2024年4月25日放送の『プレバト才能ランキング』は「俳句・色鉛筆」の名人・特待生一斉査定でした。
たまにある一斉査定の回です。
色鉛筆は力作ばかりでしたけど、3ランク昇格を果たした犬山紙子さんと小松利昌さんが素晴らしかったです。
そして、俳句ではフジモンさんが復帰。
番組ではずっとイジられてましたけど、ジュニアさんと一緒で心強かったのではないでしょうか。
ジュニアさんと犬山さんが素晴らしい俳句を詠んでました。
ジュニアさんがめちゃくちゃ調子がいいですけど、アート系はストップで俳句に全振りしてますよね。
そのせいか俳句では猪突猛進です。
春光戦の2句が追加されるという優遇ぶりもあり、今年中には句集が完成出来そうな勢いです。
楽しみ!
- 名人・特待生一斉査定
- 特待生3級「犬山紙子」1ランク昇格⇒【特待生2級】
- 永世名人 フジモンのお手本
- 永世名人 千原ジュニアのお手本
- 色鉛筆の名人・特待生一斉査定
- 特待生5級「中川翔子」1ランク昇格⇒【特待生4級】
- 特待生5級「小松利昌」3ランク昇格⇒【特待生2級】
- 特待生4級「小倉久寛」現状維持
- 特待生4級「栗原恵」1ランク昇格⇒【特待生3級】
- 名人2段「松田悟志」2ランク昇格⇒【名人4段】
- 名人2段「犬山紙子」3ランク昇格⇒【名人5段】
- 名人5段「くっきー!(野性爆弾)」1ランク昇格⇒【名人6段】
名人・特待生一斉査定
◆俳句のお題:「ふるさと」
◆査定される人
- 特待生3級 犬山紙子
- 永世名人 千原ジュニア
- 永世名人 藤本敏史(FUJIWARA)
◆俳句の先生 夏井いつき先生
特待生3級「犬山紙子」1ランク昇格⇒【特待生2級】
生家のこでまり
甘やかな退屈
(生まれ育った大阪府・布施の家にはこでまりが咲いている。家に帰ってきた時は退屈。甘いなにかに包まれているような退屈、という句)
◆夏井先生の添削後
こでまりの生家よ
甘やかな退屈
◆昇格試験のポイント
「こでまり」と「甘やかな退屈」との取り合わせの是非←実家に戻った安心感が漂う。
8音と9音という足して17音になる破調の調べ。
構成も考えている。
「こでまり」でカットを切り、自分の心理に入っていく。
久しぶりに実家に帰って、両親がいて心遣いに甘える。
映像と心理とのバランスもとても良い。
「こでまり」と「生家」を逆にすることもできる。
(添削後)こうすると映像の効果が少し変わる。
こでまりから入って、それが生家であるという詠嘆。
どっちがいいという問題ではなく、作者が表現したいニュアンスの問題。
永世名人 フジモンのお手本
◆50句までの現在の状況:25句(残り25句)
「乗りますか」
ふるさと経由
春の雲
(ファンタジー。ふるさとに行く春の雲のバスがあったらいいな。「乗りますか」は昔の車掌さんやバスガールをイメージ、という句)
◆夏井先生の添削後
ふるさとや
乗ってゆくかと
春の雲
◆掲載の判定⇒ボツ!
【ボツの理由】誰が言ってるの?
イジる気は一切ございません。
フジモンさんらしい優しい味わいの句。
ふるさとに真っ向勝負しているところは前向きに評価できる。
「乗りますか」は春の雲のセリフ?
バスの運転手が「乗るんですか?」と聞いてくるとか、誰のセリフか分かりにくい。
「経由」もふるさとを経由してさらにどころかに行くのかな?
ファンタジーならそっちに徹した方が良い。
◆50句までの現在の状況:25句(残り25句)
【2023年】
- 6月の成績:1勝0敗(掲載:6/8)
- 7月の成績:1勝0敗(掲載:7/13)
【2024年】
- 1月の成績:1勝0敗(掲載:1/18)
永世名人 千原ジュニアのお手本
◆50句までの現在の状況:34句(残り16句)
故郷の
苜蓿(もくしゅく)の香は
濃かりけり
(苜蓿はクローバーのこと。京都の福知山はすごい田舎で匂いがめっちゃ濃い感じがする、という句)
◆夏井先生の添削後
添削なし
◆掲載の判定⇒掲載決定!
【掲載決定の理由】?
故郷に真っ直ぐに挑んでいる。
これは褒めるべき。
「香は」の助詞「は」で故郷のこの苜蓿の匂い「は」と取り出して指さすような強調するような働きがある。
最後の「けり」の詠嘆の使い方もちゃんと勉強している。
この状態はずっとあったのに、今気がついてみたら「濃い」とハッと気づく。
助詞も詠嘆も見事に使いこなしている。
これ福知山に句碑建ててもらいたい!
◆50句までの現在の状況:35句(残り15句)
【2023年】
- 3月の成績:0勝1敗(ボツ:3/23)
- 4月の成績:0勝1敗(ボツ:4/23)
- 5月の成績:0勝1敗(ボツ:5/18)
- 6月の成績:1勝0敗(掲載:6/1)
- 7月の成績:1勝1敗(掲載:7/6、ボツ:7/20)
- 8月の成績:2勝0敗(掲載:8/17、8/24)
- 10月の成績:1勝0敗(掲載:10/19)
- 12月の成績:2勝0敗(掲載:12/7、12/21)
【2024年】
- 1月の成績:1勝0敗(掲載:1/18)
- 2月の成績:1勝0敗(掲載:2/29)
- 「春光戦2024」の2句追加
- 4月の成績:1勝0敗(掲載:4/25)
色鉛筆の名人・特待生一斉査定
◆テーマ:音が聞こえてきそうな一瞬
◆査定される人
- 名人5段 くっきー!(野性爆弾)
- 名人2段 犬山紙子
- 名人2段 松田悟志
- 特待生4級 栗原恵
- 特待生4級 小倉久寛
- 特待生5級 小松利昌
- 特待生5級 中川翔子
◆色鉛筆の先生 三上詩絵先生
特待生5級「中川翔子」1ランク昇格⇒【特待生4級】
◆お題:プチプチ⇒透明な質感・音が鳴る瞬間の表現
プレバト!無事に、色鉛筆特待生から一段昇格できました!ぷちぷちの音が聞こえるような瞬間てお題、難しすぎるよー🥲怖かった!
— 🍉中川翔子🍉🐈⬛ (@shoko55mmts) 2024年4月25日
SHOWBOYでご一緒した小松さんと!
仮面ライダーで1番好きな龍騎の、ナイト!松田さんと!わああい pic.twitter.com/chubRMjv6Y
◆お手本あり
◆三上先生の評価
- 〇:なるほど…。光の反射がよく描けている。青の上に白は乗らないので塗り残すしかない。手で押したプチプチだけが形に沿って光がある。今からプチッと弾ける音を感じる。爪先の色で力が入っているのがわかる。
- ×:縁取っている。実際モノには線はない。陰影で差をつけて欲しい。
特待生5級「小松利昌」3ランク昇格⇒【特待生2級】
◆お題:ハマグリが開いた瞬間
◆お手本なし
◆三上先生の評価
昇格のポイント⇒音が聞こえそうな2つの工夫
うん…。これはお上手ですね。
身のプリッとした感じ、パカッと今開いたを想像できるので、ジュワっとした音が感じられる。
単純にあぶくの白い泡じゃなく、貝が美味しそう。
貝の裏側の色の反射をハイライトと影で塗り分けていて、球面を感じられる。
火が入って、食べる直前の絵に仕上がっている。
網すごい…。
細い金属が編んであって陰影もついていて、いろんな色が反射して色の変化がとても効果的で熱を感じる。
網の奥をボカして主役のハマグリを際立たせた。
特待生4級「小倉久寛」現状維持
◆お題:シンバルモンキー
◆お手本あり
◆三上先生の評価
【昇格のポイント】
シンバルを叩く動き、毛や服の素材の表現⇒さすがにやりすぎ
- 〇:このおもちゃ自体は本当によく描けている。表情もいいし、毛の部分のフワフワした感じもちゃんと描いている。
- ×:音が想像できない。次カシャンとなる動きを出そうとしたと思うが、ただ肝心な音を鳴らすシンバルがこの状態だと何を持ってるのかわからない。
特待生4級「栗原恵」1ランク昇格⇒【特待生3級】
◆お題:玉ねぎのみじん切り
◆お手本なし
◆三上先生の評価
昇格のポイント⇒涙と根性が伝わる力作!
こんな音と想像ができる。
包丁を振り下ろす途中を切り取った構図が良い。
刻んだ玉ねぎの質感がよく描けている。
名人2段「松田悟志」2ランク昇格⇒【名人4段】
◆お題:お米を研ぐ
◆お手本なし
◆三上先生の評価
昇格のポイント⇒動く手、シャワーや釜の中の異なる水の流れの表現
お上手。
水のシャワーの音、ザクザクとお米を洗っている音は十分想像できる。
色を抜くだけでは水の感じは出にくい。
シンクの色の反射があって黒を強調をしてるが、水の透明感がより増して見える。
とても効果的でよかった。
お米を研いでる手の表情もとてもよく描けている。
塗り方がとても綺麗でものすごく丁寧。
名人2段「犬山紙子」3ランク昇格⇒【名人5段】
◆お題:波打ち際
◆お手本なし
◆三上先生の評価
【昇格のポイント】
水の揺らぎ・泡・しぶきと足の形を正確に捉えられるか⇒犬山さんの過去最高傑作!
これはすごい。ちょっとビックリ。
こう描きましたか。
犬山さんの中で1番。
水の動きが足を置いたところから水がパンと広がっているので、水が弾けたパシャっという音を感じる。
水と光が漂っている感じ、揺らいだ感じ、本当に細かく描いている。
ちゃんと砂があって水があって揺らぎの光が見えてる。
ほとんど誤魔化しがない。
足がすごく上手。色合いも良い。
名人5段「くっきー!(野性爆弾)」1ランク昇格⇒【名人6段】
◆お題:ミキサー
◆お手本あり
◆三上先生の評価
(笑)そういうことですか。これ私?怖いんですけど…。
- 〇:今から回るっていう瞬間を描いたのはわかります。手がスイッチのところにいっているので、これから回ってフルーツが動いていくのはすぐわかる。そこから音を感じる。私を美しく描いてくれたのも加味して。
- ×:ただ動いてないので、フルーツが回ってるとか動きがあった方が音も感じられる。
浜田:あなたは後ろに何か描かないと気が済まないの?
くっきー:気が済まないです!
◆◇◆ ◆◇◆
今回11番すごかったのは犬山さんです。
まるで写真のようでした。
水の透明感がすごくて最初見た時犬山さんの方が写真だと勘違いしたほどです。
小松さんのハマグリもよかったです。
お腹空きます(笑)。
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