2021年9月16日放送の『プレバト才能ランキング』を見ました。
俳句の「金秋戦 2021」の予選とバナナアートでした。
予選はCブロックです。
今回の予選で金秋戦の10名が決定です。
前回の俳句「金秋戦」の予選ランキング【A&Bブロック】です。
▶『プレバト!!』「金秋戦 2021」予選A&Bは波乱が起きないという波乱!志らくの句が強烈なインパクト! - 今日も暇です。
バナナアートでは特待生昇格がありました。
なんといっても、芸術系で7部門特待生の辻元舞さんが楽しみでした!
俳句「金秋戦」の予選ランキング【Cブロック】
◆俳句のお題:読書の秋
◆俳句の先生 夏井いつき先生
◆出場者
【予選Cブロック】
- 名人4段 千賀健永(Kis-My-Ft2)
- 名人2段 ミッツ・マングローブ
- 特待生2級 松岡充
- 特待生3級 北山宏光(Kis-My-Ft2)
- 特待生4級 馬場典子
◆にゃん吉のCブロックの予想
- 1位千賀さん、2位ミッツさん。
千賀さんは固い気がしていました。
俳句「金秋戦」の予選Cランキング
最下位5位「馬場典子」(特待生4級)
虚栗(みなしぐり)
書架の威を借る
ウェブ会議
(季語「虚栗」は殻ばかりで中身のない栗のこと。リモート会議、ウェブ会議で後ろに本が並んでいる。知っていたけど、本当に頭が良い人は本を読んでいるんだな、という句)
◆夏井先生の添削後
書架を背に
虚栗めく
WEB会議
◆夏井先生の添削
よく「虚栗」なんて見つけてきた。これは誰なんだろうと思った一句。
「虚栗」と「ウェブ会議」の取り合わせは良い。
「虚栗」は松尾芭蕉の門下生が作った俳諧集の名前でもある。なおさら知性がある。
ただ「威を借る」という慣用句が邪魔している。
取り合わせの良さを削いだ。
(添削後)これだと二重三重の意味が入ってくる。
これをやっていたら1位だった。
4位「千賀健永(Kis-My-Ft2)」(名人4段)
白鯨の
引き波はこの
台風や
(小説「白鯨」。その中では悪魔の意思を持つ大きな鯨。いなくなった後の引き波で台風が起こっているという想像を句にした)
◆夏井先生の添削後
台風の
この引き波は
白鯨か
◆夏井先生の添削
(横尾が「台風からいけばよかった。これだと小説そのもの」と言ったことを受け)さすが横尾さんですね。
発想は非常に面白い。台風の波が白鯨が起こした波ではないか。
ただ横尾さんの指摘が正しい。
今見えているのは「引き波」。それをちゃんと見せておかないと「白鯨」が活きてこない。
これは「台風」から行くべき。
(添削後)これをやっていたら1位。
3位「松岡充」(特待生2級)
流星や
馴染みの書肆も
”閉店す”
(コロナの時期に馴染みの書店が閉まってた。張り紙で閉店。流星は燃え尽きながら流れるが、日本人は流星に願い事を叶える。希望を持っていたりするので「また頑張って欲しい」という句)
◆夏井先生の添削後
馴染みなる
書肆の閉店
星流る
◆夏井先生の添削
「流星」という季語が良い。
お付き合いのあった大好きな本屋さんがとうとう閉店する。
どんな季語を置くかで句の価値が決まる。
悩まないといけないのは3ヵ所。
1つは「書肆も」の「も」。散文的になるので損。
次は「””」。これが本当にいるのかどうか。
「す」が無かったら張り紙の言葉かなという疑問もあるが、「す」があるので「””」が必要なのかちょっと分かりにくい。
語順も「馴染み」から始めた方が良い。
2位「ミッツ・マングローブ」(名人2段)
爽籟を追う
老眼鏡の
上目
(老眼鏡を使っている方は結構多いと思うが、老眼鏡を使って何かを読みながら集中している時、音が聞こえると上目遣いをする。秋風の音と集中している読書を表現した句)
◆夏井先生の添削後
老眼鏡
上目遣いに
追う爽籟
◆夏井先生の添削
「爽籟」という季語が良い。
秋風の爽やかな響きの季語。
「老眼鏡」との取り合わせも良い。
1番褒めないといけないのは「追う」という動詞。
7音と10音で独特なリズムを作ろうとしている。
どうやったら1位になれたか。
「老眼鏡」から行く。
字余りの上五になるがあまり障らない。
(添削後)風の行方を追っていき、季語「爽籟」が主役として残る。
これをやっていたらこれが1位だった。
◆◇◆ ◆◇◆
浜ちゃんの老眼鏡は陶芸の岸野先生のパカっとするタイプだそうです。
「先生のいちいちカチャってやるからおもしろなって買ってしもうた」と言ってました(笑)。
1位「北山宏光(Kis-My-Ft2)」(特待生3級)
秋声や
台詞をなぞる
蛍光ペン
(自分の体験。原作を元にお芝居をすることが多い。台本を読む。虫・葉の音を聞きながら、自分の台詞に蛍光ペンでなぞる。、という句)
◆夏井先生の添削後
◆夏井先生の添削
季語「秋声」が良い。
基本の型をしっかり守っている。
「台詞」という言葉だけで演劇・映画・ドラマだと分かる。
「なぞる」から「蛍光ペン」を持ってきたのも映像として鮮やか。
「なぞる」という動詞も褒めたい。
これで手の感触、動かすかすかな音。
それも「秋声」に入ってくる。しみじみとした思いを「蛍光ペン」という物で表現することができる。
作者は誰だと思っていましたが、あなたでしょうか。
金秋戦【Cブロック】予選ランキング
◆「2021 金秋戦」【Cブロック】予選順位◆
1位「北山宏光(Kis-My-Ft2)」(特待生3級)
2位「ミッツ・マングローブ」(名人2段)←補欠
3位「松岡充」(特待生2級)
4位「千賀健永(Kis-My-Ft2)」(名人4段)
最下位5位「馬場典子」(特待生4級)
※赤字が予選通過
「金秋戦 2021」決勝進出の10名が決定!
◆決勝進出した2位の2名
- 立川志らく
- 森口瑤子
◆夏井先生の理由
僅差ではあった。
俳句の世界では老眼鏡をかけている絶対数は多い。
「老眼鏡の上目遣い」が書かれている句は多い。
その類想感が邪魔をする。
◆「金秋戦 2021」決勝進出10名
- 梅沢富美男(永世名人)シード
- 東国原英夫(永世名人)シード
- 村上健志(フルーツポンチ)(名人10段)シード
- 千原ジュニア(名人2段)シード
- 横尾渉(Kis-My-Ft2)(名人6段)シード
- 中田喜子(名人5段)【Aブロック】1位
- 藤本敏史(FUJIWARA)(名人10段)【Bブロック】1位
- 北山宏光(Kis-My-Ft2)(特待生3級)【Cブロック】1位
- 立川志らく(名人4段)【Bブロック】2位
- 森口瑤子(名人初段)【Aブロック】2位
バナナアートの才能査定ランキング
◆査定される人
- 辻元舞
- 岩永徹也
- 小倉久寛
- しずちゃん(南海キャンディーズ)
特待生5級 くっきー!(野性爆弾)
◆バナナアートの先生:エンドケイプ先生
◆採点ポイント 30点満点
- バナナの使い方:10点
- オリジナリティー:10点
- デザイン:10点
最下位4位(凡人)「小倉久寛」24点
◆作品タイトル「波乗りシーサー」
◆採点ポイント
- バナナの使い方:8点
- オリジナリティー:9点
- デザイン:7点
- 合計:24点
◆お手本あり
◆エンドケイプ先生の評価
とてもカワイイ。
生き生きしたシーサーの表情も良い。
残念なのは近くで見るとよくわかるが、輪郭の打ち方の間隔が空き過ぎている。
パッと見、シーサーが波乗りしているというのがわからなかった。
3位(才能アリ)「岩永徹也」26点
◆作品タイトル「芭蕉モロコシ」
◆採点ポイント
- バナナの使い方:9点
- オリジナリティー:9点
- デザイン:8点
- 合計:26点
◆お手本あり
◆査定ポイント:繊細な針の刺し方
◆エンドケイプ先生の評価
子どもが喜ぶ。
同じトウモロコシの粒をいくつも描いていて集中力が必要。なかなか出来ることじゃない。
何よりも針を刺す深さが的確。
黄色に茶色く表現されるが、汚らしさがない。
テントウムシも良い。
テントウムシによって生のトウモロコシだとわかる。
2位(才能アリ)「辻元舞」29点⇒特待生昇格
◆作品タイトル「いただきます」
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◆採点ポイント
- バナナの使い方:10点
- オリジナリティー:9点
- デザイン:10点
- 合計:29点
◆お手本なし
◆査定ポイント:コントラストが抜群
◆エンドケイプ先生の評価
初めてとは思えない作品。
皮が切れて中身が見えているというのはありがちだが、皮で勝負している。
黄色と黒のコントラストが絶妙。
細かく陰影を差し込んでいる。
果肉が白に見えるぐらいリアル。
完璧、直すところはない!
1位(才能アリ)「しずちゃん(南海キャンディーズ)」30点⇒特待生昇格
◆作品タイトル「入江選手ありがとう!!」
◆採点ポイント
- バナナの使い方:10点
- オリジナリティー:10点
- デザイン:10点
- 合計:30点
◆お手本あり
先生が入江選手が好きということで作ってみた←「見せたかったんやなぁ」と浜ちゃん。
◆エンドケイプ先生の評価
バナナ全体を使っているのでものすごい躍動感があある。
表情が似ている。
バナナの黄色で金メダルを表現されているのが美しい。
裏のカエルが入江選手とリンクさせているストーリー性(入江選手の好きなカエルを加える演出)、構図、演出が全て完璧!
◆順位まとめ◆
1位(才能アリ)「しずちゃん(南海キャンディーズ)」30点⇒特待生昇格
2位(才能アリ)「辻元舞」29点⇒特待生昇格
3位(才能アリ)「岩永徹也」26点
最下位4位(凡人)「小倉久寛」24点
名人・特待生昇格試験
特待生5級「くっきー!(野性爆弾)」1ランク昇格!⇒【特待生4級】
◆作品タイトル「お祝い」
⇒「浜田さんがワクチン2回打っていたので「ご苦労さん」とお祝い渡したかった。バナナで済むなんてカネのかからんええ先輩!」
◆お手本なし
◆エンドケイプ先生の評価
前回は前回でたまげたが、前回に味をしめなかったのが高得点。
くっきーさんならではの独特なギミックを使わずにシンプルに作るバナナアートの本質で勝負。それが見事。
シンプルだけど緻密。
アイデアを含めてよかった。
次回も楽しみ。
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