2024年5月2日放送の『プレバト才能ランキング』は「俳句・スクラッチアート」の査定でした。
今回のスクラッチアートでは特待生昇格がありました!
前回特待生が誕生したので昇格試験があるかと思いましたがそれはなし(笑)。
俳句ではとろサーモン村田さんが良い俳句を詠まれてました。
俳句の査定ランキング
◆俳句のお題:「連休の混雑」
◆査定される人
- 呂布カルマ
- 長野智子
- 関水渚
- 村田秀亮(とろサーモン)
- 宮田俊哉(Kis-My-Ft2)
永世名人 村上健志(フルーツポンチ)
名人7段 立川志らく
◆俳句の先生 夏井いつき先生
最下位5位(才能ナシ)「関水渚」20点
青嵐
海の上での
人違い
(父がウィンドサーフィンをやっている。連休と強い風が重なると海の上がすごい混む。父を見つけられない、という句)
◆夏井先生の添削後
連休の
水着とりどり
人違い
◆夏井先生の添削
作者だけにしかわからないタイプの句。
この季語を選んだ段階でミス。
豪華客船の上で人違いしたのかと思ったが、全然違った。
4位(凡人)「宮田俊哉(Kis-My-Ft2)」45点
パレードか
ファンキャップ飛ばす
春疾風
(正月休みにディズニーランドに行った。みんなファンキャップを被っていたが風が強くて飛ばされそう。みんな飛んだらパレードみたいになるのかな、という句)
◆夏井先生の添削後
パレードみたい
春風飛ばす
ファンキャップ
◆夏井先生の添削
一瞬読んだ時に可愛い素敵な光景が描かれているのかと一瞬思ってしまうが、「パレードか」の「か」がわからなくしている。
諸悪の根源。
(添削後)やれてもギリギリこれぐらい。
3位(凡人)「呂布カルマ」50点
二時間を
惜しむくちびる
桜色
(子供とレジャー施設に行った時2時間待ち。2時間を惜しんで尖らせた唇が桜色、という句)
◆夏井先生の添削後
(恋人との句)
二時間を
惜しむくちびる
桜時
(子どもの句)
二時間を
惜しみむくれる
子と桜
二時間を
待ってむくれる
子と桜
◆夏井先生の添削
これを読んだ時に恋の句だと思った。
2時間しか会えない、もうすぐお別れを惜しむ唇がそこにあった。
これだと破綻はしていない。
「桜色」だと季語にはならず、桜のような色という比喩になる。
季語としては弱くなる。
子どもとの句であれば、「子ども」と入れないと読み取れない。
2位(才能アリ)「長野智子」70点
静寂の
官庁街や
落椿
(連休は東京で仕事をしていることが多い。霞が関を歩いている時車も人もいなくて普段の光景と全く違う。普段は目が行かないところに椿。こんなに静かだと普段目がいかないところにいく、という句)
◆夏井先生の添削後
祝日の
官庁街や
落椿
※祝日、連休、日曜でも可
◆夏井先生の添削
褒めないといけないのは人と違った表現を探るのが俳句。
季語「落椿」に向かって映像が絞られる。
下に行く視線の誘導も上手い。
1位(才能アリ)「村田秀亮(とろサーモン)」71点
渋滞の
柩車に妣と
春探し
(母が亡くなった時に初めて霊柩車に乗った。霊柩車が渋滞に巻き込まれて母とちょっと長く居られた、という句)
◆夏井先生の添削後
渋滞や
柩の母とゐる
深春
◆夏井先生の添削
17音に入れるには情報量がかなり多いのにうまくやった。
「柩車に」の「に」、「妣と」の「と」で状況をちゃんと伝えてしまう。
特待生を目指すには、「妣」。
亡くなったお母さんとわかる効率の良い使い方。
でも話を聞くとお母さんと少しでも時間を過ごすことができた、というのには「母」がいい。
これができるようになると特待生になっても勝負ができる。
◆順位まとめ◆
1位(才能アリ)「村田秀亮(とろサーモン)」71点
2位(才能アリ)「長野智子」70点
3位(凡人)「呂布カルマ」50点
4位(凡人)「宮田俊哉(Kis-My-Ft2)」45点
最下位5位(才能ナシ)「関水渚」20点
名人・特待生昇格試験
名人7段「立川志らく」現状維持
色も無き
渋滞にふと
桜雨
(渋滞に巻き込まれてあまりにも長くて景色も色も無くなるぐらい時間が経ってしんどい。その時にサッと雨。パッと見たら山に桜が咲いていて途端に色が浮かんできた、という句)
◆夏井先生の添削後
桜雨走れり
色の無き
渋滞
◆昇格試験のポイント
「にふと」の効果の是非←もったいない!
渋滞に巻き込まれた時の憂鬱な気分を「色も無き渋滞」と捉える。
詩の言葉として質が高い。
もったいないのが「ふと」。
2音足りない時の「ふと」、3音足りない時の「少し」という。
これがなければ季語がもう少し際立つ。
季語が際立てば、詩の言葉がさらに際立つ。
永世名人 フルポン村上のお手本
◆50句までの現在の状況:35句(残り15句)
黄金週間の原宿
四つ折りの紙幣
(学生時代、ゴールデンウイークに原宿に行ったのを思い出した。お金を持って行く時、普通に入れているよりも小さく折って持って行く方が安全なんじゃないかというのを思い出した句)
◆夏井先生の添削後
黄金週間の初日
四つ折りの紙幣
黄金週間来
四つ折りの紙幣
春休の原宿
四つ折りの紙幣
◆掲載の判定⇒ボツ!
【ボツの理由】原宿は必要?
読みはとても迷った。
「黄金週間」と「四つ折りの紙幣」だけで一句になるくらいの量が十分ある。
「原宿」を入れて字余りにしても持っていきたいという作者の意図があればと思った。
いま聞いた限りあんまりない。
学生であるワクワク感を出すのであれば「春休」でもいい。
何を表現したいのかの的が絞り切れてなくて、なんとなく緩く着地した。
◆50句までの現在の状況:35句(残り15句)
【2023年】
- 3月の成績:0勝1敗(ボツ:3/23)
- 4月の成績:0勝1敗(ボツ:4/23)
- 5月の成績:1勝1敗(掲載:5/25、ボツ:5/18)
- 6月の成績:1勝0敗(掲載:6/29)
- 8月の成績:1勝0敗(掲載:8/10)
- 9月の成績:1勝0敗(掲載:9/21)
- 11月の成績:1勝1敗(掲載:11/2、ボツ:11/30)
- 12月の成績:0勝1敗(ボツ:12/14)
【2024年】
- 2月の成績:1勝0敗(掲載:2/8)
- 3月の成績:1勝0敗(掲載:3/7)
- 5月の成績:0勝1敗(掲載:5/2)
スクラッチアートの才能査定ランキング
◆査定される人
- 呂布カルマ
- 最上もが
- 竹内由恵
- 関水渚
- 久保田かずのぶ(とろサーモン)
◆スクラッチアーティストの先生:アカダチアキ(スクラッチアーティスト)
◆採点ポイント 30点満点
- 削り方:10点
- デザイン:10点
- 下地の生かし方:10点
最下位5位(凡人)「久保田かずのぶ(とろサーモン)」18点
◆作品タイトル「古代エジプト風壁画」
◆採点ポイント
- 削り方:7点
- デザイン:9点
- 下地の生かし方:2点
- 合計:18点
◆お手本あり
◆アカダ先生の評価
- 〇:おおってなりますね。面白いんですけどね…。
- ×:ほぼ線。人と他の部分の描き分けが見えない。
4位(凡人)「関水渚」21点
◆作品タイトル「2024年龍のように売れたい」
◆採点ポイント
- 削り方:9点
- デザイン:6点
- 下地の生かし方:6点
- 合計:21点
◆お手本あり
◆アカダ先生の評価
- 〇:削りが丁寧。頑張ってもらっている。
- ×:スクラッチとして生かされているかといえばそのポイントがない。描き込むほど全体的に顔に光りが当たるしのっぺりして見える。龍なのにここで終わっている。
3位(才能アリ)「竹内由恵」27点
◆作品タイトル「静岡のうなぎはうみゃ~な」
◆採点ポイント
- 削り方:7点
- デザイン:10点
- 下地の生かし方:10点
- 合計:27点
◆お手本あり
◆アカダ先生の評価
- 〇:うなぎを捕まえてるんですかね?勇気を持って黒を残す。メリハリが出てすごくいい。水しぶきの部分も水色が出たからこうしようと下地の色を見て変えている。
- ×:もったいないのがこの削り方だとうなぎに見えない。ちょっとカワウソ…。
2位(才能アリ)「最上もが」28点
◆作品タイトル「夢のつづき」
◆採点ポイント
- 削り方:10点
- デザイン:9点
- 下地の生かし方:9点
- 合計:28点
◆お手本あり
◆アカダ先生の評価
- 〇:いいですね。ちゃんとクジラのお腹の部分の流線型が描けている。線の太さ・細さで丸みを出しているのがすごく上手。背中の傷もいい。
1位(才能アリ)「呂布カルマ」30点⇒特待生昇格!
◆作品タイトル「光の戦士」
◆採点ポイント
- 削り方:10点
- デザイン:10点
- 下地の生かし方:10点
- 合計:30点
◆お手本なし
◆アカダ先生の評価
光と影の描き方がよい。
真ん中の人は逆光になっているのがわかる。
逆光が来ている部分を面で削っている。
ドアの部分の線が放射状になっているので、ドアの方から光が来ている。
これはスゴイ。
削り方も面白い。
ここまで光と影を生かしてくれているのは初めてでは?
特待生でいいと思います。
◆順位まとめ◆
1位(才能アリ)「呂布カルマ」30点⇒特待生昇格!
2位(才能アリ)「最上もが」28点
3位(才能アリ)「竹内由恵」27点
4位(凡人)「関水渚」21点
最下位5位(凡人)「久保田かずのぶ(とろサーモン)」18点
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