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『プレバト!!』4月16日「俳句・和紙ちぎり絵」永世名人王手の梅沢 凡人・才能なし率91%キスマイ二階堂 和紙ちぎり絵は特待生SP

2020年4月16日放送の『プレバト才能ランキング』は、「俳句・和紙ちぎり絵」の査定でした。

 

 

俳句では初登場の戸次重幸さんですが、関東ローカル番組で夏井先生をディスってたそうです(笑)。
それを引き合いに出されていて、ものすごく面白かった。


そして俳句が久しぶりにレベルが低かったのも特徴の回でした。


気になる梅沢さんの永世名人はどうなるのか。
こればかりはご本人の俳句の出来次第なので、毎回ドキドキします。


「和紙ちぎり絵」は特待生昇格SPで、3人の特待生の昇格試験です。
特待生の作品ですから見ごたえがありました。

 

あと、『プレバト』の収録済みストックはまだあるのでしょうか。
そこも気になっています。

  

 

俳句の査定ランキング

◆俳句のお題:「ランチの看板」

 


◆査定される人
石黒賢さん、竹内由恵さん、戸次重幸さん、二階堂高嗣さん(Kis-My-Ft2)、くっきー!さん(野性爆弾)


特待生3級 皆藤愛子
名人10段 梅沢富美男さん


◆俳句の先生 夏井いつき先生

 

 

 

最下位5位(才能なし)「くっきー!(野性爆弾)」25点

蝉は土
 腰掛け黒汁
   腹ちぎれ

(「蝉は土」は夏の手前で僕なりの季語。黒汁はコーヒー。ベンチでコーヒーをすすっている。「腹ちぎれ」はめしを腹がちぎれるくらい食う、という句)


◆夏井先生の添削後

(添削①)
蝉の腹
 ちぎれて黒き
    汁は地に


(添削②)

満腹の
 ベンチ珈琲
   蝉生まる


◆夏井先生の添削

いや~びっくりしました。
読んだ時にこの句が駄目とは思わなかった。
それはどう解釈したからかというと、おっちゃんと一緒の理由。土から出てきた蝉の腹がちぎれて、黒い汁を出してそこにある。
俳句でこういう残酷な光景を描くのが嫌いという人もいるが、そういう素材を扱ってはいけないことはない。
非常に個性的な方が描きたくて作ったのだと思った。
そういうことを表現したいのであれば、(添削①)のように直せばいいかなと安心していた。
あなたの想いに言葉を寄せていく。
(添削②)であなたの言いたい光景に寄ってきた。
こうやって添削してみると、実に普通の句になる。
この方は案外常識的な方なんだと。個人的には非常に安心いたしました。

 

 

 

4位(才能なし)「戸次重幸」35点

昼に徳
 カツに寄り添う
      桜漬け

(入れなきゃいけない情報はランチメニューはお得だということ。同じ物でも昼に食べた方が安い。季語はネットで桜漬けが出てきたので定食に付きそうだなと思って、と詠んだ句)


◆夏井先生の添削後

昼に得
 カツに寄り添う
     花菜漬け


◆夏井先生の添削

まずは確認させてください。この「徳」は何か意図はありますか?→誤字です(戸次)
そんな注意散漫な方に「ん?」とか言われたくない。
「カツに寄り添う」は大変くさい擬人化だが、最後の展開によっては映像化されるケースもある。そのため歯を食いしばって次に読み進んだ。
「桜漬け」で唖然。この人は桜漬けを何だと思っているのだろう。
結納の席にカツ丼と桜湯が出てきて、徳を積んだおかげでこんな嫁を貰えたとか…。
でも全く違った!
このまま句を生かすのであれば、「桜漬け」ではなく何か春の漬物を添えるしかない。
「花菜漬け」はどうだろう。
こうすれば定食屋さんの光景にはなっていく。
なんでもいいので、また来てください。お名前とお顔を覚えておきます!


◆◇◆ ◆◇◆


関東ローカルの番組で夏井先生の俳句の採点に疑問を持ったと話をしていたという戸次さん。
コテンパンにやられてましたが、「また来てください」と夏井先生がおっしゃってました。
もしかしたら、少しずつ階段を上がれるかもしれませんね。
すごく番組が盛り上がってさすがTEAM NACSです。

 

 

 

3位(凡人)「石黒賢」45点

猫の子も
 匂いに釣られ
     列並び


(海沿いの魚が美味しい店の前で小さい猫もつられて行列に並んでいる、という句)


◆夏井先生の添削後

列並ぶ
 子猫匂いに
  釣られたか


◆夏井先生の添削

散文の語順になっている。
原因・理由を書いているから、そういう印象になる。
俳句は短いため原因・理由が入るのを嫌う。
言いたいことを表現するにはどうするか。
語順をひっくり返すだけで原因・理由の気分を薄めることができる。

 

 

 

 

 

2位(凡人)「竹内由恵」50点

唐揚げを
 からっと二人
     春の空

(私も家族も唐揚げ大好き。主人と唐揚げを分け合いながら、からっと笑いながら、からっと晴れた空の下で唐揚げを食べている、という句)


◆夏井先生の添削後

唐揚げを
 分け合う二人
     春の空


◆夏井先生の添削

これは「唐揚げを」からっと揚げていると大体の人は思う。
ご本人の話からからっとにいろんな意味を込めたかったというのがよくわかった。
「からっと」に想いを込めたかったのだだろうが、全然伝わらない。
「からっと」は諦める。あなたの工夫は自分の中でしか成立してない。ちゃんと描写をする。
(添削後)唐揚げを二人で分け合っている、その背後に春の空が広がる。
感心することもない。50点ですから。

 

 

 

 

 

1位(才能アリ)「二階堂高嗣(Kis-My-Ft2)」70点

小高の地
 心に刻む
   春日傘

(毎年3月に福島県小高に行く。ある番組でお世話になった定食屋のお母さんがいる。福島県に行くと黒いビニール袋がいっぱいある。それが全部なくなって人がいっぱいになって、日傘をさして歩いている、という句)


◆夏井先生の添削後

(小高の地を重視)

小高の地
 心に春の
  日傘さす


(春日傘を重視)

春日傘
 心に小高
  去る日かな


◆夏井先生の添削

良いところから褒めましょう。
「小高」はどこにあるのかわかりにくいが、作者にとって強い印象、思い出、記憶を書きたいときには遠慮することはない。スッキリ書いた方が良い。
「小高の地」と伝えたい土地の印象として、「春日傘」を持って来るあたり、とても印象深い。言葉選びが良い。
ここからがおっちゃんの指摘に繋がる。
この句を読むとこの言葉を外せば特待生レベルの句になるなとピンと来るのが名人。
「刻む」がいらない。
「小高の地」「春日傘」のどちらを重視するかにより変わってくる。
これが出来るようになれば、特待生になれるんですよ。


◆◇◆ ◆◇◆


二階堂さん、おめでとうございます!
なんと「凡人・才能なし」率が91%だったとか。
23回中才能アリが2回でしたが、今回で24回中才能アリが3回に上がりました。
「凡人・才能なし」率も87%まで下がりました。
引き続き頑張ってください。

 

 

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◆順位まとめ◆
1位(才能アリ)「二階堂高嗣(Kis-My-Ft2)」70点
2位(凡人)「竹内由恵」50点
3位(凡人)「石黒賢」45点
4位(才能なし)「戸次重幸」35点
最下位5位(才能なし)「くっきー!(野性爆弾)」25点

◆◇◆ ◆◇◆

 

2位が凡人なのもありましすけど、2位で50点というのは相当レベルの低い回だったということでしょう。
そんな中、二階堂さんの1位が際立ってますね。
戸次さんの出演されていた関東ローカル番組ってなんでしょう?(笑)
気になります。

 

 

 

特待生昇格試験

特待生3級「皆藤愛子」現状維持

春暑し
 マスクポッケに
      A定食

(最近の実体験。春の汗ばむ陽気な日。していた花粉症のマスクをポッケにしまってランチを食べる、という句)


◆夏井先生の添削後

A定食
 春のマスクを
   ポケットに


◆昇格試験のポイント

季語「春暑し」「マスク」の取り合わせ←中七が寸詰まり


良いところが褒めていく。
「A定食」のような俗な言葉をあえて持ち込んでくる。これは1つのやり方でとても良い。
「春暑し」を解消すると、中七の寸詰まりがスルッと行く。
「暑し」を頼らない。
花粉症のマスクのイメージであれば、「春のマスク」でいい。これで花粉症の人たちとなる。分かってもらえる日が来ていると思う。
A定食が目の前に運ばれて来た。「ポケットに」で仕舞ったことがわかる。

 

 

 

永世名人への道

永世名人への道【星4】「梅沢富美男」現状維持

まかないの
 独活あえ清し
     春の暮

(10年前に自由ヶ丘で和食のお店を経営していた。私もやってました。夕方になるとまかないを食べる。独活が美味しかった。それを思い出した、という句)


◆夏井先生の添削後

まかないの
  独活あえ
   春の暮清し


◆昇格試験のポイント

季語「独活あえ」「春の暮」の季重なり←季語への踏み込みが浅い!


上手いところはさすが。
「まかない」という1単語で、人物・店・料理の様子が伝わる。
見事な経済効率。
「独活あえ」「春の暮」の季重なりは、お互いを殺さないような季語を選んでいる。
「春の暮」は時候の季語で映像はそんなにない。
「独活あえ」は人事・生活の季語。
季語の選択も良い。
季語が2つある時は、「主役」「脇役」にする配慮が必要。
「独活あえ」は清しいものではないない。
なぜそう思うかというと、わざわざ「清し」とダメ押しで書いている。
「独活あえ」が主役の季語だと思う。それであればここで春だとわかる。
そうなると下五の「春」はいるのかとなる。
永世名人になるために季重なりに挑戦した。
それであればもう一歩踏み込んで欲しい。
(添削後)春の暮れは清しいわけではないが、美味しいまかないの独活あえを食べた瞬間に、春の夕暮れが清しく感じる。
こうしてくれたら、みんなで今日はパンパカパンでしたね。


◆◇◆ ◆◇◆


梅沢さん、なかなか永世名人になれませんけど「現状維持」で踏ん張っていますから、ぜひ上がって欲しいですね。
でも、次の梅沢さんの放送いつになるのかなぁ。
次回は4月30日らしいですけど、出演者は誰なのでしょうか。
総集編的なこともありますよね。


ものすごくお預けを食らいそうな雰囲気があります。
お楽しみは大事にってことかな。

 

 

 

和紙ちぎり絵「特待生昇格査定スぺシャル」

◆テーマ:「東京の名所と人物が入った風景」


◆査定される人

特待生4級 カズレーザーさん(メイプル超合金)
特待生5級 しずちゃん(南海キャンディーズ)
特待生5級 くっきー!さん(野性爆弾)


◆和紙ちぎり絵の先生 辻井華洲先生

 

 

特待生5級「しずちゃん(南海キャンディーズ)」1ランク昇格!⇒【特待生4級】

◆平和つかもうぜ
東京タワー

 

 


◆辻井先生の評価

昇格理由:繊細な和紙使いが見事!

細かく上手に貼っている。
目や鼻の細かいところがいい。顔の質感が素晴らしい。毛の質感を見事に表現。

 

 

特待生5級「くっきー!さん(野性爆弾)」現状維持

◆M.EHARA TOUR
夜の代々木公園


◆お手本あり

 

 


◆辻井先生の評価

理由:背景の貼り方が間違っている。

真ん中の宣伝の所の色使いや表情が良い。人物の細かい表情が伝わる。
貼り方が汚い!顔以外の貼り方が雑。和紙を重ねすぎてシワシワになっている。

 

 

特待生5級「カズレーザー(メイプル超合金)」現状維持

◆国立西洋美術館
国立西洋美術館(上野)

 

◆お手本あり

 

 


◆辻井先生の評価

理由:風を感じない。

とても綺麗に貼っている。
鋭角的な線を毛羽の部分を裏に織り込んで、直線を出しているところが良い。
重ねる枚数を変えて陰影をつけている。
ただ1つ惜しいのは、緑の木々。同じ紙を2枚も3枚も貼っている。重ねすぎ。木々の間に風が全然通らない。 

 

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