくなったり現れたり。なくなった時に視点を変えると初夏の新緑が盛んである。美しいじゃありませんか、という句)
◆夏井先生の添削後
添削なし
◆昇格試験のポイント
中七「また見失い」が機能しているかどうか←一見説明臭いが的確
説明になりがちだが、良く判断している。
「扇川」は知らない川だが、「また見失い」でこの人がどんな体験をしたか、手に取るように分かる。「また」というのがちゃんと機能している。「緑さす」美しい若葉がなんて素晴らしい季節だろう。ちゃんと季語を打ち出してくれている。
全体として的確な描写が出来ている。実感もある。
こういうのが詠めるようになると、名人の風格。
上手くなったと思います。
料理の盛り付け査定ランキング
◆査定される人
村上弘明さん、近藤サトさん、神宮寺勇太さん(King&Prince)、立川志らくさん
名人2段 馬場裕之(ロバート)
◆盛り付けの先生 土井善晴先生
最下位4位(才能なし)「立川志らく」
◆旬の刺身の三種盛り
恋人(6歳の長女)へのおもてなし
◆お手本あり
◆土井先生の評価
何をしたいのかわからない。
物語が隠されている。料理には相応しくない。
パッと見て「いいな」って思わせて欲しい。
季節感ではなく物語を優先したのがダメ。
3位(凡人)「神宮寺勇太(King&Prince)」
◆フルーツ盛り合わせ
メンバーへのおもてなし
◆お手本あり
◆土井先生の評価
想像通り。蓋の中身が想像通りで期待外れ。
工夫はまだまだ出来る。
2位(才能アリ)「村上弘明」
◆和風ハンバーグ
息子へのおもてなし
◆お手本なし
◆土井先生の評価
あまりこういう盛り付けは見た事がない。素直にキレイなものをポンと乗せる。大胆でいい。
これが人の心を掴む。季節感あふれる盛り付け。
◆ここがポイント!
1年で最も映える「緑」を大胆に!
1位(才能アリ)「近藤サト」
◆鰆のムニエル
恩師へのおもてなし
◆お手本なし
◆土井先生の評価
春は芽のもの。ストレートで勝負。
たくさんの食材から、「少数精鋭」で季節感を見事に演出している。
男らしい!
◆余談
土井先生の料理番組のナレーションをしているという近藤さん。
土井先生の琴線に触れることを熟知していると言い、「美味しいに決まってるやん!」と言われるはず。
…と言っていたら、本当に一目で「美味しいに決まってます!」と一言!
凄かったです。
◆順位まとめ◆
1位(才能アリ)「近藤サト」
2位(才能アリ)「村上弘明」
3位(凡人)「神宮寺勇太(King&Prince)」
最下位4位(才能なし)「立川志らく」
特待生昇格試験
名人3段「馬場裕之(ロバート)」1ランク降格⇒【名人2段】
◆ちらし寿司 (同じ皿に同じメニューを2種類盛り付け)
選んだ皿は白皿。1皿めはみんなで一緒に食べる。、2皿めはミルフィーユで3人前。
後輩をおもてなし
◆土井先生の評価
ちらし寿司の本質が分かっていない!
キレイに盛られている。
本質とずれている。ちらし寿司はお祭りなどでみんなが寄って、みんなで食べようという料理。個人で楽しむ盛り付けになっている。
しかも、同じ手口でくる。リングが好きで、発想がワンパターンになっている。
◆◇◆ ◆◇◆
馬場ちゃんがまさかの降格!!
俳句以外で降格ってあるんですね。。。
秋山さんがネタを頑張って欲しいけど、料理の腕を知り、そっちで頑張れって認めてくれたのに。
馬場ちゃんの次回の奮起に要注目です!
志らくさんって、俳句以外が全滅なんですね。そういえばそうかも。
- ちぎり絵
- 味噌汁
- いけばな
- 盛り付け
今のところ最下位の4冠だそうです。
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