2020年1月16日放送の『プレバト才能ランキング』は、「俳句・色鉛筆」の査定でした。
今回は前回好評だったと思われる色鉛筆の査定が来ました。
あれ凄かったですもんね!
俳句は梅沢さんが降臨。
久しぶりのビッグマウスなのか、文句ブーブーなのか楽しみです。
ジャニーズからは面白いA.B.C-Zの河合郁人さんが登場。
俳句も出ればよかったのに。
加藤登紀子さんが色鉛筆に登場。
得意の絵でなかなか評価されませんけど、今回はどうでしょうか。
俳句の査定ランキング
◆俳句のお題:「1月の浅草と着物」
◆査定される人
波乃久里子さん、高畑淳子さん、近藤サトさん、市川由紀乃さん、星野真里さん
特待生2級 ミッツ・マングローブさん
名人10段 梅沢富美男さん
◆俳句の先生 夏井いつき先生
最下位5位(凡人)「波乃久里子」50点
寒空や
レンタル晴着
ツンツルテン
(外国の方がレンタルするとツンツルテンで可愛いな、という句)
◆夏井先生の添削後
浅草寒空
レンタル晴着の
つんつるてん
◆夏井先生の添削
兼題写真から「着物」「母」「娘」と発想するのは凡人の極致。
「ツンツルテン」が面白い。
ただ「レンタル」と被るので、「ツンツルテン」はひらがながいい。柔らかい印象にもなる。
「浅草」という場所も入れるといい。
こうすると1つのリズムが生まれる。
これが出来ていたら、一足飛びで才能アリだった!
4位(凡人)「高畑淳子」53点
母に見え
冬羽織着た
鏡の我
(母に似ていないはずなのに鏡に映った自分を見たときに、お母さんかと思った、という句)
◆夏井先生の添削後
母と見まがう
鏡に冬羽織の
吾よ
◆夏井先生の添削
「母に見え」だけだと2つの意味になる。
まだ子どもを産んでいないけど母に見える、お年寄りのお母さんに見える、という2通りがある。
きっちり書くべき。
母と間違うを「母と見まがう」にする。
上五は字余りでも大丈夫。
俳句は五七五は基本の調べ。ぴったり入ると気持ちがいい。優雅だったり、力強くも感じる。
自分の言いたいことを表現する時、ぴったり五七五に入れるために言葉を端折る方が良くない。
自分の言いたい内容がリズムを決めていく!
上五を字余りにしたら、中七、下五でリズムのバランスをとる。
◆ここがポイント!
詠みたい内容がリズムが決める:詠みたい内容>五七五のリズム
3位(凡人)「市川由紀乃」55点
着衣始め
母娘で歩む
おさんば道
(母が女の子を授かりたくて京都伏見稲荷大社の「おさんば道」に願掛けに行った。新しい着物を着て、母と原点の場所を歩く、という句)
◆夏井先生の添削後
着衣始め
産場稲荷を
母と吾と
◆夏井先生の添削
「着衣始め」は難しい季語。勉強されている。
「おさんば道」がわからず調べた。漢字がある。「産場稲荷」とした方がわかる。
「 産場稲荷を母と吾と」とすれば、歩いていることになるので「歩く」はいらない。
でもビックリした!急に頑張って勉強したんや。
2位(凡人)「星野真里」68点
はたはたと
はたかれており
春小袖
(新しい年を迎えるにあたって、新しく用意した着物が春小袖。着た後に衣文掛けにかけられて、はたはたとはたかれている様子。「は」を並べることで明るい感じにした、という句)
◆夏井先生の添削後
はたはたと
はたかれ
春小袖の皺は
◆夏井先生の添削
この句はなかなか粋。
オノマトペのいい。
「はたかれており」が良くない。誰かを叩いているイメージも出てくる。
皺を取るためを入れればいい。「皺は」で最後まで言わない。
皺が揺れる映像だけ残しておくと、今日はこれが1位でした。
1位(才能アリ)「近藤サト」70点
落椿
爪皮の
紅きを妬む
(昔下駄の先に防寒用の赤いカバーがあった。それを爪皮と言った。女性用はだいたい赤い。子どもの時に憧れがあった。母や祖母が履いていた。足元に椿が落ちていて、それを妬むという女っぽい情景を詠んだ句)
◆夏井先生の添削後
添削なし!
◆夏井先生の添削
面白い視点。
「妬む」がインパクトがある。
「爪皮の 紅きを妬む 落椿」だと五七五になるのに、わざと破調を崩していて、読む人の心をざわざわさせている。
五七五にないと不快な感じになる。
それをこの句は演出している。
女が女を妬んでいる、そう読める句になっている。
◆順位まとめ◆
1位(才能アリ)「近藤サト」70点
2位(凡人)「星野真里」68点
3位(凡人)「市川由紀乃」55点
4位(凡人)「高畑淳子」53点
最下位5位(凡人)「波乃久里子」50点
◆◇◆ ◆◇◆
梅沢さんがすべての句に対して指摘しているのが、全部当たってました。
夏井先生にも「おっちゃん、凄い」と驚かれ、浜ちゃんには「おっちゃん、今日死ぬ」と言われるほど(笑)。
超ご機嫌な梅沢さんでした!
ただの前振りになっていないといいですけど…。
特待生昇格試験
特待生2級「ミッツ・マングローブ」1ランク昇格!⇒【特待生1級】
抜き衿寒し
酔客の
うしろ影
(ホステスやクラブのママは着方がぐっと衿を抜く。お客様をお見送りする。その時にうなじが冷たい、という句)
◆夏井先生の添削後
添削なし
◆昇格試験のポイント
季語「寒し」の是非←臨場感がある
五七五を逸脱している。全体では17音になっている。
「寒し」は温度としての寒いの意味や、労働や思い、疲れの寒さも表せる。
「酔客の うしろ影」でネオンがあって、酔っ払っているからふらふらと帰っていく。
現場は正直。お見事です!
◆◇◆ ◆◇◆
ミッツさんようやくですね。
よかったよかった。
出演もなかなかないので、大変だったと思います。
永世名人への道
永世名人への道【星2】「梅沢富美男」⇒現状維持⇒1つ後退! ⇒1つ前進【星3】
爪革の
紅のさくさく
霜柱
(下駄のカバーの爪革。着物を着せてもらって、霜柱の周りをサクサクと踏んで遊んでいる、という句)
◆夏井先生の添削後
添削なし
◆昇格試験のポイント
中七「さくさく」の是非←「さくさく」で3つも伝えている。
ぴったり五七五の句。
不穏なところが一切ない句。これが五七五のいいところ。
足の先のところだけがクローズアップされる。
「さくさく」のオノマトペ。
壊す、歩くなどの余計な動詞をいれないことが素晴らしい。
たった「さくさく」で3つの情報を伝えている。
壊していく音、動作、感触を「さくさく」で伝えている。
◆◇◆ ◆◇◆
今回の梅沢さんは絶好調で、自身の俳句もランクアップでした。
久しぶりにスカッとした感じの回でしたね。
ビッグマウスが復活(笑)なので、次回はどうなることやら。
色鉛筆の査定ランキング
◆お題:色使いの工夫で簡単に描けるシンプルなもの
◆査定される人
加藤登紀子さん、星野真里さん、市川由紀乃さん、河合郁人さん(A.B.C-Z)
◆色鉛筆の先生 三上詩絵先生
◆採点
- 色使い:10点
- 正確な描写:10点
- 明暗:10点
合計:30点満点
最下位4位(才能なし)「河合郁人(A.B.C-Z)」9点
◆お題:りんご
◆採点
- 色使い:4点
- 正確な描写:4点
- 明暗:1点
合計:9点
◆先生のお手本ありました
◆三上先生の評価
とても一生懸命塗られている。
このりんごには光と影が全く感じられない。平面的。
◆◇◆ ◆◇◆
ある意味主役級の面白さです!
河合さんの絵が出るまでがいいフリになっていて最高でした。
やっぱり面白い。
『ダウンタウンDX』の時が1番好きですけど(笑)。
3位(凡人)「星野真里」
◆お題:ビー玉
◆先生のお手本ありました
◆三上先生の評価
カラスの透明感が弱く、立体感がない。
2位((才能アリ)「市川由紀乃」26点
◆お題:ボールペン
◆採点
- 色使い:8点
- 正確な描写:9点
- 明暗:9点
合計:26点
◆先生のお手本ありました
◆三上先生の評価
とても丁寧。よく見て描いている。
強い明暗がしっかり出ている。
絵が苦手な初心者としては十分。
金色を金色で塗ったのがNG。金色に見えない。
橙色とねずみいろと茶色、黒、黄色で金色と光沢を表現できる。
1位(才能アリ)「加藤登紀子」
◆お題:コーヒー
◆先生のお手本なし
◆三上先生の評価
すごく上手。
見た目は真っ黒に見えたと思うが、深みのあるコーヒー色になった。
もう少し液体らしく見せるのには、フチの部分を薄く描くこと。
◆◇◆ ◆◇◆
三上先生は加藤登紀子さんのファンらしく、誰の作品かが分かった時「才能アリ」でよかったとホッとしてました(笑)。
先生、可愛かったです。
◆順位まとめ◆
1位(才能アリ)「加藤登紀子」
2位((才能アリ)「市川由紀乃」
3位(凡人)「星野真里」
最下位4位(才能なし)「河合郁人(A.B.C-Z)」
特待生昇格試験
特待生5級「辻元舞」現状維持 1ランク昇格!⇒【特待生4級】
◆お題:ユリ
◆先生のお手本なし
◆三上先生の評価
白い花を書く時には影がポイント。
きちんと際立たせている。
黒・グレーをきちんと影にいれている。これは勇気がいる。
葉も素晴らしい。
完璧!
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