『グッドワイフ』最終回(第10話)「最後の審判」の感想です。
うわーーーーん!
終わっちゃったよ~(´;ω;`)
ワシの唯一の癒しの時間だった杏子さん!
もう杏子さんに会えないんだなぁ…。(ガックシ)
本当に常盤貴子さんが素晴らしくて、主人公の蓮見杏子には感情移入しっぱなしでした。本当に素敵な女優さんだと思います。いい年の重ね方をしてますよね。このまま可愛らしく年を取っていってほしいです。
『水曜日のダウンタウン』でTBSvsテレ東のアンケート調査の時、「ドラマのTBS」という声が多かったですけど、今回もその「ドラマのTBS」でした。
▶『水曜日のダウンタウン』モンスターハウスでクロちゃんがキス!TBSvsテレ東 - 今日も暇です。
ジェットコースター並みのスピード展開でしたけど、しっかり爽やかなラストだったことに拍手を送りたいです!
これでようやく、Amazonさんちのアメリカ版『The Good Wife』を観れるぞー!(笑)
▽目次です▽
壮一郎を見直した!
いや~、ビックリ!!( ゚Д゚)
壮一郎を見直しました!
単なる嫉妬にトチ狂った痛いオッサンのなれの果てかと思いきや、そうきましたか!
杏子たんもしてやられた感がいっぱいの表情でしたけど、「敵ながらあっぱれ」というのと、自分が愛した人は間違いなかったというところかな。やられたって感じでした。呆れたとも言えますけどね。また利用されたわけですし。
ちゃんと佐々木検事への無念を晴らすところがよかった。
このドラマは、壮一郎サイドからの視点で見ても面白いですよね。1年くらい前に遡って、杏子さんとも円満な頃に悪に立ち向かっている検事というドラマもありかと思います。
佐々木検事との連携が観たい!!
壮一郎に対しては、今までボロッカスに言いたい放題言いましたけど、最後は「杏子さんが選んだ男は間違っていなかった」というところがよかった。不倫しちゃったけどね。
残念ながら夫婦は破綻しましたけど、家族の絆は続いているのでそういう家族の形というのもありでしょう。お嬢さんはお父さん大好きなところは変わらないでしょうし。
しかし、唐沢さんはやっぱり上手いなぁ。唐沢さんの場面っていつも見入っちゃいましたから。
多田先生の弱いの部分が人間らしくてよかった
やはりグレーな部分を持っていた多田先生。
でも、それを杏子さんが救ってあげるというのがよかったです。
杏子さんの「誰は知らなくても自分だけは自分の罪を知っているから」という言葉は重かった。こういうことを言えるからこそ、蓮見杏子なんですよね~。
人間の弱さをよくわかっているし、救ってあげたいとも思う。
最後まで蓮見杏子を上回れなかったというところが、多田先生の良さなんだと思います。
結局、策士な壮一郎の方が何倍も上手だったというところも、対比があってよかったかな。きっと女性はこういう多田先生にきゅんとくるんだろうなぁと思います。
杏子さんもね、独身だったり、すでに壮一郎と離婚済みだったら、第二の人生は多田先生と歩んだかもしれません。でも、杏子さんは強いからなぁ。どうなんでしょうか。
ラストの杏子さんから「ありがとう。もう大丈夫だから…」と言われて、無理して笑う多田先生にはものすごく共感して切なかったです。まるで自分が杏子さんから言われているかのようにシンクロしてました…。(キモイとか言わないで!w)
杏子さんは無事離婚したので、多田先生との新たな恋というのは、全然アリになりましたね。
続編見たくなるなぁ。
杏子さんは渡しませんけども!!!
朝飛先生と円香さん
円香さんに関しては、とにかく杏子さんとの友情がよかったですね。
水原さんのクールな感じが円香さんの不器用さと相まって、いい効果が出てましたし。
杏子さんの名台詞「私、やっぱり円香さんのこと、嫌いになれません」。
これが全てでしょう。
女の部分で許せなかった杏子さんですけど、情が勝った瞬間です。
女性同士の友情ってとても脆いイメージがあるのですが、ドラマでのこういう場面は素直に素敵だと感じますし、女性にはこうあって欲しいなという理想が出てました。
この後も2人の間には友情が続いていくんだと思います。
事務所の採用試験に落ちて拗ねに拗ねていた朝飛先生(笑)。
どうにもこうにもならない拗ねっぷりでしたけど、だんだんと正義の心というか、良心が打ち勝ってちゃんと味方になるところがよかったですね。
オチも最高!(笑)
まさかの神山大輔先生の元で弁護士をするとは!
最後の神山佳恵法律事務所vs神山大輔法律事務所の法廷シーン。
あの裁判のドラマが観たいです!あのシール裁判、結果はどうなったんでしょうか?大輔先生が優勢でしたけど。
円香さんも朝飛先生も人として一回りも大きく成長した姿が見れて、頼もしかった!!
佳恵先生が素敵だった
私は佳恵先生と杏子さんがタッグを組んだら、最高にカッコいいのになぁと常々思っていたので、最終回でようやくその思いが叶った感じでしょうか。
今回の2人会話が素敵だった。
多田先生がグレーな弁護をしていた時のことを、なぜ自分に話してくれなかったのかと嘆く佳恵先生に、「神山先生を尊敬しているから言えなかったのかも…」と杏子さんは言います。
その後の佳恵先生の言葉がグッときます。
「あなたのご主人も一緒かもよ?あなたきっと出来たいい奥さんだったでしょう。女が立派すぎると男は弱みを見せられないから。」
佳恵先生は杏子さんが素敵な女性だということを認めているんですよね。だからこそのこのセリフなんです。
そして、佳恵先生のこの言葉で、杏子さんは別れる決心を固めたと思います。本当の意味で、です。
タイトルである「グッドワイフ」とは、良き妻を辞める…ということだったんですね。面白い解釈でした。
良き妻であり続けようではなかったのです。
でも、それがよかった。
旦那さんに依存せず、自身の力で歩んでいけるのであればそれも人生です。杏子さんが初回から最終回までで、とてつもなく成長を遂げいるのを見ている側としては、清々しいラストだったのではないでしょうか。
続きでもスペシャルでもいいので、杏子さんたちに会いたい!
本当に素晴らしいドラマでした。
正直、ざっくりで猛スピードという感じが否めませんでしたし、本来であればもう少し丁寧に掘り下げてもらいたい部分もあります。
林先生のその後も不明ですし、遠山亜紀さんの容態も不明。この辺りは残念ですし、気になってます。
それでも、主要な登場人物がそれぞれ悩みを払拭し、成長したというところに満足度がありました。とても幸せな満足度です。
杏子さんはやっぱり壮一郎を愛していて、愛していたからこそ過ちを許せないのでしょう。
それが時間をかけて薄れていくのか、そのままなのか…。あるいは別の恋の出会いがあるのか。杏子さんの第二の人生は始まったばかり。
しばらくは仕事人間かなぁ。佳恵先生と強力なタッグを組んでますからね。
それと、杏子さんはちゃんと壮一郎の人間としての脆さも理解していたのがよかったです。
しかし最強の検事正と最強の弁護士か。その遺伝子を継いでいる隼人くんと綾香ちゃんはどういう人生を歩んでいくんでしょうか。ちょっと楽しみ。
隼人くんはお父さんと和解できたんですね。綾香ちゃんも嬉しそうで何より。奥様には残念な夫でしたけど、子どもにはいい父親だということもほんわかします。
ところで、杏子さんのような素晴らしい能力を持った女性って、たぶんたくさんいると思う。年齢だけではなく、その方の資質や能力を見極めて採用していくことも大事なんじゃないのかな、とちょっぴり真面目に思いました。
「グッドワイフ」はそれぞれのキャラクターがしっかりしていたので、スピンオフでも、スペシャルでもいいので見てみたいです。キャスティングが最高でしたね。
クランクアップは、壮一郎の最後の告発場面だったんですね!あの場面が最後かぁ。
余韻が最高だったので、また改めて1話から見直してみたいと思います。ディレクターズカット版も気になります。Paravi(パラビ)で放送決定とか。うわっ!気になるよ。杏子たん…。
テレビで、
杏子さんにまた会えますように!!!
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