2022年8月18日放送の『プレバト才能ランキング』は「俳句・バナナアート」の査定でした。
バナナアートでとろサーモンの久保田さんが面白い作品を作ってました。
オチも最高でした。
俳句ではオープニングで夏井先生が特待生昇格と言っており、誰だろうと思って俳句のメンバーを見たら、的場浩司さんがいらっしゃいました。
的場さんですよね(笑)。
それ以外の方だったら驚きます。
そんな感じで視聴しました。
俳句の査定ランキング
◆俳句のお題：「サービスエリア」
◆査定される人
- 的場浩司
- 福原愛
- 宮田俊哉（Kis-My-Ft2）
- 村田秀亮（とろサーモン）
永世名人 村上健志（フルーツポンチ）
名人6段 立川志らく
名人2段 ミッツ・マングローブ
◆俳句の先生 夏井いつき先生
最下位4位（才能なし）「福原愛」30点
夢のあと
打ち水跨ぎ
追う背中
（幼少期に週末になると全国を車でイベントや合宿に行っていた。サービスエリアは楽しい場所、着くまでは寝ているが、着いたら打ち水を跨ぐくらいの気持ちではしゃいで両親の背中を追って走る、という句）
◆夏井先生の添削後
打水を
跨ぎ売店へと
走る
◆夏井先生の添削
これは雰囲気を書いただけで満足するタイプの才能ナシ。
全体を見ればわかるが、あいまいで具体性に欠けている。
作者がわかって、兼題写真が分かれば、読み手はなんとなく理解できる。
俳句は字面だけが勝負。
読んだ時に「夢のあと」は何と思ってしまう。
「追う背中」は誰の背中？
何を目的で跨いでいるかをはっきり書くしかない。
（添削後）これではまだあなた自身が物足りなさを感じるかもしれないが、別の句として作るしかない。
俳句の場合は全部は入らない。
3位（才能なし）「宮田俊哉(Kis-My-Ft2)」35点
涼風に
猫も招かれ
EXPASA
（サービスエリアのEXPASAはゴージャスでいいなと思った。サービスエリアには猫ちゃんが入って来たりする。招き猫の逆であの猫もEXPASAに招かれちゃってるよ、という句）
◆夏井先生の添削後
野良猫もいて
涼風の
EXPASA
◆夏井先生の添削
いやこれ…あなただったのか。
困っちゃいますよね、これはね。
季語は「涼風」なのに、猫が下手に目立ち、EXPASAのアルファベットが目立ってたり。
言いたいことは招き猫なのかただの猫なのか。
ただの猫なのであれば、つまらない擬人化は止める。
何の工夫にもなっていない。
このつまらない擬人化が詩の純度を下げている。
（添削後）直したところでどうだって感じですかね。
2位（才能アリ）「村田秀亮（とろサーモン）」72点
妻を待ち
静かな月の
サンルーフ
（最近結婚をして、一緒に出かけることが多い。サービスエリアで妻が買い物に行っている間に車の中で休憩を取る。サンルーフから見える月が綺麗だった、という句）
◆夏井先生の添削後
添削なし
◆夏井先生の添削
とても静かで美しい時間が描かれている。
最初に「妻」が出てきて、そこには夫の存在も匂わせる。
「待つ」という動作。ここにもささやかな時間がある。
「静かな」は月の表情でありつつ、静かなサンルーフでもある。
言葉の配置が良く、語順も上手い。
あなたは家族との時間を写真だけでなく、俳句で記録なさったら良い。
1位（才能アリ）「的場浩司」73点⇒特待生昇格！
アクセルを
開くや鉄馬
月に吠え
（若い頃に単車に乗っいた時をそのまま書いた。「鉄馬」は風鈴の別名。単車乗りは自分の単車を「鉄馬」と呼ぶ。あとはそのまま、という句）
◆夏井先生の添削後
添削なし
◆夏井先生の添削
これは表現したいことが表現したいように書けている。
問題になるのは「鉄馬」。
鉄で作った馬、軍馬、風鈴の別名。
これをバイクだと思わせる仕掛けが必要。
それが前半でできている。
四輪の車であれば「アクセルを踏む」。
「アクセルを開く」のでこれはバイクに違いない。
最後の「月に吠え」もカッコいい。
萩原朔太郎の有名な詩集「月に吠える」をちょっと思わせて、一瞬知性が匂う。
季語「月」と「鉄馬」の冷たい感触も良い。
勇ましさ・感触・跨っている様子など全部入ってくる。
見事なもの！
ここまでできるなら特待生でもやっていける！
◆順位まとめ◆
1位（才能アリ）「的場浩司」73点⇒特待生昇格！
2位（才能アリ）「村田秀亮（とろサーモン）」72点
3位（才能なし）「宮田俊哉(Kis-My-Ft2)」35点
最下位4位（才能なし）「福原愛」30点
◆◇◆ ◆◇◆
的場さんおめでとうございます！
出演回数は少ないもののいつも素敵な俳句を読まれていますよね。
特待生昇格は納得です。
的場さんならではの視点の俳句をこれからも楽しみにしております。
そして、とろサーモン村田さんの才能が開花しましたね。
詩的ないい俳句でした。
次回も楽しみです。
名人・特待生昇格試験
名人2段「ミッツ・マングローブ」現状維持
上腕たくまし
蜻蛉の休憩す
（私の夏の大好物。暑い日に焼けた腕を見せてる、Tシャツをまくっている男性。汗が滲んでいるところにトンボが休憩している、という句）
◆夏井先生の添削後
ドライバーの上腕
とんぼ来てとまる
◆昇格試験のポイント
下五「休憩す」の是非←誰の腕で休憩しているの？
これは腕のクローズアップからトンボまでのカメラワークは良い。
トンボの句で釣竿に休憩している、棒の先に休憩している、など擬人化の句は相当数ある。
そこがもったいない。
休憩は諦める。
上腕は誰かを書く。
最後は「来てとまる」でもいいが、いろいろ書ける。
名人6段「立川志らく」現状維持
蜩の駅に
ひぐらし
辿り着く
（私は夏井先生から冒険しすぎ、冒険するなと言われている。マネージャー越しに。直接ではなしに。SAから駅に発想を飛ばした。ひぐらしがたくさんいる無人駅がよくある。そこに余命を感じたひぐらしが飛んできた。ひらがなのひぐらしにしたのは余命を悟った老人が大好きな駅に来た。ここまで読み取ってもらわなくてもいいが、そういう想いもある、という句）
◆夏井先生の添削後
（添削例）
蜩の駅
ひっそりと
ひぐらし来
（添削）
追憶の
ひぐらし
蜩の駅に
◆昇格試験のポイント
下五「辿り着く」の是非←そりゃひぐらしも来るだろうけど…
これを読んだ時に、蜩の駅だからそりゃひぐらしだって来るよねと思っちゃった。
それであればこれでいいかなと思った（添削例）
ところが作者の話を聞いたら、とてつもなく複雑で、とてつもなく冒険していて（「そうなんですよ」と浜ちゃんも同意）、廊下でマネージャーさんに伝えたことは全然伝わっていない。
今のお話を表現したいと思う志らくさんの気持ちは好き。
ただそれをどうしたらいいんでしょうね？
（添削後）こうしたら少しはあなたの言いたいところに近寄った。
もう本当大変！
永世名人 フルポン村上のお手本
◆50句までの現在の状況：23句（残り27句）
炎天や
ドットの粗き
標識車
（標識車は車の後ろに事故や工事中と書いている車。標識車の掲示板のドットが粗いというだけなんですが、それを思うということは渋滞で進まないからドットに注目できたとか、または暑くてイラつきで粗く感じさせたとか。読んだ人のみんなのスイッチになれば、という句）
◆夏井先生の添削後
添削なし
◆掲載の判定⇒掲載決定！
【掲載決定の理由】やっと季語を信じてくれたね
あの兼題写真からいろんな種類の車を発想するのは良い。
この車のあの表示は遠くにいるとハッキリ文字が見える。
近づけば近づくほど文字が読み取りにくい。
「粗い」と単に気付いただけなんですが、その気づきこそが俳句の種。
オレンジや赤などの暑苦しい色合い、工事や事故の渋滞イライラするマイナスの気持ちを描いておいて、何を目的にしているか。
「炎天」という季語を表現するため。
これが季語を主役にする。
今まで季語が嫌いと言ってたので、やっと季語を好きになってくれたと信じたい。
◆50句までの現在の状況：24句（残り26句）
- 6月の成績：0勝1敗（ボツ：6/23）
- 7月の成績：1勝1敗（掲載：7/28、ボツ：7/14）
- 8月の成績：1勝0敗（掲載：8/18）
バナナアートの才能査定ランキング
◆査定される人
- 的場浩司
- 福原愛
- 宮田俊哉(Kis-My-Ft2)
- 久保田かずのぶ（とろサーモン）
特待生3級 中川翔子
◆バナナアートの先生：エンドケイプ先生
◆採点ポイント 30点満点
- バナナの使い方：10点
- オリジナリティー：10点
- デザイン：10点
最下位4位（凡人）「久保田かずのぶ（とろサーモン）」13点
◆作品タイトル「藤井マリーへ捧ぐ」
藤井マリーへ
◆採点ポイント
- バナナの使い方：3点
- オリジナリティー：7点
- デザイン：3点
- 合計：13点
◆お手本あり
◆エンドケイプ先生の評価
枠から外れた大胆な発想。
アイデアがマリーさんに送るというコンセプトが相手に伝わらない。
複数のバナナを使うのは難しい。
まずは1本からやってみてはどうかなと思う。
◆顛末
バナナアートは作った作品を食べるまでがバナナアート。
バナナを用意された久保田の一言「3本も！？」←「自分が3本使うから」と浜ちゃんのツッコミ。
3位（才能アリ）「宮田俊哉（Kis-My-Ft2）」17点
◆作品タイトル「恋するあのこ」
佐久間大介へ
◆採点ポイント
- バナナの使い方：4点
- オリジナリティー：7点
- デザイン：6点
- 合計：17点
◆お手本あり
◆エンドケイプ先生の評価
自分の好きなものを描くという熱量をすごく感じた。
初めてなのに針の点と点の繋いだ線の表現ができている。
下の空いているスペースを顔の熱量で描いて欲しかった。
2位（才能アリ）「福原愛」28点
◆作品タイトル「チキータ」
卓球ファンへ
◆採点ポイント
- バナナの使い方：8点
- オリジナリティー：10点
- デザイン：10点
- 合計：28点
◆お手本あり
◆エンドケイプ先生の評価
福原さんならではのアイデア。
卓球の技とバナナを最大限にシンクロさせた。
針の刺し方も上手。
陰影の表現も上手で初めてとは思えない。
残念だったのはバナナの反りを生かしきれていなかった。
1位（才能アリ）「的場浩司」29点
◆作品タイトル「アントトルネード」
妻へ
◆採点ポイント
- バナナの使い方：10点
- オリジナリティー：9点
- デザイン：10点
- 合計：29点
◆お手本あり
◆エンドケイプ先生の評価
ただアリを描くだけではなく、アリがシュガースポットに向かっていくアイデアが素晴らしい。
同じサイズでアリを彫るというのは相当根気がいる。
これだけ多いと気持ちが折れてしまう。
ゾッとするようなものでもユーモアで面白くしている。
ご夫婦ならではエピソードだからこそ成立する作品。
◆順位まとめ◆
1位（才能アリ）「的場浩司」29点
2位（才能アリ）「福原愛」28点
3位（才能アリ）「宮田俊哉（Kis-My-Ft2）」17点
最下位4位（凡人）「久保田かずのぶ（とろサーモン）」13点
名人・特待生昇格試験
特待生3級「中川翔子」1ランク昇格!⇒【特待生2級】
◆作品タイトル「ねこだいすき！キャットタワー」
飼っている猫へ
プレバト！
— 20周年の中川翔子🍒 (@shoko55mmts) 2022年8月18日
バナナ🍌アート
特待生昇格しました✨めちゃ嬉しいです😹
なんだかずっと自己肯定感ひくかった人生、プレバトで結果でた嬉しさで少し自己肯定感アップ！できました pic.twitter.com/38bOKoTfZ4
◆お手本なし
◆エンドケイプ先生の評価
中川さんは初めてバナナを縦に使いましたよね？
初めての縦がキャットタワー。
中川さんはベタの箇所が多いが、綺麗に見える。
下から順に見ていくと漫画のようなストーリー性がある。
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