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『相棒21』第10話「黒いコートの女」悲し過ぎる母子の引き裂かれだったがいろいろ腑に落ちず

 

『相棒21』第10話「黒いコートの女」の感想です。

 

前回は白いコートの女でしたけど、今回は黒いコートの女でした。
たまたまでしょうけど、白黒のコートの女で2週続きですね。


監督は橋本一さん、脚本は瀧本智行さんでした。


▽目次です▽

 

悲しいお話ではあったが展開の予想がつきやすかった

瀧本智行さんの脚本は結構人間ドラマをしっかり描いてくれる脚本家なので、楽しみではあったのですが、ちょっと期待ほどではなかった気がしています。
前回の『相棒21』第6話「笑う死体」はなかなか面白かったんですけど。

 

話の大筋については、かなり気の毒な母親の話ではありました。
大切な我が子を誘拐され、挙句に行方がわからなくなる。
しかも、自分自身は揉みあいの上で人を刺してしまった。
不幸を絵に描いたようなこの6年間でしたでしょう。

 

その設定には同情するのですが、話の流れとして「ダイアはどこ?」と最初に国枝に詰め寄る菅野。
この時点でダイヤモンドではないのかも、と思いましたし、気づかれた方も多いでしょう。
人の名前だと勘づくのは、美月ちゃんが出てきたところ。

 

かなり年配のご夫婦の間のお子さんで、亀山さんが「お孫さんですか?」と声をかけたことがキッカケで、この子はこの夫婦の子ではないのだとすぐにわかります。

 

そして、おそらく美月ちゃんは菅野の娘なのだろうということまでは容易に察しました。

 

 

 

誘拐がらみと裏事情

そんな状況を右京さんはきちんと整理をして、推理をしていきました。

 

なにかあると想像がつく、お店のご主人・安西さん。
実は国枝が誘拐犯でかなりのワル。
17歳で捕まった際に保護司をしていたのが、安西さんでした。

 

その安西さんがなんで国枝に脅されていたのかと言えば、浮気。
一見人が良さそうな感じだった安西さんに後ろ暗いところがあった部分です。

 

右京さんが事件解決をするわけですけど、最後に自分の娘を連れ去り、今のママの元に帰りたいと駄々をこねる美月ちゃんの首を締めようとしたところは「嘘でしょ?」とビックリ。
安西さんの奥さんに嫉妬の部分があったり、美月ちゃんが言うことをきかないからって娘の首を締めますかね?
すごく大きな疑問でした。

 

そこの部分が非常に納得いかなかったですし、そんなんじゃ。そりゃ今のママのとこに帰りたいよねとも思ったほどです。

 

菅野は非常に気の毒ですし、不幸な女性ではあるのですが、最後の部分で同情が薄れました。

 

結局今回一番いい人だったのは、美月ちゃんが大好きな今のママ・安西さんの奥さんなんですよね。
生みの親より育ての親の部分が明確になっていたかな。
今回の菅野は娘を誘拐された上に奪われたので、全然意味合いは変わるのですが、それでも育ての親を慕う美月ちゃんの素直な心が見ている側に安心感を与えました。

 

ちゃんと愛情をもって育てて貰ってるんですから。

 

ただ、最後の右京さんの言葉どおり、いつか罪を償った菅野はきっとまっさらな気持ちで美月ちゃんに会える日がくるのかなという希望もありました。
安西ママであれば、きっと菅野にも会わせてくれるだろうと信じたいです。

 

今回の相棒

こてまりでの会話が楽しかったです。
美和子さんとこてまりさんは峰不二子か(笑)。
お二人ともお美しいので、ピッタリ!

 

正義の味方である右京さんが苦言を呈しているところも面白かったですね。
こてまりでの4人の会話の場面は毎回楽しみです。

 

珍しく暇な捜一トリオ。
なんだかんだと右京さんのために動く益子さん。
そもそもの発端となったのが暇課長の依頼。

 

いずれの絡みは楽しかったです。

 

でもちょっと今回は感情移入がしづらかったかな。
次回の瀧本さんに期待しています。

 


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