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『プレバト!!』11月28日「俳句・いけばな」粗品まさかの降格!?「才能ナシ」続出!

2019年11月28日放送の『プレバト才能ランキング』は、「俳句・いけばな」の査定でした。

 

 

前回の『プレバト!!』で浜ちゃんが「ポンコツの回」と言ってましたけど、今回も別な意味でポンコツになってしまった回でした。
すっごい珍しい回です。
俳句でも、いけばなでも「才能ナシ」の嵐でした。

 

霜降りのせいやさんが別番組で、トーク中に女性ゲストに足を踏まれて足の骨にヒビが入っている状態で登場してました。
これネットニュースで見たかも。
女性のヒールは怖いなぁと思った記憶が残ってます。
しかも「たとえ」で足を踏まれて、ヒビが入り、さらにトークも受けておらずカットになるのでは、と言ってました。
二重三重に残念な案件でしたね。

 

せいやさんはハッピーオーラ炸裂しているのに、細かいところでは苦労されているんですね。頑張れ!

 

俳句の査定ランキング

◆俳句のお題:「旬のスイーツバイキング」


◆査定される人
九重龍二さん、渡辺満里奈さん、小手伸也さん、ダレノガレ明美さん、粗品さん(霜降り明星)


特待生1級 千原ジュニアさん
名人2段 中田喜子さん


◆俳句の先生 夏井いつき先生

 

 

最下位5位(才能なし)「小手伸也」20点

手末の
 擬乳(くりーむ)ほける
   子栗鼠顔

(幼い息子がケーキを手掴みで食べていた。口に頬張ってる顔がちょっとリスっぽかった。「栗鼠」が季語、という句)


◆夏井先生の添削後

クリームなめる
  秋の小栗鼠の
    ような吾子

 

◆夏井先生の添削

古語を美しいと思われたというのはわかる。
内容としては、普通に書けばいい。何を気取っているのか。
ネット上の歳時記では「栗鼠」を秋の季語に、という話を聞く。基本的には、「栗鼠」だけでは季語になりにくい。
生き物の季語は、本来食べて美味しい季節を表す。
「栗鼠」だけで季語は時期尚早。
そうなると明確な季語が必要。「秋」にする。
我が子は「吾子」でいい。


◆ここがポイント!

「生き物の季語」に要注意:熊やウサギなど季語になる生き物は、食べて美味しい季節を表している。生き物のイメージで季語と決めつけないようにする。

 

 

4位(才能なし)「ダレノガレ明美」30点

初雪で
 空に視線
  腕止まる

(スイーツバイキングに行ったとき、窓の外の初雪に見惚れ、スイーツを取る手が止まってしまった、という句)


◆夏井先生の添削後

初雪の窓
 ケーキとる
  手を止めて


◆夏井先生の添削

「初雪で空に」は意味はわかるが、最後の「腕止まる」で何が腕に止まったのか、なぜ腕が止まったのか。ここが分からない!
「初雪で」とあれば、空から降ってくる。振ってくれば見上げる。「空に視線」はいらない。
野外と思われてしまうので、それを表現する。
「ケーキ」ならそれを入れる。

 

◆ここがポイント!

「スイーツバイキング」の表現法:「スイーツバイキング」は9音あるため、どう短く表現するかがポイント。「ケーキ」やケーキの種類で表現するのも可。

 

 

 

3位(才能なし)「渡辺満里奈」37点

甘き森
 迷いて見えぬ
     窓紅葉

(スイーツバイキングはだいたいホテルでやっている。大きい窓があって、外の景色がキレイに見える。でもスイーツバイキングに夢中になって窓の外の紅葉すら見えないがっついた様子を詠んだ句)


◆夏井先生の添削後

迷い込む秋
 スイーツの
    甘き森


◆夏井先生の添削

写真を見てない人には「甘き森」がわからない。伝わるように書く!
「迷う」から始めると謎が面白い。
季語を入れないといけないから「紅葉」にしたのはわかるが、くっきりした光景よりも「秋」がいい。
そして「スイーツ」と入れる。
これで言いたいことは伝わる。
ここまで出来れば「才能アリ」に復帰できるかもしれない(笑)。 

 

 

2位(凡人)「粗品(霜降り明星)」40点⇒「才能なし」へ降格!

白き皿
 蜜柑が好きで
      茜空

(スイーツバイキングなのでいろんな種類の、色とりどりのスイーツを選べばいいのに、ついミカンが好きなので、皿がオレンジ一色になっていた。それが茜空のようだな、という句)


◆夏井先生の添削後

白き皿を
 蜜柑のスイーツで
       満たす


◆夏井先生の添削

確認させてください。白いお皿がある。みかんがお好き。「茜空は何ですか?」(←ミカン色のスイーツばかり取ってしまい、茜空のようだと粗品が説明。)
比喩なんですね?
この句を読んでいくと、白いお皿がある。みかんが好き。みかんを食べ続けていると空は茜空になってきたという意味を書いてある。
「茜空」を比喩にしたかったというが、そんなことはどこにも書いていない!
となれば、これは「才能なし」です!!全く才能ありません!
(上がるんだと思ったという粗品)上がるんだと思ったなんて、これでよく上がる気がありますね。
これは丁寧に直すほどのものでもない。
一応直して書きました。書いたところで、どうってこない句です。 

 

 

 

1位(才能アリ)「九重龍二」70点

秋場所勝ち越し
  ビュッフェは
      千疋屋

(秋場所で勝ち越した好成績の弟子をご褒美で千疋屋のビュッフェへ連れて行った、という句)


◆夏井先生の添削後

添削なし


◆夏井先生の添削

お弟子さんを連れて行ったところまでは読み取れないが、あの兼題写真で「秋場所」という季語がくるかと思った。
「勝ち越し」で状況が見える。
「ビュッフェ」は場所、「千疋屋」も固有名詞の場所。
その光景が非常にありありと生き生きと見えてくる。
そこが上手い。
「ビュッフェは」の「は」が上手い。指を差して強調するような働きを持っている。
あの写真からのささやかな意外性が、手練れだと思った。

 

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◆順位まとめ◆
1位(才能アリ)「九重龍二」70点
2位(凡人)「粗品(霜降り明星)」40点⇒「才能なし」へ降格!
3位(才能なし)「渡辺満里奈」37点
4位(才能なし)「ダレノガレ明美」30点
最下位5位(才能なし)「小手伸也」20点

 

◆◇◆ ◆◇◆


粗品さんがまさかの「凡人」⇒「才能ナシ」に転落しました。
前回の俳句のようなキレもなかったですし、多忙すぎて疲れているのかな?
粗品さんは次回にはまた復活しそうではあります。

 

 

 

特待生昇格試験

特待生1級「千原ジュニア」1ランク昇格!⇒【名人初段】

パティシエに
 告げる吾子の名
     冬うらら

(子どもが12月誕生日で、誕生日ケーキに書いてもらう名前を店員に言った。冬の天気の良い日を詠んだ句)


◆夏井先生の添削後

添削なし


◆昇格試験のポイント

「告げる吾子の名」の語順←溢れんばかりの子どもへの愛情


子どもの誕生日とか特別な注文とかを書く必要はない。
それをこの一句が教えてくれている。
パティシエに自分の子どもの名前を告げている、というそれだけのことを書くだけで親の愛情、パティシエの表情、全部伝わってくる。
中七を「吾子の名告げる」にするとニュアンスが変わってくる。「告げる」動作に軸が残る。
「告げる吾子の名」だと「名」に感動の軸足がゆっくり残っていく。「やっと決めて付けた大切な名前」としっかり分かる。
良い意味での親バカじゃないですか。
こんな生活してるんだ~もうビックリ♪


◆◇◆ ◆◇◆

 

本家『プレバト』でもジュニアさんが『にけつ』でプレバトの愚痴りがバレてました(笑)。

その詳細はこちらです。

『にけつッ!!』で『プレバトSP』の「消しゴムはんこ」秘話 ボツで正解と思った件 - 今日も暇です。


ジュニアさんは『プレバト』参加率が高いので、ずっと宿題が来るそうです。
くっきー!さんやしずちゃんもそうなのかな。
俳句がないだけマシなのかな?

 

 

名人2段「中田喜子」現状維持 1ランク昇格!⇒【名人3段】

流れでる
 ショコラの奥の
    冴ゆる巴里

(スイーツバイキングに最近よくある噴水型のチョコレートが流れている。ショコラフォンデュという。フルーツを串で刺してチョコレートをまぶす。その窓の向こうにはパリの冬のように澄明な風景を受けた、という句)


◆夏井先生の添削後

添削なし


◆昇格試験のポイント

「ショコラの奥」から「冴ゆる巴里」流れの是非←映像の厚みがカッコイイ!


後半の展開が素敵じゃないですか!
「冴ゆ」が季語。
頭が「流れでる」。水や川を想像する。だけど「ショコラ」。「流れでるショコラ」でショコラフォンデュを分かる人は思い出してくれる。
「奥」って何?
目の前には「流れでるショコラ」の色や動きしかない。
ショコラの映像から冬の冴ゆるパリの様子に変わっていく。
1つの映像に別の映像を重ねて、読み手の想像を誘導するというのはすごく難しい。
それを非常に高度にやっている上に、「ショコラ」と「巴里」。甘くて苦い大人の世界。
カッコイイわ。大人やわ。


◆◇◆ ◆◇◆


中田さんの俳句はロマンがありました。
情景が浮かぶ俳句を詠ませると上手ですよね。


ジュニアさんは750cc以外は家族愛の俳句が持ち味になりつつありますね。
とても温かい句で、ほっこりしました。


『にけつ』でブーブー文句が出るのも真剣だからでしょう。
だからこそ出演されているのでしょうし、結果も出しています。
昔、夏井先生にけちょんけちょんに言われていたジュニアさんが懐かしい。
確か「あんたのこと信用していない」とまで言われてましたもんね。それが今や「勉強家」と認められるまでになられて。
プレバトの良さって、ずっと見ているとその方の成長も楽しめます。

 

いけばなの査定ランキング

◆今回のテーマ:バラ
さらに自らが花を選んで生ける。生ける器は自由に選択。


◆査定される人
渡辺満里奈さん、ダレノガレ明美さん、宮田俊哉さん(Kis-My-Ft2)、せいやさん(霜降り明星)


◆いけばなの先生:假屋崎省吾先生


◆採点ポイント(30点満点)

  • 花材選び:10点
  • いけばなの基本:10点
  • オリジナリティー:10点

 

最下位4位(才能なし)「ダレノガレ明美」

◆作品名『魔性の女』


◆お手本あり


◆假屋崎先生の評価

何も考えないで、ただ手だけ動かしたという作品。
パッと見は大きく広がって、ちょっとダマされてしまう。
花がみんな後ろを向いている。
1本1本がまとまってない。
取っ散らかっている。


◆いけばなの鉄則

曲線的に生けて立体感を!

 

 

3位(才能なし)「渡辺満里奈」13点

◆作品名『秋の庭』
白いバラ、ユキヤナギ、クルメケイトウ、利休草、ダリア、キイチゴ、カラー、フウセントウワタ


◆お手本あり


◆採点ポイント

 

  • 花材選び:7点
  • いけばなの基本:3点
  • オリジナリティー:3点
  • 合計:13点

 


◆假屋崎先生の評価

せっかくいい素材を使っているのに、こんな生け方はもったいない。
フウセントウワタの枝ぶりが自然のままで物足りない。
素材は良いんですから料理法。あまり料理しない方?あるいはトンチンカンな料理を作る方。


◆いけばなの鉄則

曲線的に生けて立体感を!

 

2位(才能なし)「せいや(霜降り明星)」15点

◆作品名『吉本芸人の想い』
白バラ、カラー、カスミソウ、トサカケイトウ、ハイビスカスの実、シルバーブルニア、利休草


◆お手本あり


◆採点ポイント

  • 花材選び:2点
  • いけばなの基本:4点
  • オリジナリティー:9点
  • 合計:15点

 

◆假屋崎先生の評価

バラの1本が唐突にポンと入っている。全然主張していない。他の花材に埋もれている。
お花屋さんで選びに行っているのに、選択する力、能力が欠けている。

 

1位(才能アリ)「宮田俊哉(Kis-My-Ft2)」29点

◆作品名『ダークファンタジーのヒロイン』
赤とピンクのバラ、石化柳、スズバラ、デルフィニウム、シルバーブルニア、ヒムロスギ


◆手直しあり


◆採点ポイント

  • 花材選び:10点
  • いけばなの基本:10点
  • オリジナリティー:9点
  • 合計:29点

 

◆假屋崎先生の評価

うまく高さを出している。バランスも良い。
スズバラで左に傾け、右にはグリーンのヒムロスギを短めに配置。左右同じ長さでは面白くない。
いけばなの基本である左右非対称と高さでダイナミックに演出。
バラがちゃんと主張している。
一輪一輪気を使って長さを絶妙に変えている。
学校のお勉強をすごくできた方じゃないかな。

 

◆順位まとめ◆
1位(才能アリ)「宮田俊哉(Kis-My-Ft2)」29点
2位(才能なし)「せいや(霜降り明星)」15点
3位(才能なし)「渡辺満里奈」13点
最下位4位(才能なし)「ダレノガレ明美」

 

◆◇◆ ◆◇◆


「才能ナシ」ばかりでビックリです!
でも、2位のせいやさんの作品見た瞬間に、「これで凡人?」と驚いたので「才能ナシ」で納得でした。
少なくても「才能アリ」ではないですし、ちょっとのっぺりしているというか、ブッ刺している感が凄かったのです。
2位は2位なんですけどね。


俳句では散々な宮田さんですけど、いけばなは素敵でした。
今回素敵でしたし、特待生になれるといいですね♪

 

 

 

特待生昇格試験

名人3段「紫吹淳」現状維持 1ランク昇格⇒【名人4段】

◆作品名『オータム・ローズ』
白・オレンジ・赤・グリーンのバラ、ノバラ、秋色紫陽花、アカメヤナギ、シースター


◆假屋崎先生の評価
バラの花にノバラの枝。花材の選択の仕方が絶妙。
枝のノバラとアカメヤナギの2種類を使うのは、挑戦的。
長さも変えている。
曲線的で1本ずつ表情がある。雄大さがある。
よっぽど才能があって手慣れている方でないと、こういう生け方はできない。
完璧!100点満点!


◆◇◆ ◆◇◆


今回のプレバトは、才能がある人とない人がきっちり分かれた回でした。
俳句もいけばなも、こんなに「才能ナシ」続出の回ってないですよね?


メリハリがあって面白かったです。


紫吹さんのいけばなはいつ見ても素晴らしいですね。
「優美」という言葉がピッタリ!
さすが宝塚歌劇団出身の方ですね。
次回も楽しみですが、次は三上王子かな?

 

ジュニアさんがプレバトを愚痴っていたのは『にけつ』です!

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