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『プレバト!!』7月30日「炎帝戦 予選C&D」決勝進出が決定!補欠繰り上がりも決定!

2020年7月30日放送の『プレバト才能ランキング』を見ました。
俳句の「夏の炎帝戦 」でした。第4回目になります。
今回は、予選のみです。

 
今回はCブロックとDブロックの戦いになります。


前回のAブロックとBブロックの戦いです。

『プレバト!!』7月23日「炎帝戦 予選A&B」決勝進出は誰?フルポン村上とフジモンの俳句が教科書掲載! - 今日も暇です。

  

俳句「春光戦」の予選ランキング

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◆俳句の予選のお題:アイスクリーム売り場


◆俳句の先生 夏井いつき先生


◆「春光戦」出場権獲得

  • 梅沢富美男(永世名人)
  • 東国原英夫(名人10段)
  • 藤本敏史(FUJIWARA)(名人10段)
  • 中田喜子(名人4段)
  • 岩永徹也(特待生2級)


◆予選出場者

【予選Cブロック】

  • 名人2段 千賀健永(Kis-My-Ft2)
  • 特待生1級 ミッツ・マングローブ
  • 特待生4級 森口瑤子
  • 特待生5級 春風亭昇吉

 

【予選Dブロック】

  • 名人3段 立川志らく
  • 特待生1級 三遊亭円楽
  • 特待生4級 北山宏光(Kis-My-Ft2)
  • 特待生5級 篠田麻里子

 

 

 

俳句「春光戦」の予選Cランキング

最下位4位「森口瑤子」(特待生4級)

毒々しと
 思ふ日あり
    氷菓子

(甘くて冷たくてみんなが大好きなアイスクリーム。だがすごく甘すぎる、色がどぎついのがある。それと同じように優しくみんなから好かれている人にも毒を感じる時がある、という句)


◆夏井先生の添削後

毒々しと
   思ふ
    氷菓子も人も


毒々しと
 思ふ氷菓も
   人も吾も


◆夏井先生の添削

6・6・5というのがダメではなく、内容に対してこのリズムは必要か、ということ。
毒々しいのは氷菓子のことかと思ったが、人も、であればそれをいれたらいい。
「日あり」を諦めれば、もっと奥行きのある句になる。
他人に対して人もというのは、好感度が下がるから嫌だというのであれば、「吾も」を入れれば謙虚な空気、自重な空気が出る。
こちらの方があなたの言いたいことに近いのかもしれない。。

 

 

3位「ミッツ・マングローブ」(特待生1級)

溶け出すバニラ
   職蟻たちの
    フェロモン

(アイスクリームを公園え子どもが食べてすぐに落としてしまう。私はそのタイプだった。食べかけのアイスが地面に落ちてアリがたかる。バニラの甘い匂いとアリのフェロモンがふっと一つの流れにつながる、という句)


◆夏井先生の添削後

落ちたバニラ
  職蟻たちの
   フェロモン


◆夏井先生の添削

この句のやろうとしていることは面白い。相変わらずこの人の発想力は感心する。
「溶け出すバニラ」では手に持っている。「落ちた」でいい。
「職蟻」はいいが、「たち」はいらない。蟻は群がる。一匹が来ているとは誰も思わない。
この人の発想はどこから弾が飛んでくるか分からないのが面白い。
私は一表現者として、あなたのファンではあります!

 

2位「春風亭昇吉」(特待生5級)

スイカバー
 隣に君の
  いない海

(岡山県出身。地元の瀬戸内海の綺麗な海を見るのが好き。周りではそれぞれ夏を謳歌しているが、自分は恋人がいなくて寂しい。切ない。夏を型どったようなスイカバーに託した。渚に1人座りながらスイカバーの底辺をかじる切なさ、という句)


◆夏井先生の添削例

添削なし


◆夏井先生の添削

スイカバーと具体的に言ったのはいい。
「隣に君の いない海」というのも、青春のアニメの1ページみたいな感じ。
村上2号が出てきたかというような。こういう若い句も作れる。
これはこれで1つの世界が作れている。どこが悪いということではない。

 

1位「千賀健永(Kis-My-Ft2)」(名人2段)

かき氷
 密かに崩す
   銀河の夜

(誕生日に自動かき氷機をもらったが1回も使ってなかった。ホームステイ中にかき氷機を思い出し使ってみた。夜の12時くらいに作って、ベランダで食べた。その時にかき氷うぃシャリシャリ崩す音が響いた。その雰囲気がすごく良かった、という句)


◆夏井先生の添削後

添削なし


◆夏井先生の添削

この句は議論しないといけない点がいくつかある。
「かき氷」と「銀河」は季語。季重なりの問題が1つ。
「銀河」に対して「夜」という必要があるのか。これが2つめ。
全体を読んだ時に、作者の描こうとしている世界は非常に丁寧に描けていると言わざるを得ない。
かき氷が手元に出てくる。「密かに崩す」でなんで崩すんだろうと読み手は思う。
「銀河の夜」で星の美しい夜に食べている。
夏の「かき氷」と秋の「銀河」。
移り変わっていく季節の中のベランダが見えてくる。
「夜」だと時間の幅が出る。あえてやっていると判断。
「星の夜」でもいいが、「かき氷」のシャリシャリとした光、冷たさ、これにこだわりがあってあえて残した、と分析ができます。


◆◇◆ ◆◇◆


先生が解説したことに、浜ちゃんが「本当?」と千賀さんにツッコんでました。
まぐれな部分もあったようですけど、そこも含めて千賀さんの俳句の魅力ですし、『プレバト』の華の部分でしょう。
あの奇跡的なタイトル戦優勝という快挙を、視聴者も夢見てるんですよね。
そのくらいは誰もがあると思うので、全然いいと思います。

 

 

春光戦【Cブロック】予選ランキング

◆「2020 炎帝戦」【Cブロック】予選順位◆

1位「千賀健永(Kis-My-Ft2)」(名人2段)
2位「春風亭昇吉」(特待生5級)←補欠
3位「ミッツ・マングローブ」(特待生1級)
最下位4位「篠田麻里子」(特待生5級)

※青字が予選通過

 

 

 

俳句「春光戦」の予選Dランキング

最下位4位「篠田麻里子」(特待生5級)

アイスの当たり棒
  そっとしまう甥

(親戚で集まった時に私の甥が当たり棒だったが、それをこっそり隠した。普通だったら当たったことを見せるのに、そっと隠すところに性格が出る。それがキュンとした、という句)


◆夏井先生の添削後

甥っ子が
 仕舞うアイスの
     当たり棒


◆夏井先生の添削

可愛い光景を切り取られた一句。
この内容だったら、5・7・5に十分できる。
なんでできにくかったか。「アイスの当たり棒」から始めようとしたから。
「甥」か「そっと」のどちらを残したいかの二択。
(甥を希望)甥っ子とすると小さい子とわかる。

 

 

3位「北山宏光(Kis-My-Ft2)」(特待生4級)

氷菓美美し
 アンディウォーホルの
          色彩

(古語と現代美術の組み合わせがどうなるかなと楽しみだった。氷菓が綺麗な色をしている。それが現代美術のアンディ・ウォーホルの色彩に似ていた。僕としてはかなりせめた句)


◆夏井先生の添削後

氷菓ぎっしり
 アンディウォーホルの
          色彩


氷菓いろいろ
 アンディウォーホルの
          色彩


氷菓百円
 アンディウォーホルの
          色彩


◆夏井先生の添削

面白い切り口。こういうことを思いつくのがあなただったとは驚きましたよ!
氷菓を見ていて、アンディ・ウォーホルの色彩だと気づく。
気付いた時点で、俳句が一句になるものを掴んでいる。
「美美し」でそこに古語と現代美術、もう1つ狙ってしまった。
「美美し」と「色彩」。ここまでくると俳句は、殺し合って損。
どちらを残すか。最後に「色彩」だと人名が活きてくる。

 

 

2位「立川志らく」(名人3段)

八月十五日
 アイス溶け続け

(八月十五日は日本で1番長い日。ラジオから玉音放送を聴きながらただならぬ大人たちの雰囲気。たまたまアイスキャンディーを舐めていた子供が舐めることもできずに溶け続けていた。「溶け続け」としたのはこの日だけではなく、日本人が忘れてはいけない日なので、永遠にアイスは溶け続ける、という句)


◆夏井先生の添削後

添削なし


◆夏井先生の添削

季重なりの句。「八月十五日」と「アイス」。
八月十五日のように日付が季語になっているのはいくつかある。
その中でも八月十五日は一番重い終戦記念日。
「八月十五日」で玉音放送、蝉、すすり泣く人というイメージが否応なく出てくる。
「アイス」で現代に切り替わっている。
「溶け続け」と切らないで流している。作者の意図が伝わってくる。
チャレンジしていると思う。

 

 

1位「三遊亭円楽」(特待生1級)

氷壁崩落
  白玉を
   掘り出す

(かき氷の思い出を追いかけていたらいろいろ遊べる。白玉食べたいんで取ろうとしたら、上がバラバラと崩れちゃって。それを大袈裟に表現。なんだろうと思わせて白玉。落語のオチの落差のような句)


◆夏井先生の添削後

添削なし


◆夏井先生の添削

非常に楽しませていただきました。
「氷壁崩落」でアイガー氷壁?南極の氷山?そう思わせておいて、いきなり白が出てくる。
氷壁のイメージで脳は読んでいるので、一瞬白玉とは思いにくい。
「しらたま」と気付くまでの間合いが面白い。
「氷壁崩落」が重いので、最後を軽くすると言葉の質量のバランスが崩れる。
「掘り出す」とあえて大袈裟にする。
「白」の一字の効果を見事に使って、飄々とした味わい。
円楽さんが元々持っている素質が、やっとこの句で出た!

 

 

 

 

春光戦【Dブロック】予選ランキング

◆「2020 炎帝戦」【Dブロック】予選順位◆

1位「三遊亭円楽」(特待生1級)
2位「立川志らく」(名人3段)←補欠
3位「北山宏光(Kis-My-Ft2)」(特待生4級)
最下位4位「篠田麻里子」(特待生5級)

※青字が予選通過

 

 

 

第4回『炎帝戦』予選通過者

2位4人から1人だけ決勝に行ける人も決定。


選出されたのは、立川志らくさんでした。


◆決勝進出メンバー

  1. 千原ジュニア(Aブロック1位)
  2. 村上健志(フルーツポンチ)(Bブロック1位)
  3. 千賀健永(Kis-My-Ft2)(Cブロック1位)
  4. 三遊亭円楽(Dブロック1位)
  5. 立川志らく(2位補欠繰り上がり)


皆藤さんを応援してましたけど、志らくさんは毎週のように『プレバト』出てますし、貢献度も高いのでしょうがないのかな。
狙った感のある俳句で攻めていたのもよかったのかも。


次週はいよいよ炎帝戦の決勝です。

 

▽前回の予選A&Bの記事もどうぞ▽

『プレバト!!』7月23日「炎帝戦 予選A&B」決勝進出は誰?フルポン村上とフジモンの俳句が教科書掲載! - 今日も暇です。


▽前年の炎帝戦の記事もどうぞ▽

『プレバト!!』2019年7月25日 「夏の炎帝戦」優勝決定!フルポン村上が狙うは『情熱大陸』 - 今日も暇です。