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『プレバト!!』2月13日「俳句名人特待生SP・色鉛筆」岩永徹也が俳句でも色鉛筆でも大活躍!梅沢どうなる?

2020年2月13日放送の『プレバト才能ランキング』は、「俳句・色鉛筆」の査定でした。
俳句は「名人・特待生一斉査定スペシャル」。

 


俳句は久しぶりに名人の含めた昇格査定スペシャルの回です。
降格や現状維持もありますので、梅沢さんがどうなるのか(笑)。
また降格?


フルポン村上さんも登場です。


フワちゃんが色鉛筆査定に登場。
『ダウンタウンDX』であの天真爛漫で自由奔放なフワちゃんが浜ちゃんにマジビビリしていたのが忘れられないです。
フワちゃんでもビビるんだぁって。
意外と空気読んでいるだなと可愛く感じましたっけ。
もちろん浜ちゃんはすぐに打ち解けてましたけど。

 

 

俳句名人・特待生昇格査定

◆俳句のお題:「観覧車」


◆査定される人

特待生1級 ミッツ・マングローブさん
特待生2級 松岡充さん
特待生3級 岩永徹也さん
特待生4級 パックンさん
特待生4級 馬場典子さん


名人10段 梅沢富美男さん
名人10段 村上健志さん(フルーツポンチ)


◆俳句の先生 夏井いつき先生

 

 

 

特待生4級「馬場典子」1ランク降格⇒【特待生5級】

緑立つ
 曼荼羅のごと
     観覧車

(観覧車は不思議な乗り物。落ち込んでいる時にてっぺんまで行って戻ってくる間に、「また頑張ろう」という気持ちになる。気持ちの中のプチ転生という感じが見た目と世界観が曼荼羅に似ている、という句。)


◆夏井先生の添削後

観覧車は
  曼荼羅
   緑立つ空よ


◆夏井先生の添削

【昇格試験ポイント】
中七「曼荼羅のごと」という比喩の是非→表現が曖昧


季語「緑立つ」が比喩「曼荼羅のごと」に負けている!
俳句は五七五という定型と季語で成り立つ「有季定型」というのがとても大きな柱。
俳句を読んでいく時に、季語がちゃんと主役に立っているかは大事。
季語を映像としてもっと描写する。それだけのこと。
「観覧車」から始める。季語を際立たせるために新芽を想像させるようにする。
(添削後)こうすれば1ランクアップ。

 

◆ここがポイント!

季語を主役に!

 

 

特待生4級「パックン」現状維持

廃墟に
 移動観覧車
    風光る

(アメリカの田舎の子どもは観覧車といえば「移動遊園地」を思い浮かべる。最近工場が閉鎖されて、その敷地に移動観覧車が設置される、という句。)


◆夏井先生の添削後

風光る
 廃墟に
  移動観覧車


◆夏井先生の添削

【昇格試験ポイント】
「廃墟」と「風光る」の関係の是非→語順がもったいない


(梅沢さんの指摘も「語順」)今回はおっちゃんが偉い!
第四中学校の勝利です。(パックンはハーバード)
「廃墟に 移動観覧車」で映像が先に来て、後から「風光る」と風を吹かす。
風は見えるものというよりは、何かを動かしたり光ったりして感じるもの。
「風光る」を最後に付け足されると、「廃墟に 移動観覧車」の印象ばかり強くなる。
肝心な主役となるべき季語が最後に付けたしで置かれている。
(添削後)風が光り出す。春の季語。風光りだした廃墟に待ちに待った移動観覧車が来た。ここで色と動きが一気に出る。
そうすると最初の「風光る」という季語が最後生き生きと明るく動き出す。
この順番を変えるだけで1ランクアップだった。

 

 

 

特待生3級「岩永徹也」1ランク昇格!⇒【特待生2級】

花冷えや
 解体前の
   観覧車

(小さい頃から行く遊園地があった。そこが閉園することになった。よく乗っていた観覧車も解体することが決まった。その時の寂しい気持ちを「花冷え」という季語で表した、という句)


◆夏井先生の添削後

添削なし


◆夏井先生の添削

【昇格試験ポイント】
季語「花冷え」を選んだ是非→季語が効果的

 

「解体前の 観覧車」のフレーズを映像で作って、季語「花冷え」を取り合わせる。
きっちりと基本を守ったと褒めてあげるべき。
「解体前の 観覧車」がしっかりできているので、どんな季語を取り合わせて、季語を主役に出来るかどうか。ここが問題になる。
「花冷え」ぐらいがいい。
桜の美しさと解体前の壊されていく観覧車の対比が出てくる。
「冷え」のおかげで観覧車の鉄骨の奥まで、もう誰も乗らなくなった鉄骨が冷えていく。
そういう感触も伝わる。
かなり良い季語、効果的な季語を選ばれた。

 

 

 

特待生2級「松岡充」1ランク昇格!⇒【特待生1級】

山笑う
 赤ちゃん象に
     哺乳瓶

(春の胎動、生命の息吹というのが季語「山笑う」。観覧車ってどういうところにあるのかなと。サファリパークにもある。サファリパークの景色はこんな景色を覚えてる。そこから発想を飛ばした、という句)


◆夏井先生の添削後

添削なし


◆夏井先生の添削

【昇格試験ポイント】
季語「山笑う」の取り合わせの是非→とても愉快


この句は本当に楽しい良い句。
季語「山笑う」は春の山のこと。春の山はあたかもわらっているかのよう。いい日本語。
何が楽しいって、「赤ちゃん象」。「赤ちゃん」ときて小さいのかと思ったら「象」。
そして「哺乳瓶」が出てくる。本来小さいものが大きい。
作者の意図がそのままコンパクトに言葉になった。
もう1つ褒めないといけない。
「象に」の「に」。ここが悩まないといけないところ。
「の」だと哺乳瓶そのもの。「に」だと哺乳瓶でお乳を与えている。これで映像が膨らむ。
松岡さんお見事!

 

 

 

特待生1級「ミッツ・マングローブ」現状維持

下萌に錆びし
 観覧車の威容

(新芽が下から見るのも春の1つの風景、という句)


◆夏井先生の添削後

下萌や錆びし
 観覧車の威容


◆夏井先生の添削

【昇格試験ポイント】
上五の助詞「に」の是非→助詞がもったにない


「下萌」という季語から始まっていく語順は良い。
「下萌に」の「に」に対して、「威容」が良いのかどうかが問題になる。
「下萌に錆びし  観覧車」だと解体された観覧車の鉄の塊が置いてある感じになる。
読んでいくと「威容」だから、まだ建っていたとわかる。
読み手は「に」と「威容」の関係で「え?」となる。
一番効果的なのは「や」。
「下萌や」でそこだけを切り取る。美しい春の芽生えから、「錆びし 観覧車」がそびえたつ。
さっき誰かが「や」って微かに聞こえたけど…?⇒「浜ちゃん」


◆ここがポイント

区切れの「や」:俳句の「や」は「!(ビックリマーク)」のようなもの。句の中で深い感動を表すとともに、場面を切り替える役目もある。


◆浜ちゃんの指摘

浜ちゃん、助詞は「『や』です」と言ってました。


◆◇◆ ◆◇◆


浜ちゃん、助詞の使い分けが何気に出来ていますよね。
さすが伊達にMCをしていないんだと思います。

 

 

永世名人への道

永世名人への道【星1】「村上健志(フルーツポンチ)」1つ前進⇒【星2】

観覧車の
 列に春ショールの
        教師

(内容は観覧車の列に先生が並んでいる、という句)


◆夏井先生の添削後

添削なし


◆昇格試験のポイント
中七の助詞「に」の是非


これはとてもよく出来ている句。
「観覧車の列」までで映像が確保されている。
観覧車の大きさ、列ときっちりと映像化されている。
「春ショール」という季語と「教師」という人物。
お互いの情報をきちんと被らないように持ってくるあたりはさすが。
何よりも「に」の選択。
今日は助詞の話がたくさん出た。
観覧車がある、人が並んでいる、「春ショールの人?」と思って目を留めると教師。この列は生徒たちに違いない。「春ショールの教師」が鮮やかに見えてくる。
ちゃんと考えて作ったに違いないと信じます!

 

助詞の使い分けの例

◆助詞の意味の例

  • 「列の」は、列の中の春ショールをしている教師。
  • 「列へ」は、列があって春ショールの人物が向かって行く。
  • 「列を」は、うろうろしている。「ちゃんと並びなさい」と先生が言っている感じ。
  • 「列や」は、カットが切り替わる。春ショールの教師に映像がポンっと切り替わる。
  • 「列に」は、制服の生徒たちの中に「春ショール」が立っている。

 

 

永世名人への道【星3】「梅沢富美男」現状維持

長閑なり
 かの日の
  屋上遊園地

(これは私たちの年齢でないとこういう思い出はない。昔はデパートには必ず観覧車があった。今はなくなっておしゃれなカフェになったりする。自分の子どもを連れて行った時にうちの子はここで観覧車に乗せたなという思いを持って詠んだ句)


◆夏井先生の添削後

 添削なし


◆昇格試験のポイント
上五「長閑なり」言い切りの是非←冒険心がない


これは型通りにきっちりと作っていくタイプ。
「長閑」は春の季語。時候の季語なので特別な映像があるわけではない。
「かの日」も映像がない。人ぞれぞれのかつてのあの日を思い浮かべる。
最後に「屋上遊園地」を出す。「かの日」がどれぐらいの年代のどんな光景か分かる。
この辺りは全部綺麗にきっちりと読み手に伝わる。
語順の展開の上手さ。
全部読んだ時に、非常に普通に出来ている!
普通に出来ていて、冒険心の欠片もない!
これで星4つ目は頭が高い!!
直す必要もないから腹が立つ!


◆◇◆ ◆◇◆


降格かと思いましたけど、降格ではなかったですね。
梅沢さん、命拾い(笑)。
でもやっぱり梅沢さんがガーガーわめいていると面白いです。


村上さんはさすがですけど、もっと村上さんの世界観のある句が読みたい。
今は星集めの時期だから仕方がないのかな。

 

 

 

色鉛筆の査定ランキング

◆お題:色使いの工夫で簡単に描けるシンプルなもの

 

◆査定される人

熊谷真実さん、岩永徹也さん、しずちゃんさん、フワちゃん


特待生5級 馬場典子さん


◆色鉛筆の先生 三上詩絵先生


◆採点

  • 色選び:10点
  • 塗り方:10点
  • 明暗:10点

合計:30点満点

 

 

最下位4位(才能なし)「熊谷真実」8点

◆お題:蛇口


◆採点

  • 色選び:4点
  • 塗り方:2点
  • 明暗:2点

合計:8点


◆先生のお手本ありました


◆三上先生の評価

金属感があまり感じられない。
ぼやっとしていて、汚れたステンレスという感じ。


◆上達ポイント

金属の光沢はシャープに塗る
金属の質感を出すには白と黒のコントラスト

 

 

 

3位(凡人)「フワちゃん」17点

◆お題:みかん


◆採点

  • 色選び:7点
  • 塗り方:7点
  • 明暗:3点

合計:17点


◆先生のお手本ありました


◆三上先生の評価

光の表現がされていない。影が出来ていない。


◆上達ポイント

明暗を出すには反対色を使う

 

 

 

 

2位(才能アリ)「しずちゃん」27点

◆お題:ポッキー


◆採点

  • 色選び:8点
  • 塗り方:9点
  • 明暗:10点

合計:27点


◆先生のお手本ありました


◆三上先生の評価

綺麗。
チョコの部分の1本1本に光を描いている。
ガラスの透明感がすごく綺麗。よく見てる。
色選びがもったいない。ダメじゃないが惜しい。

 

 

1位(才能アリ)「岩永徹也」29点

◆お題:サングラス


◆採点

  • 色選び:9点
  • 塗り方:10点
  • 明暗:10点

合計:29点


◆先生のお手本なし

 

◆三上先生の評価

形も正確。
メガネの縁も真っすぐ。
ちゃんと描かれていて綺麗。
黒色の濃淡の書き分けも良い。
白で光の当たる様子を表現。
特待生でいいと思います!

 

 

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◆順位まとめ◆

1位(才能アリ)「岩永徹也」29点
2位(才能アリ)「しずちゃん」27点
3位(凡人)「フワちゃん」
最下位4位(才能なし)「熊谷真実」9点

 

 

 

 

特待生昇格試験

特待生5級「馬場典子」1ランク昇格!⇒【特待生4級】

◆お題:ラムネ


◆先生のお手本なし


◆三上先生の評価

昇格理由:ラムネの表現力が抜群!


素晴らしい!本当に素晴らしい。
ラムネが微妙な緑色。本当によく出している。
ラムネ1個1個の重なりもきっちり描いているのはすごい。

 

 


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