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『相棒17』第2話「ボディ~二重の罠」 杉下右京の反撃と意外な犯人

『相棒17』第2話は前回の続き、後編です。
いいところで終わっていたので、待ちに待った謎解き編。

 
では第2話「ボディ~二重の罠」 の感想です。

 

右京さんの推理と展開に驚き


さすがは右京さん!


今回の話は右京さんにとっては、誰の気持ちもわからなかったでしょうね。
地位や名誉もどうでもいい右京さんに、それを守りたい三上冨貴江はもちろん、お金に目がくらんでいる祥、入れ込んでいる女がいる鬼束鋼太郎、誰にも同調できないですよね。


だからこそ淡々と事件の真相に迫っていくのが面白かったです。
久しぶりの名探偵な右京さんが見れて大満足でした。


ところで、右京さんには惚れた弱みってあったんでしょうか。
別れた奥さんとのエピソードが気になるところです。
でも、高樹沙耶さんがあんな状況だから、そういうのを匂わせるのもNGなんでしょうかね。


ものすごい真顔で、「あなた、殺しましたね」は静かな迫力がありました。
ああいう淡々とした物言いの右京さんは怖いですね(笑)。


冠城さんと共に推理を展開していくのはわくわくしました。
この連携はいい!

 

温厚になった甲斐さん

オープニングからピリピリオーラ全開のとよた真帆さん演じる三上冨貴江と甲斐さん。
すっかり温厚ムードを漂わせながらも、三上を牽制しているところはさすが。
しかもスマホの着信相手もしっかりチェック!


そういえば、ラストシーンもよかったです。


しかし、とよた真帆さんはこれっきりになるのが惜しい役柄ですし、惜しい女優です。
その後なんらかで『相棒』に関わって欲しい人材。
一癖枠でぜひ!
大邸宅が似合う女優でした。

 

したたかだけど発端は巻き込まれ事故タイプの三上冨貴江

死体隠しと死体遺棄の片棒をかついだ三上。
きっとこんな事件が起こらなければ、今でも国家公安委員会に所属し、大学で教えていたんでしょう。
人の運命って、1度歯車がズレるととんでもないことになるということを感じます。


事件を知らされた時、お金に目がくらまず地位を守ろうとしなければ、真っ当に生きれたのに。
バレない自信が身を滅ぼしたのでしょうか。
いや、悪いことは右京さんがちゃんと見破るよ、ということです。
甲斐さんが最後に三上を励ました言葉どおり、再起してくれると面白そうです。

 

不思議な夫婦関係と鬼束鋼太郎

前編後編共にクズさ満載だったのが、利重剛さん演じる鬼束鋼太郎
不倫もさることながら、バイナリーオプションなんて。
まだあるんですね。
しかもテレビで見るとは思いませんでした。
ただのギャンブルみたいなものだから、素人はいいカモです。
株やFXではなく、バイナリーオプションというところが性格出てたのかもしれません。


この人のどこに三上は惚れて結婚したんだかすごく謎ですけど、財力なんですかね。
そんな雰囲気な場面もありましたし。
でも、好きな女性には優しいからこそ、こういう結末だったのでしょう。


スマホをいつまでも使用する危険性を感じなかったのか、というのもポイントです。
これがキッカケでした。


三上冨貴江と鬼束鋼太郎の見事なまでの仮面夫婦ぶりも凄かったなぁ。
一緒に住んでいるうえ、嫁の年下の不倫相手もわかっているのになんとも思わない。
そりゃそうですよね。
自分は祥なんですから。
結局は三上を陥れようとしてましたし。


なんともいびつな家族でした。

 

利重さんは上手かった!
ダメ男を完璧に演じてました。
最後の祥への想いが見え隠れするところは可哀想でしたけど。

 

こういうしたたかな女性は怖いよねという鬼束祥

谷村美月さん演じる鬼束祥。


ある意味、先週の青木くんの予想はドンピシャでしたね!
「ジジイが若い嫁を貰って長生きできるはずがない!」
これが結局当たっていたということです。
青木くんにとっての正論が、祥だったのです。


私はそのまま鬼束鋼太郎が犯人で手伝いが祥だと思ってましたし、今回は彼らをどう暴くのかが焦点だと思っていたので、犯人には少なからずも驚きました。
そうきたか、という感じ。


人を殺せる人は、動物さえも簡単に殺せるんですかね。
ちょっと怖いかな。


しかも理由はお金
事件起こした後鬼束鋼太郎に抱きしめられた時の笑顔が怖すぎ。
最後も鋼太郎が庇った時も、不敵な笑みが…。
愛されていて嬉しかったのか、それともバカな男と蔑んでいるのか。


冠城さんなら前者でしょうけど、後者にしか思えません。

 

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クセの強い弁護士・ゼンバ

土屋佑壱さん演じる鬼束家御用達の弁護士・ゼンバが面白すぎました。
めちゃくちゃクセの強いキャラクターで、今回こっきりっていうのはもったいないです。


鑓鞍国家公安委員長と繋がりがありそうなので、今後も出るのかな?
再登場を楽しみにしておきます。


しかし、三上ではなく鬼束鋼太郎の弁護を選んだのはどうしてなんだろう。
単に三上が苦手とか嫌いとかというわけではないですよね。


そして、最重要なヒントを与えてくれました。

 

衣笠副総監は大杉漣のイメージが未だにある

杉本哲太さん演じる衣笠副総監。
本来は、大杉漣さんが演じていたんですよね。
杉本さんも上手なので全然いいのですが、それでも大杉さんを思わずにはいられません。


大杉さんの腹黒い役、じっくり見たかったなぁ。
今頃天から『相棒』を見守ってくださっているのでしょうか。


いつかは慣れる日がくるのでしょうけど、今はまだその時ではないようです。

 

ラストはまたもやカイトくん

三上を励ますラストで、回顧シーンでまたもやカイトくんが登場。
これ、今回カイトくんがゲストで出てくるんでしょうか?
2週に渡り出てくるので、ちょっと期待しちゃうかな。


次週の予告で、右京さんが「マジ卍」を言っていて笑った。

 


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