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『プレバト!!』6月13日「俳句・陶芸」北山ルラルララと陶芸!陶芸特待生は誰?

2019年6月13日放送の『プレバト才能ランキング』は、「俳句・陶芸」の査定でした。

 


今回の俳句は、夏井先生曰く番組史上最高の平均点ということで、非常にハイレベルな戦いでした。
でも、先生は今回のメンバーを見て「なぜ?」と思ったそうです(笑)。


陶芸では一発特待生昇格がありました!
誰なんでしょうか?
キスマイの北山さんを応援中ですけど、俳句も陶芸もどうなのかな??


ジャンポケ斉藤さんの浜ちゃん呼びは最高でした!
心臓バクバクしているんだろうなぁ、と思うとそれを含めて面白いですし、勇気に乾杯!
個人的には、浜ちゃんをイジってくれる後輩芸人さんは楽しいです♪ 

 

 

俳句の査定ランキング

◆俳句のお題:「梅雨の花屋さん」


◆査定される人
榎木孝明さん、藤真利子さん、濱田マリさん、山口真由さん、斉藤慎二さん(ジャングルポケット)


特待生5級 北山宏光さん(Kis-My-Ft2)
名人10段 東国原英夫さん


◆俳句の先生 夏井いつき先生

 

 

最下位5位(才能なし)「濱田マリ」30点

雨を汲み
 陽に向かう花
    咲くは幸

(梅雨時に雨の恵みを受けて青空に向かって咲く紫陽花は強いなと。幸せの象徴じゃないか、という句)


◆夏井先生の添削後

雨を汲み
 陽に咲く花の
   名は紫陽花


◆夏井先生の添削

俳句というよりはなぞなぞ。
「雨を汲んで陽に向かう花はな~んだ?」
それは紫陽花でしょう。
下五で慌てて俳句っぽくしたが、「咲くは幸」はあまりにも陳腐。
せめてちゃんと季語を入れるところだけ修正する。
なぞなぞを完成させて終わりにしましょう。


なぞなぞと言えば高畑淳子さんの句

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4位(凡人)「榎木孝明」65点

紫陽花が
 仔犬の仰ぐ
   先にあり


(小さいワンちゃんを連れて歩いている人がいた。犬が止まってふと見上げたら紫陽花がある。犬が小さいから上を見たらそこにフワッと紫陽花が咲いていた、という句)


◆夏井先生の添削後

紫陽花が
 ゆれる仔犬の
     仰ぐ先


◆夏井先生の添削

描こうとしている光景がとてもいい。「紫陽花」と「仔犬」の対比がいい。
もったいないのが散文的になってしまっている。
2カットの光景にすればいい。「紫陽花が揺れている」を描けばいい。
こうすれば語順はこのままでいい。
こういう目の付け所はとても俳句的。この人はすぐに伸びると思う!


◆ここがポイント!

情景を2カットで描く。

 

3位(才能アリ)「藤真利子」70点

むらさきに
 染みる恋文
   四葩抱く

(小雨の中、初恋の人に一生懸命書いた恋文を握りしめて、紫陽花(四葩)を抱きしめたら、紫陽花の花の色が手紙に染まってしまった、という句)

 

◆夏井先生の添削後

むらさきに
 染まる恋文
   四葩抱く


◆夏井先生の添削
とても綺麗な言葉が美しく取り合わされて、調和しているのが一番良いところ。「むらさき」「恋文」「四葩」と言葉。
「咲く」ではなく「抱く」の展開も物語だな、と思います。
一カ所だけ「あっ」と思った。それは「染みる」。
「染まる」と「染みる」はニュアンスが違う。話を聞くと「染まる」の方が一句の世界に馴染む。
微調整だけで十分です。

 

 

2位(才能アリ)「斉藤慎二(ジャングルポケット)」71点

予報は雷雨
 まっさらな
    雨合羽

(久しぶりに雨の予報が出た。子どもは雨の中でもはしゃぎたい。まだ使っていない雨合羽を初めて着て、お花を選びに行く、という句。今までは「575」の守りの句だったが、「755」でやってみた)



◆夏井先生の添削後

添削なし


◆夏井先生の添削
「七五五」を意図的にしたということだが、内容と合致しているというのは、よく考えたのか偶然なのかわからないが、結果論としては成功!
「雨合羽」だけで季語とみるのは難しいが、「予報は雷雨」と季語の気配を感じさせた後に「雷雨」があるのでいい相乗効果になっている。
新しい雨合羽を取り出している感触もある。
よく出来ました。


◆ここがポイント!

季語の入れ方


◆浜ちゃんとのトーク

2位に選ばれた時、思わず「斎藤さんだぞ!」をして、浜ちゃんに「その斎藤ちゃうやろ」としっかりツッコんでもらえてました。
しかも、東国原さんまで驚いて立ち上がってました。


芸人さん恒例の紹介で無視されると「浜ちゃん!浜ちゃん!!」と呼びかける斉藤さん。
浜ちゃん呼び最高!
たぶんめちゃくちゃドキドキしたでしょうけど、斉藤さんの面白いけど好感度の高いキャラにはピッタリ!


お母さんがプレバトの大ファンで俳句教室に通っているとか。最近は手品教室にも通っているそうです。
SPの影響ですね、きっと。

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1位(才能アリ)「山口真由」72点

土砂降りの
 シャッター通り
     濃紫陽花

(雨が強く降ってきた。水溜まりを避けながら寂れた商店街を走っていたら、紫陽花のはっきりした鞠が盛り上がって見えて、商店街のシャッターと鞠の盛りのコントラストがすごく綺麗だな、という句)

 

◆夏井先生の添削後

添削なし


◆夏井先生の添削
「土砂降り」の天候、「シャッター通り」の場所、「濃紫陽花」の季語。
それぞれの言葉が邪魔しないように選ばれている。しっかりクリアしている。
ただの雨降りではなく「土砂降り」。音や雨のしぶきも一緒に伝わる。
どこに降っているのかというのが「シャッター通り」。ひなびたような店が続いているという映像が出る。
「通り」だと地面に植わっている紫陽花という地面の印象に結ばれてくる。「シャッター街や」にすると空間が大きくなってしまう。
シャッターの無機質な色合いと「濃紫陽花」の鮮やかな色合いの対比が出来ている。
言葉を丁寧に押さえて、型もしっかりとお勉強して、お見事!

 

 

◆順位まとめ◆
1位(才能アリ)「山口真由」72点
2位(才能アリ)「斉藤慎二(ジャングルポケット)」71点
3位(才能アリ)「藤真利子」70点
4位(凡人)「榎木孝明」65点
最下位5位(才能なし)「濱田マリ」30点

 

 

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特待生昇格試験

特待生5級「北山宏光(Kis-My-Ft2)」現状維持

梅雨晴間
 踊る長ぐつ
  ルラルララ

(子どもの長靴が可愛いなと思った。梅雨の晴れ間に長靴が嬉しくて、鼻歌を歌いながらスキップしている、という句)


◆夏井先生の添削後

梅雨晴を
 跳ねる長ぐつ
   ルラルララ


◆昇格試験のポイント
「間」の一字←助詞を効果的に


「梅雨晴間」「長ぐつ」「ルラルララ」の組み合わせ。「ルラルララ」という音が明るくて楽しいし、オリジナリティーもある。
(北山が「ルラルララ」はキスマイの歌詞だと説明)あんたが考えたんじゃないの?
すごく褒めたいのが「ルラルララ」だったんだけど、それは作詞家の人が偉かったということか。衝撃の事実に驚いてどうしていいか分からない。作詞家を褒める!
助詞の問題。「梅雨晴間」だと途切れてしまう。ここに助詞。「「梅雨晴を」にすると、時間と空間をいう助詞のニュアンスになる。
動詞で攻めるなら、「踊る」を「跳ねる」にしてもいい。中七の表現はどうとでも出来る。
一番褒めたかったのは「ルラルララ」なのに…。

 

 

永世名人への道

永世名人への道【3つ前進】「東国原英夫」⇒現状維持

花やぎを
 増して花屋の
   梅雨入りかな

(花屋さんは梅雨に入ると花が豪華絢爛になってくる。周りは梅雨なので暗くなってくる。梅雨に入って花屋さんはちょっと花やぎを増したような雰囲気になる。「花やぎ」が言い過ぎなのか、「増して」がどうなのか、「かな」っていう詠嘆がどうなのか…)


◆夏井先生の添削後

花やぎを
 殊に花屋の
  梅雨入りかな

 

◆昇格試験のポイント
中七「増して花屋の」


目の付け所はいい。
梅雨に入った曇天や雨、暗くなりがちな街の中で、お花屋さんの店先だけがいつも以上に花やいでいる。ここに目を付けるか!
「花やぎ」はいい。「花屋」という明確な場所が後から出てくるのではっきりする。
「かな」もいい。この場合は「おおなんと美しい花やいだ梅雨入りでしょうか」という詠嘆に展開していく。
「増して」が問題。少々説明になっている。
「増す」は動きを表現するときにはすごく効果的に機能するが、状態とか状況を書く時にちょっとやり方を間違えると、説明的になってしまいがち。例えば、「尚も」「一層」「益々」だと想像できる。
「殊に」が「他と比べてさらに」「他と比べて際立っている」という意味。他のお店と比べて、花屋だけが賑わいを増している。
「殊に」にすれば、1ランク昇格でしたね。

 

 

陶芸の査定ランキング

◆査定される人
榎木孝明さん、藤真利子さん、濱田マリさん、北山宏光さん(Kis-My-Ft2)


特待生4級 松岡充さん


◆陶芸の先生 岸野和矢先生

 

最下位4位(凡人)「濱田マリ」

◆作品名:マトリョー皿
大皿(マトリョーシカモチーフ)


◆お手本あり


◆岸野先生の評価
とりあえず形は出来ている。
器の機能面としては最悪。皿の内側の模様の彫りが深いため、ザラザラで洗いづらい。これでは汚れが落ちない。
模様は皿の中ではなく外側にするべき。

 

3位(凡人)「藤真利子」

◆作品名:さくらんぼ2
小皿


◆お手本あり


◆岸野先生の評価
さくらんぼがよくできている。形もいい。色もいい。デザインもいい。
欠点は、爪楊枝立ての裏に穴が貫通していない。汚れが溜まってしまう。
実用性のない作品は致命的。

 

2位(才能アリ)「北山宏光さん(Kis-My-Ft2)」

◆作品名:欲
花瓶


◆お手本なし


◆岸野先生の評価
よくこの大きさを作った。
形は動きがある、左右非対称だが、首でまとめている。メリハリがある。腰と首のライン、それと銅の動きをそろえたバランス感覚がある。
花束をそのまま生けられる機能性も良い。

 

1位(才能アリ)「榎木孝明」⇒特待生昇格!

◆作品名:桜島と飲む
徳利とおちょこ


◆お手本なし


◆岸野先生の評価
初心者とは思えないプロレベル。天才かもしれない。
徳利の肩を滑らかに作らないと酒が出ない。注ぎやすい機能的な肩のカーブに仕上げている。
ろくろの技術が凄い。ここまで到達するのに、3年掛かる。繊細な指使いと均一の力のろくろ技術が必要。
これだけ上手かったら特待生でいいんじゃないですか?

 

 

◆順位まとめ◆
1位(才能アリ)「榎木孝明」⇒特待生昇格!
2位(才能アリ)「北山宏光さん(Kis-My-Ft2)」
3位(凡人)「藤真利子」
最下位4位(凡人)「濱田マリ」

 

特待生昇格試験

特待生4級「松岡充」1ランク昇格!⇒【特待生3級】

◆作品名:ネバーランドの空
花器


◆お手本なし


◆岸野先生の評価
ディテールがプロ並み。

花を生かすために、ここまで同大な演出をするのか。
朽ちていくレンガ、不変に輝く月。この対比が非常に面白い。
レンガの作りも1つずつ表面の質感を変えている。1つずつ全部違う。それを見事にまとめている
砂漠に咲く花のような生命力を感じる。

 

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