2022年11月17日放送の『プレバト才能ランキング』は「俳句・色鉛筆」の査定でした。
色鉛筆で特待生になった竹内さんと、特待生の犬山さんが素晴らしかったです。
俳句では、キスマイ二階堂さんが特待生をかけてチャレンジ!
ここのところ順調ですけど、まだまだ道のりは厳しそう。
でも、その成長過程も楽しいと思ってる派です。
俳句の査定ランキング
◆俳句のお題:「神宮外苑の銀杏」
◆査定される人
- 大友康平
- 小倉優子
- 二階堂高嗣(Kis-My-Ft2)
- ユースケ(ダイアン)
永世名人 梅沢富美男
名人10段 千原ジュニア
名人初段 森口瑤子
◆俳句の先生 夏井いつき先生
最下位4位(才能なし)「ユースケ(ダイアン)」35点
黄葉が
頬にうつりし
無邪気顔
(一面が真っ黄色。陽の光で子どもの顔に映って真っ黄色、という句)
◆夏井先生の添削後
子は駆ける
銀杏黄葉の
只中を
◆夏井先生の添削
書き方がいかにもヘタ。
特にヘタなのは「頬にうつりし」。
才能のない人たちはすぐに頬の何か映る。
「無邪気顔」は「子」でいい。
3位(凡人)「小倉優子」60点
秋夕焼
5kmポストの
兄を追う
(神宮外苑前で、長男・次男がマラソン教室に入っている。5kmがゴールで、昨年長男は5km、次男は3kmしか走れなかった。今年は5km走るという次男の想いを込めた、という句)
◆夏井先生の添削後
ゴールは5km
兄を追う
秋夕焼
◆夏井先生の添削
「5kmポストの」の「の」が問題。
読んだ時に迷った。
5kmポストに兄がいて応援していると思ったら、「兄を追う」となり、兄はどこにいるの?
自分でやってみません?
2位(凡人)「大友康平」63点
肩ぐるま
ズシン嬉しや
日脚伸ぶ
(娘が小さい時に散歩に行った。肩ぐるまをせがまれて背負ってみたら、ついこの間よりも重くなっていた。冬の日差しが少しずつ長くなるような嬉しさを感じた、という句)
◆夏井先生の添削後
肩ぐるま
ズシンと嬉し
日脚伸ぶ
◆夏井先生の添削
内容は平凡といえば平凡だが、気持ちはとても共感できる。
季語「日脚伸ぶ」含めて、定石通りの取り合わせができている。
「嬉しや」と感情に「や」をつけるのが大げさになってくる。
もうちょっとほのぼのとやった方がいい。
(添削後)これがわかり出したら、才能アリはすぐだと思う。
1位(才能アリ)「二階堂高嗣(Kis-My-Ft2)」70点
初霜や
オーディション会場
不安
(原宿・明治神宮前に発想を飛ばして、オーディション会場がNHKだった。その日は大雪。辛かったな、という句)
◆夏井先生の添削後
添削なし
◆夏井先生の添削
基本の型をきちんとマスターしてくれた。
取り合わせが似合っていると分かるようになったのは、長い道のりでしたけど褒めたい。
「初」はその年初めて迎える華やかな気持ちが入る。
「霜」を踏む不安げな音。
「オーディション会場」という晴れがましい気持ちと不安。
「オーディション会場」という長い文字を入れるのはどうしてもバランスが崩れる。
「不安」で止めているのが分かるようになった。
この基本の型が出来るようになったのはわかったが、特待生になるには別の型を使いこなせるようになってないと、特待生になってから相当苦労すると思う。
いろんな人から「二階堂くんをどうにかしてやって」といっぱい言われる。
だから完全にあんたには親心なの。
私は大事に思ってるから特待生にしない!⇒「時間かかりますよ!次の型を覚えるのに35回以上は絶対かかりますよ!」と二階堂。
◆順位まとめ◆
1位(才能アリ)「二階堂高嗣(Kis-My-Ft2)」70点
2位(凡人)「大友康平」63点
3位(凡人)「小倉優子」60点
最下位4位(才能なし)「ユースケ(ダイアン)」35点
◆◇◆ ◆◇◆
二階堂さんは振り幅が大きいので夏井先生も慎重なんだと思います。
犬山さんどころではなく、それこそ特待生と平場を行ったり来たりになる可能性がまだあるので、もう少しの学びでしょうか。
でも、二階堂さんが特待生になったらみんな嬉しいだろうなぁ。
名人・特待生昇格試験
名人初段「森口瑤子」1ランク昇格⇒【名人2段】
足踏みを五回
枯葉の音愉快
(枯葉は音が面白い。五回やって、その楽しい気持ちを表現した、という句)
◆夏井先生の添削後
添削なし
◆昇格試験のポイント
前半「足踏みを五回」の効果の是非←見事な伏線
具体的な表現が良い。
5回踏む動作が読み手に再生される。
足踏みの5回が何の伏線になるのか?
季語「枯葉」をちゃんと音としてしっかり聴かせる。
永世名人への道
永世名人への道【星3】「千原ジュニア」1ランク降格【星2】
銀杏枯葉や
カチンコの
渇いた音
(神宮外苑でドラマ・映画の撮影をしている。寒い朝緊張している中、渇いたカーンという音が鳴った、という句)
◆夏井先生の添削後
カチンコの渇きや
銀杏落葉
霏々(ひひ)
◆昇格試験のポイント
「渇いた」のニュアンスを伝える工夫の是非←あ~もったいない!
これ良い素材だなと思って、本当にもったいない。
カチンコという言葉だけで映画の撮影だと分かる。
そのあとに「渇」という字をもってきたのがとても良い。
乾燥の「乾」でいいのに、「渇」だと満たされない思いでイライラする、どうしても強く欲しいという心情を表す漢字。
カチンコには音という情報が一緒に入ってくる。
「渇いた」をクローズアップした方が得。
(添削後)かっこいいでしょ?
これやってたら星2つでも3つでも持っていけ!⇒「僕が『霏々』できると思います?」とジュニア。
永世名人 梅沢富美男のお手本
◆50句までの現在の状況:48句(残り2句)
吾子踏みぬ
銀杏落葉の
無尽なり
(次女の話。お花や葉っぱが大好き。ヨチヨチ歩きで危ないなとふと銀杏並木を見ると無限に繋がっている、という句)
◆夏井先生の添削後
銀杏落葉
歩きはじめた子に
無尽
◆掲載の判定⇒ボツ!
【ボツの理由】先週に引き続き、大事なことが書いていない。
書きたいことはちゃんと伝わる。
せっかく我が子を詠んでいるわけだから、「吾子踏みぬ」で安心してしまわないで、何歳くらいかの情報ぐらいは俳句では入れることができる。
最後「無尽」の名詞止めで光景が広がる。
ご自分の子どもですから、これぐらいは心を使って欲しい。
◆50句までの現在の状況:48句(残り2句)
【2021年】
- 1月の成績:2勝1敗(掲載:1/7・1/28、ボツ:1/21)
- 2月の成績:1勝1敗(掲載:2/4、ボツ:2/11)
- 3月の成績:1勝1敗(掲載:3/4、ボツ:3/18)
- 4月の成績:1勝3敗(掲載:4/29、ボツ:4/8、4/15、4/22)
- 5月の成績:1勝2敗(掲載:5/20、ボツ:5/6、5/13)
- 6月の成績:2勝1敗(掲載:6/17・6/24、ボツ:6/10)
- 7月の成績:2勝1敗(掲載:7/8・7/15、ボツ:7/1)
- 8月の成績:1勝3敗(掲載:8/19、ボツ:8/5、8/12、8/26)
- 10月の成績:0勝1敗(ボツ:10/28)
- 11月の成績:2勝1敗(掲載:11/4・11/18、ボツ:11/25)
- 12月の成績:1勝2敗(掲載:12/9、ボツ:12/2、12/16)
【2022年】
- 1月の成績:1勝0敗(掲載:1/6)
- 3月の成績:1勝1敗(掲載:3/24、ボツ:3/3)
- 4月の成績:1勝2敗(掲載:4/21、ボツ:4/14、4/28)
- 5月の成績:1勝3敗(掲載:5/4、ボツ:5/12、5/19、5/26)
- 6月の成績:1勝2敗(掲載:6/16、ボツ:6/2、6/9)
- 10月の成績:2勝0敗(掲載:10/6・10/27)
- 11月の成績:0勝3敗(ボツ:11/3、11/10、11/17)
◆◇◆ ◆◇◆
梅沢さんがあと2回で卒業になるのに誰も引き留めないとCM挟みの時に愚痴ってましたけど(笑)、誰も卒業すると思ってないからじゃないでしょうか。
にゃん吉も梅沢さんは何らかの形で番組出演継続だと思ってますので。
本当に卒業であればショックですけど、最初の立ち上げメンバーですし、梅沢さんがいると面白いですからね。
句集発売決定後はどういう形で関わるのかも密かな楽しみにしています。
色鉛筆の査定ランキング
◆査定される人
- 大友康平
- 竹内由恵
- 古畑星夏
- しずちゃん(南海キャンディーズ)
特待生4級 犬山紙子
◆色鉛筆の先生 三上詩絵先生
◆採点
- 色選び:10点
- 明暗:10点
- デッサン力:10点
- 合計:30点満点
最下位4位(才能なし)「大友康平」12点
◆お題:柿
◆採点
- 色選び:3点
- 明暗:4点
- デッサン力:5点
- 合計:12点
◆先生のお手本ありました
◆三上先生の評価
圧倒的に色が薄い。
3位(才能なし)「古畑星夏」15点
◆お題:棒付きキャンディー
◆採点
- 色選び:7点
- 明暗:7点
- デッサン力:1点
- 合計:15点
◆先生のお手本ありました
◆三上先生の評価
これはよくよく見ると途中からうずまきがおかしくなっている。
うずまきキャンディーは1本を巻いているので、1本に繋がっているはず。
もうちょっと形を追って欲しかった。
色が薄い。
何度か塗らないと濃さが出ない。
もう少し頑張って塗ってもらいたい。
2位(才能アリ)「しずちゃん(南海キャンディーズ)」28点
◆お題:マフラー
◆採点
- 色選び:10点
- 明暗:8点
- デッサン力:10点
- 合計:28点
◆先生のお手本ありました
◆三上先生の評価
マフラーのフワっとした感じがとても丁寧に描いてある。
生地の柄がうねりに沿って描いている。
生地が柔らかく見えて、マフラーの質感はそれで感じられる。
マフラーの房が丁寧。
厚みを表現するために細いところに陰影をつけており、それを1本ずつとても丁寧に描いている。
全体が薄い。
全体のバランスが取れているので、ダメかと言われればダメではないが、絵としては物足りない。
1位(才能アリ)「竹内由恵」30点⇒特待生昇格!
◆お題:エビ
◆採点
- 色選び:10点
- 明暗:10点
- デッサン力:10点
- 合計:30点
◆先生のお手本なし
◆三上先生の評価
かなり細部まで描いていて丁寧。
色を均一ではなくあえてムラになっている。
形を正確に描いている。
脚の先まで丁寧で、先がちょっと黒くなっている。
これがあるかないかで全然違う。
どこも手を抜いてない。
◆順位まとめ◆
1位(才能アリ)「竹内由恵」30点⇒特待生昇格!
2位(才能アリ)「しずちゃん(南海キャンディーズ)」28点
3位(才能なし)「古畑星夏」15点
最下位4位(才能なし)「大友康平」12点
名人・特待生昇格試験
特待生4級「犬山紙子」1ランク昇格⇒【特待生3級】
◆お題:ハチミツ
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◆三上先生の評価
評価のポイント:気迫を感じる塗り込み
瓶の中にハチミツが入っているとパッと見てわかる。
手前はフチに付くように描かれている。
奥側は両端に隙間を空けている。
影がとても綺麗。
ハチミツが反射して黄色が映り込んでいる。
紙の後ろが汚れているが、絵を見る前に「今回頑張ったんだろうな」と思った。
だいぶ塗り込んだと思う。
◆◇◆ ◆◇◆
犬山さんの絵スゴイですよね!
本当にハチミツですよ!瓶入りの!
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