2023年6月15日放送の『プレバト才能ランキング』は「俳句・ストーンアート」の査定でした。
ストーンアートは面白くて大好きなので、皆さんのアイデアと画力にいつも感動してしまいます。
今回もすごかったのがしょこたん!
結婚後初のプレバト出演のしょこたんが、ストーンアートでも俳句でも大活躍の回でした。
俳句では、RGさんが大江裕さんに扮して登場してました。
いつか大江さんと共演して欲しいなぁ。
特に水曜日のダウンタウンのドッキリはいかがでしょう(笑)。
俳句の査定ランキング
◆俳句のお題:「夏の夕」
◆査定される人
- 徳光和夫
- 山口もえ
- 中川翔子
- RG(レイザーラモン)
特別永世名人 梅沢富美男
名人6段 立川志らく
特待生4級 春風亭昇吉
◆俳句の先生 夏井いつき先生
最下位4位(才能なし)「徳光和夫」20点
八十路夏
蛍照らせし
初デート
(昔椿山荘に蛍狩りでかみさんと最初のデートをした。「夏」も「蛍」も季語で重なってしまった。なんで気がつかなかったのか、という句)
◆夏井先生の添削後
君とゐて
椿山荘の
初蛍
◆夏井先生の添削
「夏」と「蛍」の季語は、蛍の方が思い出としては大事。
蛍は照らす生き物。
俳句で「君」を使うと恋愛対象になる。
椿山荘と書けばいい。ムードが出る。
(添削後)最後の「初」の初々しさがこの場面を包んでくれる。
こうすれば、何十年前かもねと読んだ人が想像してくれる。
3位(才能なし)「山口もえ」35点
夕暮れて
公園ベンチも
涼しげだ
(暑い夏の昼間に子どもたちが遊んでいて、公園の日が暮れてきて、1日が終わりかけて公園のベンチも静まり帰って涼しげという句)
◆夏井先生の添削後
夕涼や
公園ベンチ
一人きり
夕涼や
公園ベンチ
一人じめ
◆夏井先生の添削
「そうだね。」で終わるタイプの句。
上五と下五を合わせて、単語1つで言える。
それが季語「夕涼」。
そうすると5音残る。
これで何でもできる。
(添削後)この最後の5音はあなたがお家に帰ってもう1回やってみましょう。
2位(凡人)「RG(レイザーラモン)」60点
玄関に
恐れ入ります
ががんぼです
(ががんぼという蚊を大きくしたような虫。昼は見えないが、夕方から夜になると「おったんかい」。玄関にががんぼ。ブーンと飛ばない。「恐れ入ります」という感じで玄関にいる、という句)
◆夏井先生の添削後
玄関の
隅にががんぼ
夕間暮れ
◆夏井先生の添削
ががんぼになったつもりの台詞。
ご本人が思っているほど面白いわけではない。
あなたがががんぼを見た様子を語ったが、その観察はちゃんと出来ている。
その観察が出来ているなら、「恐れ入ります」と人の言葉を持ってこないで、ちゃんと描写しなさい。
観察できるくせに描写しようとしてない。
それがだんだん腹が立ってくるタイプ。
(添削後)もうね、下手なことしないでちゃんと俳句書いて!
1位(才能アリ)「中川翔子」70点
暮れなずむ
愛猫色の
夏の空
(夏の空の色は一瞬ごとにどんどん変わっていって、金色だったりオレンジになったりした瞬間に猫のことを思い出して、今どうしてるかなと思うことがよくあった、という句)
◆夏井先生の添削後
暮れなずむ夏や
愛猫色の雲
◆夏井先生の添削
これは中七の比喩の勝利。
「暮れなずむ」でだいたいどんな色が想像つく。
これを書いた人は猫をとても愛している人に違いない。
見事な展開。
これはおっちゃんの指摘のとおり、語順が惜しい。
語順を工夫すると、さらに2点3点は上がる。
◆順位まとめ◆
1位(才能アリ)「中川翔子」70点
2位(凡人)「RG(レイザーラモン)」60点
3位(才能なし)「山口もえ」35点
最下位4位(才能なし)「徳光和夫」20点
◆◇◆ ◆◇◆
しょこたんらしい素敵な俳句ですね。
絵も上手くて、漫画も描けて、俳句も上手い!
しかも可愛いなんて最強すぎる…。
RGさんはかつてのジュニアさんのような匂いがします(笑)。
今の俳人・ジュニアに生まれ変わる前は、なかなか香ばしい俳句を連発してましたもんね。
本気のRGさんの俳句を楽しみにしております。
姿はモノマネでOK!(笑)
名人・特待生昇格試験
特待生4級「春風亭昇吉」現状維持
夕焼けや
つくばいのある
美術館
(自然の音・空気・光を取り入れている現代美術館に「つくばい」という作品があった。水が入っていて光が反射してキレイだった、という句)
◆夏井先生の添削後
作品名
「つくばい」
夕焼美術館
◆昇格試験のポイント
中七「~のある」の是非←?
邪魔してるのは「のある」。一種の報告になっている。
話を聞いたらつくばいは作品。
鍵括弧をして作品とする。
(添削後)こうすればひとまず形にはなる。
名人6段「立川志らく」現状維持
夏至の古色蒼然
行商老婆
(行商の大きな荷物を担いで東京にやって来るおばあさん。タイムスリップした雰囲気が「古色蒼然」。それがいつまで経っても日が暮れず、荷物を背負ったおばあさんが電車に乗っている、という句)
◆夏井先生の添削後
行商の
老婆は夏至の
逆光に
◆昇格試験のポイント
四字熟語「古色蒼然」を使った効果の是非←四字熟語に頼りすぎ!
四字熟語を使ってはいけないという意味ではない。
この句に関しては、「古色蒼然」に頼りすぎていていて、肝心の描写が手薄になっている。
「夏至」は時候の季語なので映像がしっかりあるわけではない。
この四字熟語では季語が見えてこない。
むしろ老婆の様子のことを言っているのかなと読み手は判断する。
(添削後)夏至の1番長い日中、その逆光に老婆は立っている。
「に」の後の余白が広がっていくことで夏至という季語が認識される。
特別永世名人 梅沢富美男の締めのお手本
せせらぎの
1/F
夕蛍
(「1/F」は揺らぎ。蛍の光、小川のせせらぎなどの心地よいことを「1/F」という。蛍を見ていいなという気持ちを詠んだ句)
◆夏井先生の添削後
1/F
せせらぎも
蛍も
◆「締め」に相応しくない⇒ガッカリ!
【相応しくないの理由】
最近「1/F」を使った俳句を山のように見せられている。
おっちゃんが勉強するように、プレバト観ながら俳句作ってみようと思う人たちも勉強する。
「1/F」に出会って、なんか素敵な言葉使いたいという人が山ほど出てきている。
おっちゃんは今回勉強して作りたいと思ったという気持ちが悪いわけではない。
誰でも作れるような作り方をしてるから悪い。
(添削後)これでおっちゃんの言いたいことには繋がっている。
ただ今「1/F」はかなり作られていることだけは覚えておいて!
ストーンアートの才能査定ランキング
◆査定される人
- 立川志らく
- 山口もえ
- 村重杏奈
- 久保田かずのぶ(とろサーモン)
特待生5級 中川翔子
◆ストーンアートの先生:栗屋近先生(ストーンアーティスト)
◆採点ポイント 30点満点
- アイデア:10点
- 描写力:10点
- 石選び:10点
最下位4位(才能なし)「村重杏奈」6点
◆作品タイトル「乱刃血(ランパチ)」
◆採点ポイント
- アイデア:3点
- 描写力:1点
- 石選び:2点
- 合計:6点
◆栗屋先生のお手本ありました。
◆栗屋先生の評価
これは犬ですかね?
(実物の写真を見せられて)全然違う。
あの犬種は耳が立っているので、耳が前から見えて立って描ける石がベスト。
3位(凡人)「立川志らく」21点
◆作品タイトル「ランジャタイvsヨネダ2000」
本日プレバトストーンアートで発表した作品。表がランジャタイで裏がヨネダ2000。査定は凡人。でも楽しかった。 pic.twitter.com/yavNsxy3Tk
— 志らく (@shiraku666) 2023年6月15日
◆採点ポイント
- アイデア:7点
- 描写力:6点
- 石選び:8点
- 合計:21点
◆栗屋先生のお手本ありました。
◆栗屋先生の評価
- 〇:これはヨネダ2000さんですよね。リズムネタっぽい感じの。デコボコの立体感がある石に2人のキャラクターを石にまとめたのは面白い。
- ×:描写力が物足りない。明るいところにハイライトをつけると立体感も出る。
2位(才能アリ)「久保田かずのぶ(とろサーモン)」27点
◆作品タイトル「まだ発見されていない深海魚」
◆採点ポイント
- アイデア:9点
- 描写力:9点
- 石選び:9点
- 合計:27点
◆栗屋先生のお手本ありました。
◆栗屋先生の評価
石選びに成功。
シルエットが頭の部分と流れる尻尾の部分が良い捉え方をしている。
すごくカラフルで楽しい。
リアルなものを追及するというよりも、ポップな作品を作ろうという意図が伝わる。
1位(才能アリ)「山口もえ」28点
◆作品タイトル「メジロの親子」
◆採点ポイント
- アイデア:10点
- 描写力:8点
- 石選び:10点
- 合計:28点
◆栗屋先生のお手本ありました。
◆栗屋先生の評価
- 〇:石選びがすごく良い。ちゃんと下を向いているように見える。
- ×:鳥の羽毛はすごく柔らかい。そこがべったり塗られている。
◆順位まとめ◆
1位(才能アリ)「山口もえ」28点
2位(才能アリ)「久保田かずのぶ(とろサーモン)」27点
3位(凡人)「立川志らく」21点
最下位4位(才能なし)「村重杏奈」6点
特待生昇格試験
特待生5級「中川翔子」1ランク昇格⇒【特待生4級】
◆作品タイトル「夢と大好きな化石たち」
プレバト!
— 🍉中川翔子🍉🐈⬛ (@shoko55mmts) 2023年6月15日
ストーンアート!特待生昇格ありがとうございます✨😹やったー! pic.twitter.com/cWPMD7STnd
◆栗屋先生のお手本ありました。
◆栗屋先生の評価
恐竜の頭、すごく良い石。
ちゃんと目のところがくぼんでいる。
口の石の形も良い感じ。
骨格を尻尾の端まできっちり描写して丁寧。
1つでまとめる方が難しいが、作品の強さが違う⇒先生のお手本へ。先生からストーンアートの結婚祝い。
◆◇◆ ◆◇◆
さすがしょこたんでした!
先生のお手本はしょこたんへのお祝いでしたけど、金ぴかの化石になってました!
いいなぁ。
しょこたんも縁起が良いと喜んでました。
しょこたん、ご結婚おめでとうございます!
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