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『プレバト!!』6月20日「俳句・いけばな水無月杯」粗品新たな才能覚醒!いけばな初のタイトル戦・優勝は誰?

2019年6月20日放送の『プレバト才能ランキング』は、「俳句・いけばな」でした。
いけばなは「夏のいけばな頂上決戦 第1回水無月杯」がありました!

 

俳句では、M-1王者であり、R-1王者の粗品が俳句に初参戦!
粗品さんといえば、ビビり1グランプリも優勝していて、現在3冠(笑)。

 

ビビり1の記事です。

アメトーーク 5月24日 粗品が3冠目を狙う「ビビリ1GP」第2代王者は誰の手に? - 今日も暇です。

 

ビビり1はもちろん冗談系ですけど、俳句は本物系なので初参戦が楽しみでした。
粗品さんどうだったかな~、と期待でわくわく。

 

いけばなは初のタイトル戦となる「夏のいけばな頂上決戦 第1回水無月杯」でした。
花の女王・紫吹淳さん園芸王子・三上真史さんとの一騎打ちになるのか、または下克上があるのか、こちらも楽しみでした!
結果はいかに??

 

 

俳句の査定ランキング

◆俳句のお題:「コンビニの傘」


◆査定される人
泉谷しげるさん、伊沢拓司さん、武井壮さん、山本未來さん、粗品さん(霜降り明星)


特待生5級 皆藤愛子さん
名人10段 東国原英夫さん


◆俳句の先生 夏井いつき先生

  

 

最下位5位(才能なし)「泉谷しげる」38点

雲行きに
 コンビニの傘
   あてにする

(コンビニの傘は軽さがいい。困った時にコンビニの傘かなという押しつけのなさが良い。なんのひねりもない。申し訳ございません!)


◆夏井先生の添削後

梅雨雲や
 コンビニの傘
   あてにして


◆夏井先生の添削

簡単に季語が入る!
最初に「梅雨雲」を入れるだけ。
あてにして歩き出す、あてにしてわざと持たないとか、膨らみが出てくる。
こんな簡単なことが出来ないのはものぐさとしか言いようがない!

 

 

4位(才能なし)「伊沢拓司」52点

「捨てて」との
   メール来て
    青梅雨終わる

(コンビニの傘は結構な値段がする。ぽいと捨てられるものではないが、ずっと取っておくものでもない。恋人と梅雨の間に別れた。傘があって捨てようかな、渡そうかなと思い、「取りに来る?」とメールをしたが「捨てて」と言われ、青春が梅雨と共に終わった、という句)


◆夏井先生の添削後

「傘も恋も
  捨てて」とメール
      青梅雨果つ


◆夏井先生の添削

「青梅雨」という季語がいい。
問題は「捨てて」。これだけだとゴミの日のようにも思える。状況を入れないといけない。傘が必要。
それと説明に出ていた恋を書く。最後は「果つ」でカッコよく。
こうすれば思い描いている物語は表現できる。

 

 

3位(凡人)「山本未來」65点

催涙雨
 訓練犬の
   面会日

(「催涙雨」は1年に1回七夕に降る雨の季語。織姫と彦星が雨が降って会えない時の涙。訓練犬と面会日。パピーウォーカーという盲導犬を1歳まで育てるというボランティアをして、返してから1年訓練があるが会えるのは1回だけ、というのを詠んだ句)


◆夏井先生の添削後

一度きりの
    面会
     訓練犬の夏


◆夏井先生の添削

「催涙雨」というマニアックな季語を見つけてきた。昭和40年代以降の歳時記にはほとんど載っていない。マニアックな季語に挑戦していることは褒めます。
「訓練犬の面会日」という短い音数で状況を言えている。これは強く強く褒めないといけない。
これがやれるというのはかなり才能がある。
もったいないのは、「催涙雨」と「訓練犬の面会日」の気分が近いこと。因果関係、意図が丸見え。ベタになる。
「催涙雨」は諦めましょう。
季語は「夏」にする。
こういうことを書きたい、なんとかしようと格闘してある程度出来ている。あなたは、才能アリにすぐなります!


◆ここがポイント!

季語の距離感

 

 

2位(才能アリ)「武井壮」70点

後毛の
 柔く撓ひて
  梅雨に入る

(梅雨で湿気のある日が続き、暑くなってくると女性は髪の毛を束ねたりする。後毛がクルっとしてるのを見て、こういう時梅雨だなと感じる、という句)


◆夏井先生の添削後

後毛の
 撓ひて梅雨に
    入る街角


◆夏井先生の添削

じっと観察をする。俳句は観察から動き出す。観察という意味ではきちんと出来ている。
1位を取れなかった理由。「後毛の柔く撓ひて」で映像を確保している。
もったいないのは、「梅雨に入る」は映像を持たない時候の季語のため、映像が入った方が見えるものが変わってくる。季語が主役になって欲しい。
季語に映像持たせるには、どこか外す必要がある。「柔く」がいらない。
(添削後)こうすると映像を持たない季語が見えてくる。


浜ちゃんから4回連続で才能アリだが特待生はどうかと問われ、夏井先生は「実力は認めたいが、1回くらい攻め込んでくる作品を見せて欲しい」ということで保留になりました。
次回に期待ですね。


◆ここがポイント!

時候の季語

 

 

1位(才能アリ)「粗品(霜降り明星)」71点

夕立や
 形見の背広
  濡らすかえ

(実体験。学生の時に父ちゃんが亡くなった。父ちゃんの背広を着てたびたび外出してた。夕立に見舞われた時、コンビニに傘を買いに行ったことがある。大切な形見を濡らしてたまるかという意味。最後の「濡らすかえ」はツッコミ。強烈な関西弁「濡らすかえ!」という意味で言った。あてつけるように雨が降ってきたので、お天道様に「何すんねん!」という強気の思いで詠んだ句)


◆夏井先生の添削後

添削なし


◆夏井先生の添削

表現したいことを言葉としてぶつけてきた手応えのある作品。
「夕立」が来て、「形見の背広」でお父さんの形見とわかる。着ているのは息子。
大事な形見を着ているのに、本当に濡らすのか?という意味になる。
「濡らすのか」「濡らすまじ」でもよかったのに、話を聞くと「濡らすかえ」の強い意味がわかった。
この句は下手に直してはいけないパターン!

 

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◆順位まとめ◆
1位(才能アリ)「粗品(霜降り明星)」71点
2位(才能アリ)「武井壮」70点
3位(凡人)「山本未來」65点
4位(才能なし)「伊沢拓司」52点
最下位5位(才能なし)「泉谷しげる」38点

 

 

粗品さんさすが!
やはり霜降り明星の頭脳だけありますねー。
才能が溢れていて、ちゃんと発揮するところも素晴らしいです。
粗品さんのご両親思いなところは、ちょこちょこ伺いますけど、心が揺さぶられますね。
お母さん思いなのも思い出しました。


その時のアメトークの回です。泣けます。

アメトーーク 4月11日 粗品の話に感動 マザコンネタだけではない「お母さん大好き芸人」 - 今日も暇です。

 

 

特待生昇格試験

特待生5級「皆藤愛子」現状維持

赤錆の
 乾く傘立て
    旱梅雨

(梅雨なのに雨が全然降らなくて、家の傘立てにコンビニの傘が刺さっていて、その傘の骨が赤く錆びていた、という句)


◆夏井先生の添削後

ビニール傘の
   骨の赤錆
     旱梅雨


◆昇格試験のポイント
「赤錆」←思いと言葉にズレがある。


実はこの句に関しては、評価を2つ用意していた。
今話を聞いて「現状維持」にした。(もう1つは「1ランク昇格」だった。皆藤さんの解説を聞いてどちらかにするということだった。)

「赤錆」「旱」がいい。
「錆」「梅雨」、「乾く」「旱」、「傘立て」「梅雨」それぞれの言葉が呼応し、イメージを補填しながら一句の世界を作っている。
字面通りに読んだら、ワンランクアップだった。
「赤錆」の「傘立て」があって「梅雨」でした、という解説であればよかった。
しかし、これを読んで少し疑った。ビニール傘の骨が錆びてると言い出すのではないか。
特待生ですから、思ったことと言葉が寄り添わないと切ない。
ビニール傘の骨を表すのに、どこを諦めるか。
「乾く」と「立て」がいらない。
出来上がっていた傘立ての句も、決して悪くはない。

 

 

 

永世名人への道

永世名人への道【3つ前進】「東国原英夫」⇒1つ前進! ⇒【2つ前進】

梅雨寒し
 コンビニは
  麻酔の匂ひ

(コンビニに入ると麻酔っぽい匂いがする。手術室のような明るさ、匂いが薬品や新しい匂いがする。入ると暖かく、覚醒していくような感覚に苛まれる。それを素直に俳句にした、という句)


◆夏井先生の添削後

添削なし


◆昇格試験のポイント
「コンビニは麻酔の匂ひ」比喩の是非←季語が大正解


よく攻めてくれました!面白い!
「梅雨」は薄暗い感じ。コンビニの人工的な明るさで、対比が出てくる。
手術室を連想したのが、「麻酔の匂ひ」で読み手に伝わってくる。
コンビニに入ると、何の匂いかわからないけど人工的な匂いがする。
比喩はAはBと断定して詩を作る。かなり難しい。この場合Aは「コンビニ」、Bが「麻酔の匂ひ」になる。
AとBの落差が少ないとビックリしない。落差が大きすぎると誰にも伝わらない。
比喩に実感がないとダメ。
言われないと気づけないが、言われたら気がつく。
これが比喩を成功させる1番大事なコツ!
こんな玉投げてきてくれたら、この番組楽しいわ!

 

 

「夏のいけばな第1回水無月杯」ランキング

◆参戦者

  • 名人3段 紫吹淳さん
  • 名人2段 三上真史さん
  • 特待生2級 武井壮さん
  • 特待生3級 泉谷しげるさん


◆いけばなの先生:假屋崎省吾先生


◆お題:「紫陽花」と「バラ」
主役の2つの花を調和させる。

 

最下位4位「泉谷しげる」(特待生3級)

◆作品名:『立ち向かう花』
用意された花は全部入れようと思った。


◆先生のお手本あり
タニワタリの葉を丸めて加え、バランスを取る。


◆假屋崎先生の評価
〇:紫陽花を下に、バラを上にするというバランス感覚はよかった
×:主役が固まりすぎて、単調になってしまった。


◆いけばなの鉄則
2つの主役を立てる

 

3位「武井壮」(特待生2級)

◆作品名:『平成』
全方向から見て楽しめるようにした。迷いが出てしまったかもしれない。


◆先生のお手本あり
あえてフトイを折る。折ることで前衛的になり、目線が集まって主役が引き立つ。


◆假屋崎先生の評価
〇:同系色の紫陽花とバラはすごくよかった。
×:フトイが長すぎてバランスが悪い。


◆いけばなの鉄則
主役に目線を誘導

 

 

2位「三上真史」(名人2段)

◆作品名:『ビューティフルハーモニー』
令和をイメージ。
令和が「ビューティフルハーモニー」のため、ふんだんに用意された花を全て使うことにした。
全部使うと調和が難しい。間に緑を入れて調和するようにした。


◆先生のお手本あり
主役を引き立たせるために、引き算をする。


◆假屋崎先生の評価
〇:華やかで色とりどり、季節満載。最高に素晴らしい作品。
×:いろんな素材が入り過ぎてしまって、主役が立っていない。気張り過ぎてしまっている。

 

 

1位「紫吹淳」(名人3段)

◆作品名:『バラと紫陽花の華やかな融合』
どちらか目立ち過ぎないように、空間作りをし、ダイナミックさを出した。
主役が2つあるのは大変で、2つともを際立てせるのはすごく難しかった。


◆先生のお手本なし


◆假屋崎先生の評価
〇:1本1本が重ならないように配置しているのが素敵。華やかさ、艶やかさ、季節感。
紫吹さんは「花の女王」というのがこの作品から漂ってくる。100点満点!

 

 

◆「夏のいけばな第1回水無月杯」順位◆

1位「紫吹淳」(名人3段)
2位「三上真史」(名人2段)
3位「武井壮」(特待生2級)
最下位4位「泉谷しげる」(特待生3級)

 

 

 

◆◇◆ ◆◇◆


紫吹さん、おめでとうございます!
女王健在でした!
艶やかで美しく華やかでした。さすが元宝塚の方ですね。優美そのもの。


浜ちゃんに泣いているとツッコまれてましたけど、嬉しかったんでしょうね。
お見事でした。

  


▽春の俳句と水彩画のタイトル戦はこちらです▽

『プレバト!!』2019年4月4日「2019春光戦」初参戦の鈴木光は?俳句と水彩画の優勝は誰? - 今日も暇です。