2023年11月9日放送の『プレバト才能ランキング』は「俳句・消しゴムはんこ」の査定でした。
今回は俳句のお題が「メガネ」ということでメガネをかけたタレント・芸人が集められてました。
全員メガネで面白かったです。
梅沢さんはこの放送日がお誕生日とのこと。
最近はなかなか「お見事」が取れませんが、誕生日プレゼントになるのでしょうか。
アート系は久しぶりの消しゴムはんこでした。
俳句の査定ランキング
◆俳句のお題：「メガネ」
◆査定される人
- 八嶋智人
- 矢柴俊博
- 飯尾和樹（ずん）
- 村上（マヂカルラブリー）
- 山﨑ケイ（相席スタート）
特別永世名人 梅沢富美男
永世名人 横尾渉（Kis-My-Ft2）
◆俳句の先生 夏井いつき先生
最下位5位（才能なし）「飯尾和樹（ずん）」38点
指ワイパー
払うメガネの
冬景色
（あったかいところでメガネが曇る。白くなったレンズを拭くというメガネあるある。ロケのオープニングで「指ワイパーきゅっきゅっきゅっ」をやる、という句）
◆夏井先生の添削後
指で拭く
メガネきゅきゅっと
冬景色
◆夏井先生の添削
「指ワイパー」問題がある。
メガネが曇ってワイパーのようというのは子どもも恥ずかしくて言えない。
何で普通に書かないのかが一番の疑問。
とにかくつまんない事するのをやめましょう！
4位（才能なし）「村上（マヂカルラブリー）」35点
家の妻の
眼鏡も白く
あんこう鍋
（普段は眼鏡をかけていない妻が家の食卓で眼鏡をかけて、私も眼鏡をかけていて、2人とも眼鏡が白くなって結婚したよねというふわっとした穏やかな食卓、という句）
◆夏井先生の添削後
鮟鱇鍋
妻の眼鏡も
ほのぼのと
◆夏井先生の添削
普通に読んで、「家の妻の眼鏡も」となると家以外の場所に妻がもう1人いることになる。
家以外の妻の眼鏡が曇っていたなとなる。
「あんこう鍋」からいくべき。
3位（凡人）「山﨑ケイ（相席スタート）」40点
ねんねこや
視力は似るなと
同じ顔
（今年出産したが、私は視力が悪いのでそこだけは似ないでもらいたい、という句）
◆夏井先生の添削後
視力よき
子であれねんねこの
吾子よ
◆夏井先生の添削
俳句というよりは願い事をそのまま書いた。
「同じ顔」は書かないでいいダメ押し。言いたいことは「視力は似るなと」なので、いらない。
2位（凡人）「矢柴俊博」67点
荒星を映す
メガネや
死体役
（この1年間4度ほどやられる役をやった。路上とかで寝そべっていると違った感覚になる。スタッフさんが気忙しく動いている中、1人だけ星空の美しさを感じたり、風の音を聞いたり、地面の冷たさを感じたり。別世界の感じがある、という句）
◆夏井先生の添削後
荒星に
メガネ冷えゆく
死体役
◆夏井先生の添削
実体験ならではの目の付け所を褒める。
とても良い素材。
問題点は「映す」。
第三者が別のところから見てるから、メガネに荒星が映っているという状況。
自分が死体役なら手を入れた方がいい。
（添削後）この句を作った方はすぐに上手になる。
1位（才能アリ）「八嶋智人」70点
眼鏡落つ
押しくら饅頭
空を見る
（中学生にもなって押しくら饅頭しようぜと友達が言ってきて嫌な予感がした。案の定眼鏡が落ちて「言うたやん」と裸眼で空を見た、という句）
◆夏井先生の添削後
添削なし
◆夏井先生の添削
調べがたどたどしいと思う人はいるかもしれないが、内容に合っているのでマイナスにならない。
押しくら饅頭で眼鏡が落ちてぐちゃぐちゃになる。
空を見て諦めが出てくる。
作者見て、スゴイ進歩じゃないですか！
◆順位まとめ◆
1位（才能アリ）「八嶋智人」70点
2位（凡人）「矢柴俊博」67点
3位（凡人）「山﨑ケイ（相席スタート）」40点
4位（才能なし）「村上（マヂカルラブリー）」35点
最下位5位（才能なし）「飯尾和樹（ずん）」38点
永世名人 横尾渉(Kis-My-Ft2)のお手本
◆50句までの現在の状況：21句（残り29句）
年の瀬の終電
網棚に眼鏡
（あるある。終電の網棚にはいろんな物が載っている。それを眼鏡に変えた、という句）
◆夏井先生の添削後
添削なし
◆掲載の判定⇒掲載決定！
【掲載決定の理由】年末らしいリアリティー
終電にとんでもないものが網棚に載っている、忘れ物あるある。
型は575とは違う。
句またがり。
名人となればこういう特殊な形も使いこなせる。
年の瀬の慌ただしさが出ている。
（添削後）平場の皆さんもこういうのも参考にしてください。
◆50句までの現在の状況：21句（残り29句）
【2023年】
- 8月の成績：1勝0敗（掲載：8/31）
- 11月の成績：1勝0敗（掲載：11/9）
特別永世名人 梅沢富美男の締めのお手本
鼈甲の
フレームにある
小春かな
（実体験。亡くなった座長・長男の梅沢武生がガンを4回も患った。入院している時よく行ってた。べっ甲のフレームの眼鏡をかけていた。ふと彼のお顔・風景を思い出した。小春日和なんて言い方があるが、それではなくて滲んだような春の光を感じた、という句）
◆夏井先生の添削後
添削なし
◆「締め」に相応しいか判定⇒お見事！
【相応しいの理由】おっちゃんにしては工夫している比喩表現
季語は「小春」で映像を持たない季語。
この季語を表現するのに、おっちゃんは「鼈甲のフレーム」という物を持ってきた。
最後「かな」はおっちゃんが苦手な切れ字。
これは呼びかけるような詠嘆。
ちゃんと使えている。長かったよね、ここまで。
消しゴムはんこの才能査定ランキング
◆査定される人
- 山口もえ
- 鈴木亜美
- 望月理恵
- 矢柴俊博
名人初段 くっきー！（野性爆弾）
◆消しゴムはんこの先生：田口奈津子先生
◆採点ポイント 30点満点
- 彫り方：10点
- 押し方：10点
- デザイン：10点
最下位4位（才能なし）「望月理恵」12点
◆作品タイトル「秋の大好物」
事務所の後輩へ
◆採点ポイント
- 彫り方：6点
- 押し方：3点
- デザイン：3点
- 合計：12点
◆田口先生のお手本ありました。
◆田口先生の評価
- ×：どうしてこうなっちゃったかなという感じがする。押すところが擦れていたり、色が伸びていたりするのが全体的に汚い印象。
3位（凡人）「矢柴俊博」22点
◆作品タイトル「パパは見守ってるよ～月の運動会」
中学に通う息子のパパ友・ママ友たちへ。
◆採点ポイント
- 彫り方：8点
- 押し方：5点
- デザイン：9点
- 合計：22点
◆田口先生のお手本ありました。
◆田口先生の評価
- 〇：場面を理解するのにちょっと考えた。地球がおじさん。普段地球上で私たちが月を見るが、地球が月のウサギを見ている。なかなか面白い視点。彫り方は悪くない。
- ×：1つのはんこに1色を使っているので平坦でのぺっとしている。地球の球体の丸みが表現できていない。平らな円に見える。宇宙のダイナミックな遠近感が出せる構図なので、奥行きが伝わらないと地球が活きてこない。
2位（才能アリ）「山口もえ」25点
◆作品タイトル「次見られるのは…」
夫・爆笑問題・田中へ
◆採点ポイント
- 彫り方：9点
- 押し方：8点
- デザイン：8点
- 合計：25点
◆田口先生のお手本ありました。
◆田口先生の評価
- 〇：非常に月が大きくて主役感があり印象的。月が発光している感じの色選びが良かった。
- ×：ビルの黒のシルエットは悪くないけど、平面的に見える。どこに光が当たって、どこが影かわかる作品ならより臨場感が出る。
1位（才能アリ）「鈴木亜美」28点
◆作品タイトル「ハロミステリー」
◆採点ポイント
- 彫り方：10点
- 押し方：10点
- デザイン：8点
- 合計：28点
◆お手本なし
◆田口先生の評価
スゴイ。素晴らしい。
背景を何回か分けて押している。
蜘蛛の巣あたりは非常に細かいが綺麗に彫れてる。
枯れ木がボコボコしていて、何か伝わる。
シルエットであることでカボチャが引き立って非常に良い。
◆順位まとめ◆
1位（才能アリ）「鈴木亜美」28点
2位（才能アリ）「山口もえ」25点
3位（凡人）「矢柴俊博」22点
最下位4位（才能なし）「望月理恵」12点
名人・特待生昇格試験
名人初段「くっきー！（野性爆弾）」現状維持
◆作品タイトル「月光」
サンプラザ中野をモチーフにし、たむけんの髪が降ってくる。
◆田口先生のお手本ありました。
◆田口先生の評価
面白い。
爆風スランプの方ですか？
すごいインパクト。
彫り方のレベルは格段に上がっている。
おでこの血管、口の中の上あごのラインとか非常に細かく彫れている。
緻密さと迫力両方を兼ね備えるのは相反することなので、作品のレベルが上がったように感じる。
背景がなんでストライプなのか？
「月光」を歌っているということなのであれば、月や夜を感じさせる方法がある。
作品にするからには伝わるかどうかが大事。
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