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『相棒21』第19話「再会」夢と現実の狭間であり再会の意味も面白かった 右京さんから亀山さんに繋がれた正義もよし

 

相棒21』第19話「再会」の感想です。

 

今回はとても変わった趣向の相棒の回だったと思います。
相棒が大好きな人とそうでもない人とでは印象が全然違う気もしました。

 

監督は守下敏行さん、脚本は徳永富彦さんでした。
徳永さんの初の亀山さん回なので、どういう感じになるのかと思いきや、という展開でした。

 

▽目次です▽

 

まさかの夢オチ!? とても不思議な回だった

まず最初にですが、今回のラストで亀山さんの夢の中でのお話っぽい終わらせ方をしてましたよね。
「ええ?まさかの夢オチ?」とちょっと面食らっていたところ、松ぼっくりが出てきたり、右京さんが含み笑いをしていたり。
きっと現実にあったことを、茶目っ気たっぷりだったのではないかと想像しています。
右京さん、そういうとことがありますよね。

 

それと、亀山さんが守くんを説得する場面で、右京さんの志をちゃんと亀山さんが引き継いでいたところに頼もしさと嬉しさがあったのではないでしょうか。
少し誇らし気にも見えたような。

 

ただ夢オチだった可能性もあるかもしれません。
そういう余韻を残しているところに、今回のお話の面白さがあると思います。

 

さすが徳永さんでした!

 

まさかの歴代相棒が揃う!?

夢オチにふさわしそうな部分の大きなところと言えば、やはり歴代の相棒と同じ名前の人物がこの事件に限って、次々と右京さんの前に現れたことだと思います。
そんな偶然あります?
と、見ている我々も思うのですが、何かに引きつけられるような時ってありますから、偶然が偶然を重ねたということなのでしょう。
しかし、神戸→享→冠城と順番どおりに現れるというのもなんともはや(笑)。
そして、最後にようやく「再会」を果たすのが亀山さん。
ここまでの偶然は夢っぽいと言えば夢っぽいです。

 

そういうなんかふわふわしたところがありつつも、話は結構シビアな事件でした。
集団自殺をしようとネットで見ず知らずが集まったという人たち。
でも、世間から外れたと思っていたら、なぜか意気投合して「生きる」ということに希望を見出してました。
すごくいい仲間に出会えましたよね。
これで彼らの自殺は回避されますが、一番根深い守くんはバスを爆発させようと爆弾を持って乗車します。
自殺とはいえ、他人を巻き添えにする爆弾犯になるのを阻止したのが、亀山さんの説得でした。

 

いつもの相棒であれば、右京さんの説得になるところを今回は亀山さんが説得。
これがすごくよかったです。
胸に響くものがありました。

 

今回は右京さんと亀山さんが殴られて監禁されかけましたけど、血が流れるような殺人には至らなくてよかったです。

 

ところで、守くんって米沢さんから拝借したんですかね?

 

徳永流歴代相棒オマージュが寂しさを募らせる

今回の相棒で一番感じたのが、来る相棒の本当の最終回でしょう。
きっとそれは遠くはない年数で終わりを迎えるような気がしていますし、相棒ファンも覚悟を決めているとは思います。

 

区切りのいい年数で終わって欲しい気もするのですが、25周年は難しいかな。
プレシーズンが2000年からなので、2025年までは続くように願っています。
できれば、シーズン25までがいいのですが、それはさすがに無理でしょうね。

 

今回は歴代の相棒の名前が連なり、すごく寂しく感じました。
でも、徳永さん流にそう遠くない日に訪れるという意味で、今からファンにも知らせてくれていたのかもしれませんね。
覚悟はできてますけど、やはり1シーズンでも多く右京さんと亀山さんの活躍を見たいです。

 

そんなことをものすごく感じた回でした。

 

次回は神戸さんが登場して、亀山さんとの初タッグですね。
米沢さんも出演ですし盛り上がりそうです。
亡くなった小野田官房長官も写真では出てましたね。

 

楽しみでワクワクしつつも、今回の相棒で少しノスタルジックな気持ちです。

 

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