2021年10月6日放送の『水曜日のダウンタウン』を見ました。
今回は企画が1つでした。
それは「おぼん・こぼん THE FINAL」です。
前回に引き続き、おぼん・こぼんの企画になります。
その前回の「おぼん・こぼんヒストリー」はこちら。
▶【水曜日のダウンタウン】ナイツが語るおぼん・こぼんが本当に仲が悪くなった理由 - 今日も暇です。
今回でおぼん・こぼんの不仲企画はラストとなるということで、企画のタイトルも「おぼん・こぼんザ・ファイナル」になりました。
普通に考えれば、結婚式に出席して仲直りできてハッピーエンドになると思うのですが、どうなのでしょうか。
何気に引っ張る感じを出しているのが気になりますが、さすがにアンハッピーはないだろうと思いながらの視聴でした。
「オープニングでも結婚式には行くでしょう」と全員が言っているところから始まります。
◆プレゼンター
- ナイツ(塙宣之、土屋伸之)
◆ゲスト
- 川島明
- 柳原加奈子
- 伊集院光
▽目次です▽
- 仲直り大作戦① 結婚式入場
- おぼん・こぼんの本音
- 仲直り大作戦② 仲直りの握手
- 仲直り大作戦③ おぼん説得
- 仲直り大作戦④ 大失敗
- ここまでのVTRを見た松ちゃんの言葉
- 仲直り大作戦⑤ ぞれぞれの本音
- 仲直り大作戦⑥ 急展開で仲直り!
- その後のおぼん・こぼん
- 藤井健太郎のツイート
仲直り大作戦① 結婚式入場
- 映画館ロケから10日後。天気は晴天。
- いよいよこぼん師匠の娘・いづみさんの結婚式の日当日。
- 結婚式場は東洋館の側にある浅草ビューホテル。
- いづみさんはおぼんが来てくれるとは思うが、こぼんと目を合わせてくれるのかが不安と語る。
- おぼんのお嬢さん・千尋さんは仲直りしてくれると願っていると語る。
- 来賓も会場に現れると、1番弟子のロケット団が登場。
- こぼんの娘婿・勝盛さんが入場。
- この後に新婦いづみさんと一緒に2人のお父さん「おぼん・こぼん」が入場する予定。
- 式場とスタジオに緊張が走る中、ドアが開く⇒いづみさんの両側におぼん・こぼんが揃って入場!
▽
仲直り大作戦第一段階クリア!
◆◇◆ ◆◇◆
よかったです!
大人なんだから大事な門出となる結婚式には来るとは思ってましたけど、やはり2人揃っての姿を見る瞬間はドキドキしました。
そしてちょっと感動。
おぼん・こぼんの本音
周りは仲直りして欲しいと思っており、これまでの不仲を見てどう感じているのか?
- こぼん:いい歳したおっさんがねって思うことが大半。今の状態がベストと誰も思ってない。仲直りというよりは、「普通」でいい。急に明日からベタベタして手を繋いで歩くわけじゃないし。
- おぼん:恩人じゃないけど恩人かな。あいつがいなかったら俺はここにいないと思う。大阪で銀行マンとしてもう定年を迎えて、ジジイになってヨボヨボになってると思う。今日はあいつがどう出るか。「今日はありがとうございました」って頭下げれば俺だって考える。
▽
かつてないほどの良好なコンディション。
◆◇◆ ◆◇◆
いづみさんの結婚式というセレモニーで2人の距離が縮まってきています。
番組のナレーションでも指摘されてましたが、おぼん師匠がまだトゲが残っているのがちょっとだけ引っ掛かりますけど、まさか結婚式を台無しにすることはないでしょう。
こぼん師匠が言うとおり「普通」でいいですし、普通から始めてまた仲良くなればいい。
仲直り大作戦② 仲直りの握手
- 結婚式も終盤となり、新郎新婦から列席者へ挨拶を読み上げる。
- その後いづみさんからおぼん・こぼんへの挨拶へ。
- おぼんを「第2のお父さんと言っても過言ではない」と切り出され、思わず泣いてしまうおぼん。
- いづみさんは2人に願いを言う。「どうか仲直りをしていただけないでしょうか」
- 千尋さんも涙ながらに訴える。「2人で仲直りの握手をしてください」
- 一瞬の沈黙の後、おぼんが切り出す。こぼんが何か意思表示をしてくれないと動けないと言い張る。
- この期に及んで、まさかのおぼんの悪い癖「お前が先に折れろ」が発動。
- モニタリングをしているナイツ塙が「自分から出せばいいじゃん、もう…」と嘆く。←「そうやんな」と同意する浜ちゃん。
- ここで初めてこぼんが動く!⇒「普通に戻りましょか」⇒コンビ仲修復への一言が発せられた。
- しかしおぼんは「普通って何や」とこだわり、険しい表情のまま。
- おぼんが欲しいのは「楽しい漫才やろう」という言葉。⇒「心底嫌いやないねんから…」と本音を語るおぼん。
- そこからおぼんがけんか腰で畳みかけると、こぼんも売り言葉に買い言葉になり口論に。
- 挙句に「俺ももう終わりでええ」と言い出すおぼん。とてもいい雰囲気が台無しになってしまう。
- 「俺にどうせえちゅうねん」とおぼんがこぼんに投げかけると、こぼんがついに「ほんじゃもう辞めましょか」と切り出す。⇒その瞬間に「そうしよ」と言っておぼんは立ち上がり、「さいなら」と言って出て行ってしまう。
▽
ここでついにおぼん・こぼん解散決定…。
仲直り大作戦③ おぼん説得
- ナイツがおぼんの元に駆けつけ、なんとか説得しようと試みる。
- いづみさんの結婚式なのだから「おめでとう」ということで、おぼんから歩み寄るように遠まわしにお願いをする。
- 式場ではおぼんの娘の千尋さんがこぼんに謝る。「本当にごめんなさい」と言われ、こぼんも謝る。⇒「パパはね、絶対こぼんちゃんと仲良くしたいの」と話す千尋さん。
- おぼん側では谷川マネージャーが「(おぼんの気持ちは)わかっているけど、おぼんさんちょっと意地の張り過ぎや」と指摘。「もうちょっと近寄ってくださいよ」
- さらにこぼんは近寄らない性格なのだから、おぼんが折れるべきだと続ける谷川マネージャー。
- それに対して「もう嫌や。55年間疲れた」と言い出すおぼんに「俺なんてもっと疲れてますよ」と温厚な谷川マネージャーが本音をぶつける。
- こんなに意地を張ってどうするのか。こぼんにも言いたいと続ける谷川マネージャー。
- 自分が大人げないことに気づかされ、おぼんの心が動く。「大人じゃないな…」
- おぼんは「漫才やる。お前が責任持ってネタ書いて楽しい漫才をって俺が言うわ」とナイツに話すおぼん。
- これに対して「ネタ書くかな…」と疑問を口に出す塙⇒「ネタは僕書きますよ。みんなで書きます」と言い、さらに「なんなら松本さんも書きますよ」と塙。←「意識をこっちに向けるな!」と松ちゃん。
- これで笑顔が戻ったおぼんは式場に戻る。
仲直り大作戦④ 大失敗
- 式場に戻った瞬間、自ら「新郎新婦だよ~」とおどけて入ってくるおぼん。
- そして、「ごめんな」と新郎に握手をし、いづみさんにも謝って握手。そして抱きしめる。
- その流れでこぼんに握手をするおぼん。⇒「浅草のレジェンドコンビが仲直りしました」とアナウンス。
- だがこぼんが立ち上がり、「仲直りじゃない!」と言って立ち上がったこぼん。⇒「今の仕事で辞めようと思ってます。辞めます。今の漫才の仕事辞めます」
長い時間待たされた挙句、おどけて入ってきたおぼんに堪忍袋が切れてしまったこぼんだった。 - これを持っておぼん・こぼんは解散すると2人が宣言。
- テレビに向かって「ダウンタウン」と手を振るおぼん。浜田が思わず「はい」と答える。⇒「君らのおかげや。ありがとう。スッキリするわ」とダウンタウンにメッセージを送るこぼん。
- そして、「ダウンタウン、またな」でVTRが一旦終了。
ここまでのVTRを見た松ちゃんの言葉
松本 こぼんさんがおっしゃるとおり、今流れが漫才師って仲良くなかったらアカン、コンビ仲いいのがみたいなのがブームみたいになってるけど、元々そういうもんでもないしね。
浜田 急にどうこうじゃないもんね。
松本 そうですそうです。
浜田 普通でって言うてるんやから…。
松本 パフォーマンスが出来る関係を保てればいいわけだから。お互いそこはわかってくれてると思ってたんやけど。
塙 (小さく頷く)
松本 嘘でしょ?後ろから出てくるんでしょ?
浜田 なるほど!
しかし出てこず。
仲直り大作戦⑤ ぞれぞれの本音
- 娘のハレの日に解散が決定したおぼん・こぼん。
- 出ていく寸前で娘の千尋さんが引き止める。
- おぼんはナイツや谷川マネージャーに説得されて戻ってきたが、こぼんがこういう態度ならもういいと言い放つ⇒「何でも人のせいにすんねんからしゃあないな」とこぼんが反論。
- 塙がこの番組がキッカケで仲がより悪くなってしまったが、根底には2人に漫才をやってもらいたいと願っていると切り出す。
- 今回は全部カットし、放送されなくてもいい。「本当に2人が仲良くなって欲しいと思ってやっている」と塙。
- 千尋さんも「普通でいい」と訴える。
- このままでは埒が明かない上に空気も悪いので、一旦それぞれの控え室に戻ることにする。
- こぼんは普通でよかったのにけんか腰だったのが気に障ったという。
- もう終わりでいいと言い張るこぼんに、谷川マネージャーもそれでは困ると話す。
- 桂子師匠がいなくなった今、おぼん・こぼんに言える人が誰もいない。だからこそ「辞める」とは言って欲しくないと土屋。
- ナイツ必死の説得で、こぼんはようやく漫才を続けることだけは渋々納得。
- こぼんもハッピーエンドで終わるのが番組としては最高だというのは理解しているが、おぼんの顔を見るとキレてしまうという。
- おぼんは、最初のドッキリでおしぼりを投げたこぼんで終わりでよかったと話す。でも反応がすごくて面白かったという。OAの翌日には平日なのに東洋館が満員になった。
- おぼんも漫才はやりたい。漫才のためにもう1度やると立ち上がるおぼん。
仲直り大作戦⑥ 急展開で仲直り!
- 式場に戻るおぼん。すでに撤収作業に入っていた。
- いろいろご迷惑をおかけして申し訳ございません」と頭を下げるおぼん。
- そしてこぼんに向かって「俺も入れ替えるから、お前も入れ替えれや。もういっぺんやり直そう」と言って握手をし、こぼんを抱きしめるおぼん。
- 「ホンマにおもろい漫才がやりたい!」と言い、塙に向かって「台本を書いてくれ」と頼む。⇒「ヤホーのネタちょうだい」とこぼんも続ける。
- 急展開に感極まり涙を流すナイツ。⇒「(ネタの)ベースは鬼越トマホークみたいなのにしようかな」とボケる塙に「絶対ダメだよ」とツッコむ土屋。
- ここで急におぼんが漫才のくだりを始めると、それに呼応するこぼん⇒即興漫才が開始。
▽
無事10年ぶりの仲直り成功!
◆◇◆ ◆◇◆
ビックリするほど急な仲直りでした。
これが本当のラストチャンスだったと思うので、キッカケって大事ですよね。
その後のおぼん・こぼん
- 結婚式から1週間後に様子見。
- いづみさんも千尋さんも結婚式なのにしんどかったと振り返る。
- 谷川マネージャーは先のことまで考えた。「これで終わっちゃうのかな…」
- ナイツ曰く、楽屋での会話はないが舞台の呼吸が変わったような気がする。
- 谷川マネージャーも楽屋は一緒じゃないが、昔ほどの険がなくなったと語る。⇒マジでこの状態のままでいい。変にイジって欲しくない。
- 『水曜日のダウンタウン』では第4弾には旅行を考えていたっぽい(?)。
- この企画の最後は2人がネタをやっている姿で終了したい、と話すスタッフ。
- その日のネタ前のナイツの話では、2人でネタ合わせを一生懸命やっていた。ここのところは同じ楽屋にいることがなかった。
- 舞台登場の2人は同じ衣装を着ていた。
- ネタは「献血」。19年ぶりにやるネタ。⇒おぼんは仲直りする時にはこのネタを決めていた。会話の漫才なので息がピッタリじゃないと出来ない漫才。
- ネタ後おぼんは「楽しかった」と言い、こぼんは「何年か前に戻ったような気持ちになった」と言う。
- 最後はがっつり握手をしながら、おぼんが「まぁ頑張ろう。死ぬまでやな」と言うと、「もうまもなくだ」と笑うこぼん。
VTR後の松ちゃんの一言「やっぱりカッコいいよね」
藤井健太郎のツイート
藤井健太郎さんのツイートです。
番組開始前に非常にいいことを呟かれてました。
今夜22:00〜『水曜日のダウンタウン』は、ベテラン漫才師おぼん・こぼんの関係を通して「お笑いコンビとは何か…?」を改めて見つめる企画の最終章「おぼん・こぼん THE FINAL」です。絶対に見てください。 pic.twitter.com/speA9MJt4y
— 藤井健太郎 (@kentaro_fujii) 2021年10月6日
まさに「お笑いコンビとは何か…?」でしたね。
放送終了後の藤井さんのツイートです。
普段の行いが良いというか悪いというか…これまでバッドエンドもそれはそれとして放送してきた番組のスタンスが今回は功を奏して、最後まで展開の予想がつかなかったと思うし、そんな数々のバッドエンドがフリとなって、今回の結末にパワーが加わったとも思います。いやー本当に良かった。 pic.twitter.com/q11CGU2IHm
— 藤井健太郎 (@kentaro_fujii) 2021年10月6日
本当に企画をそのまま放送する『水曜日のダウンタウン』らしさに溢れてましたね。
こういうハッピーエンドになることもあるという素晴らしい企画でした。
諦めずに仲直りをさせよう企画が続いてよかったです。
◆◇◆ ◆◇◆
いや~よかったです。
最後うまくいくとは思ってましたけど、めちゃくちゃドラマがあっての最後の漫才の姿ですから感動しちゃいました。
おぼん・こぼんさんには最後の最後まで舞台に立ち続けて、面白くて楽しい漫才を続けて欲しいです。
『水曜日のダウンタウン』で仲直りのはずが悪化してここまで来ましたけど、2年という歳月を我慢強く追っていたからこそですね。
なんとか仲直りをして欲しいという熱意を感じました。
それが映像を通して十分に伝わったと思います。
簡単なようで簡単にはいかないのが人の心です。
人間は歳を重ねれば重ねるほど頑固になっていきがちですので、やはり素直に生きていきたいなとも感じました。
おぼん・こぼん師匠に笑顔が戻ってよかったよかった。
最高の「THE FINAL」でホッとしました。
そして、このVTRを見ていたダウンタウンの胸にはどう届いていたのかも気になります。
▽水曜日のダウンタウンのおぼん・こぼんシリーズです▽
①『水曜日のダウンタウン』2月27日 おぼん・こぼんの解散ドッキリが強烈!ダウンタウンの説 - 今日も暇です。
②水曜日のダウンタウン おぼん・こぼんが仲直り?おぼんの涙と「もう一丁」に期待! - 今日も暇です。
③【水曜日のダウンタウン】おぼん・こぼんの歴史を振り返る…家族ぐるみで付き合いのある仲の良さだった過去 - 今日も暇です。