2024年2月22日放送の『プレバト才能ランキング』は「俳句・色鉛筆」の査定でした。
今回のプレバトは良い意味でも悪い意味でもレイザーラモン回でした(笑)。
夏井先生がRGさんに大激怒してましたし、色鉛筆ではHGさんが大活躍。
面白いくらい明暗が分かれてました。
個人的には楽しかったです。
俳句の査定ランキング
◆俳句のお題:「カラオケ」
◆査定される人
- 小林幸子
- HISASHI(GLAY)
- 関口メンディー(GENERATIONS from EXILE TRIBE)
- 田中あいみ
- RG(レイザーラモン)
特別永世名人 梅沢富美男
特待生4級 武田鉄矢
◆俳句の先生 夏井いつき先生
最下位5位(凡人)「田中あいみ」60点
カラコロン
マイクとお酒
沁みる春
(幼少期から父とスナックに週3で通ってて、スナックのドアを開けると鈴がカラコロンと鳴る。お客さんのウィスキーの氷が溶ける音でカラコロン。楽しむお客さんもいれば、悲しむお客さんもいる。そういう風景を書いた句)
◆夏井先生の添削後
ドアベルと
マイクとお酒
沁みる春
◆夏井先生の添削
頭の「カラコロン」がわからなかった。
お酒の氷が溶ける音かと思ったが、この位置にあるのはまずい。
話を聞くとドアの音なのであれば、それを書いた方がいい。
「沁みる春」はベタだが、最後の「春」でちゃんと受け止める。
ここまでやれたら才能アリ!
4位(凡人)「小林幸子」62点
春の夜のカラオケ
締めは「雪椿」
(「雪椿」は代表曲。春の夜のカラオケに小林幸子はいい感じ、という句)
◆夏井先生の添削後
雪椿咲き
カラオケの
締めはさて
◆夏井先生の添削
「雪椿」はカギカッコをつけるだけで曲名とわかり、季語の力は弱くなるので、「春の夜」という明確な季語を置いた。
その道筋は正しい。
ただ「雪椿」という季語が綺麗で、「春の夜」とお互いを殺し合ってしまっていて、「春の夜」が主役にならない。
思い切って「雪椿」を季語にしてしまう。
3位(才能アリ)「RG(レイザーラモン)」70点⇒3点(才能なし)の最下位へ
朧月
負けたらあかんで
東京に
(「道頓堀人情」の歌詞に「負けたらあかんで東京に」があるが、東京に友達を送る会と重なる。「朧月」はカラオケ出たらかすみがかった月が頑張れ。自分も不安という気持ち、という句)
◆夏井先生の添削後
添削不能
◆夏井先生の添削
今いろいろお聞きしましたが、やっぱりそうだったんですね。
これは全部歌詞なんですね。
私は一応、偶然というのもあるかもしれないとか、本歌取りの範疇で踏み外してしまったとか、そういうケースかもしれないからひとまず文字面で評価した。
作者を見たらあなたじゃないですか。
いつもの手口じゃないですか!
作詞家の方にとてつもなく失礼!!
こんなものを許してたら、表現の世界は成立しない。
あなた、弟子じゃないけど破門です!
減点を数字化すれば、マイナス67点。
2位(才能アリ)「関口メンディー(GENERATIONS from EXILE TRIBE)」70点
デンモクが
ふたりを隔てる
春休み
(キュンとする句を書きたかった。デンモク以上に近づけないというのを表現した。春休みは学生をイメージ、という句)
◆夏井先生の添削後
デンモクが
隔てるふたり
春休み
◆夏井先生の添削
「デンモク」でカラオケとわかる。
言葉の経済効率がとてもいい。
季語「春休み」もあなたの意図のとおり。
学生同士じゃないかと読み手に浮かんでくる。
惜しいのは中七。極力7音にする。
あなた、ちょっと勉強したらイケますよ!
1位(才能アリ)「HISASHI(GLAY)」72点
親友の
しゃがれたエール
忘れ雪
(RGさんと内容が似ているが上京を後押ししてくれる歌を歌ってくれたのが忘れられない。地元を捨てるというわけではないが、北海道出身で雪が忘れられないという気持ちも入っている、という句)
◆夏井先生の添削後
添削なし
◆夏井先生の添削
とても良い句。
「しゃがれたエール」が歌かは確定できないが、親友の思いは伝わる。
「しゃがれた」がいい。子どもではない。
大人になってからの友人、あるいは大人になってもずっと続いている友情がわかる。
季語「忘れ雪」で友情は忘れないで続くというメッセージ。
今回はこの一句で才能を1つ見つけた。
◆順位まとめ◆
1位(才能アリ)「HISASHI(GLAY)」72点
2位(才能アリ)「関口メンディー(GENERATIONS from EXILE TRIBE)」70点
3位(凡人)「小林幸子」62点
4位(凡人)「田中あいみ」60点
最下位5位(才能アリ)「RG(レイザーラモン)」70点⇒3点(才能なし)の最下位へ。
名人・特待生昇格試験
特待生4級「武田鉄矢」1ランク昇格⇒【特待生3級】
「なごり雪」
君を見ないで
歌い出し
(カラオケで季語を放り込むと自分の気持ちを伝える言葉が7つくらいしかない。考えたのが歌のタイトルが季語。イルカさんの「なごり雪」に引っ掛けて歌う。歌って欲しい娘がいるが、君と歌いたいと言いにくい。とりあえず自分1人で歌い出した。目の端でその子の唇が動かないかなという淡い恋の思いの句)
◆夏井先生の添削後
なごり雪
君を見ないで
歌い出す
◆昇格試験のポイント
曲名に季語の動きを託した是非←果敢なチャレンジ!
今回みんな曲名や季語で困っていた。
この挑戦が1つの解答を出してくれている。
「君を見ないで歌い出し」のフレーズがいい。
ほのかな恋の物語に違いない。
曲名に季語の力をつけるのだが、カギカッコだと曲名になるので外した方がいい。
最後「歌い出す」にしたら2ランクアップだった。
余韻余情が出る。
特別永世名人 梅沢富美男の締めのお手本
らうらうと
僧侶の美声
花まつり
(お経を聞くことが多かった。「花まつり」はお釈迦様の祭りの4月4日。お経を聞いていたら、なんと綺麗な声のお坊さん。この人はカラオケで歌を歌ったら上手いんだなと思い出し詠んだ句)
◆夏井先生の添削後
添削なし
◆「締め」に相応しいか判定⇒お見事!
【相応しいの理由】やっと2024年が明けましたね
兼題写真からここに発想を持ってくる。飛ばし過ぎといえば飛ばし過ぎだが「美声」がある。
「らうらうと」はよく声が通ること。
「僧侶」でお経をあげている。
語順もよく考えている。
「花まつり」の季語もちゃんと主役にしている。
いつもこういう句を作ってくれると私も美味しいお酒が飲めます。
色鉛筆の査定ランキング
◆査定される人
- 小倉優子
- 長尾謙杜(なにわ男子)
- アリアナさくら
- 中西茂樹(なすなかにし)
名人5段 HG(レイザーラモン)
◆色鉛筆の先生 三上詩絵先生
◆採点
- 色選び:10点
- 明暗:10点
- デッサン力:10点
- 合計:30点満点
最下位4位(凡人)「小倉優子」17点
◆お題:グレープフルーツ
◆採点
- 色選び:7点
- 明暗:6点
- デッサン力:4点
- 合計:17点
◆先生のお手本ありました
◆三上先生の評価
- 〇:半分に切ったボテッとした感じと形は綺麗に描けている。
- ×:色の変化は付けているが、同じ方向に同じように塗っている。つぶつぶ感がない。
3位(凡人)「中西茂樹(なすなかにし)」20点
◆お題:バドミントンのシャトル
◆採点
- 色選び:8点
- 明暗:7点
- デッサン力:5点
- 合計:20点
◆先生のお手本ありました
◆三上先生の評価
- 〇:形がきれい。羽が白、背景が白だと境界がわからない。グレーで影の方を表現して良く描けている。
- ×:グレーで描くのはいいが、全部フチ取ってしまった。実際は境界線はないので違和感がある。
2位(才能アリ)「長尾謙杜(なにわ男子)」26点
◆お題:ナゲット
◆採点
- 色選び:7点
- 明暗:10点
- デッサン力:9点
- 合計:26点
◆先生のお手本ありました
◆三上先生の評価
- 〇:よく特徴が描けている。微妙な凹凸感があり、複雑にいろんな色を使っている。
- ×:ケチャップソースが赤すぎるて、パッと見するとイチゴジャムかと思う。
1位(才能アリ)「アリアナさくら」27点
◆お題:歯ブラシとコップ
◆採点
- 色選び:9点
- 明暗:9点
- デッサン力:9点
- 合計:27点
◆先生のお手本なし
◆三上先生の評価
歯ブラシがすごい上手。
毛先の透明感、細かい線が感じられる。
コップの光にハイライトを残して描いている。
初めてでこの形が取れるのが上手。
◆順位まとめ◆
1位(才能アリ)「アリアナさくら」27点
2位(才能アリ)「長尾謙杜(なにわ男子)」26点
3位(凡人)「中西茂樹(なすなかにし)」20点
最下位4位(凡人)「小倉優子」17点
名人・特待生昇格試験
名人5段「HG(レイザーラモン)」2ランク昇格⇒【名人7段】
◆お題:ハムスター
◆三上先生の評価
さすがとしか言いようがない。完璧!
毛並みのフワフワ感を1本1本丁寧に描かれていて、とても繊細。
単純に黒と白だけではなく、濃い色の前に明るい色、1本の毛にグラデーションがある。
細い毛を出すには、鉛筆を尖らせて描く。
かなり上手!
どこを取っても素晴らしい。
これ、私欲しいですもん!
◆◇◆ ◆◇◆
レイザーラモンの2人が盛り上げていた回でした。
RGさんはふざけないで俳句を詠んだら、どういう句が出来るのかが興味あります。
まだ「芸人」を主にしているのですが、それは出来なくてごまかしているのか、芸人を出したいのかがわからず。
ジュニアさんも最初というか結構長い間、夏井先生にけちょんけちょんに言われ続けていましたので、RGさんの本気も見てみたいところ。
怒られ役に徹してても面白いですけど。
HGさんはさすがでした。
色鉛筆ではダントツの上手さだと思っています。
そういえば、相席スタートの山添さんもめちゃくちゃ上手かったですよね。
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